姉小路頼綱とは? わかりやすく解説

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姉小路頼綱

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/03 07:53 UTC 版)

姉小路 頼綱(あねがこうじ よりつな)は、戦国時代安土桃山時代武将大名公卿公家飛騨姉小路氏(三木姉小路氏)の当主。父は姉小路良頼(嗣頼)頼綱の正室斎藤道三の娘であるため、織田信長とは相婿の間柄になる。


注釈

  1. ^ 天正11年(1583年)のこととする説もある。
  2. ^ 美濃斎藤氏当主扱いとして斎藤利治と留守居の斎藤利堯は、飛騨街道入口の要所加治田城を領地として治めていた。頼綱は斎藤道三の娘、織田信長の正室濃姫の姉が正室であった。越中を山側から攻略するためにも、通路である飛騨国を治めている姉小路氏が同盟軍である意味は織田家にとって大きかった。斎藤利治と頼綱の年齢は同じである
  3. ^ 秀吉により、飛騨一国は金森氏に与えられた。
  4. ^ 京都においては妻(斎藤道三娘)と末子三木近綱と一緒に過ごした。
  5. ^ 姉小路頼綱が創建した善応寺にも墓所がある。

出典

  1. ^ 「岐阜県史」
  2. ^ 「明禄」
  3. ^ 田向重継項目参照
  4. ^ 姉小路頼綱正室
  5. ^ 姉小路基頼
  6. ^ 「飛州志備考」
  7. ^ 三木頼嗣・頼綱の縁戚にあたる禅昌寺の住職は歴代「みき」と呼ばれており、飛騨一之宮周辺に勢力を持った同名の「みつき」氏とは区別されている。
  8. ^ 元服前後に斎藤道三の娘との縁組が行われた可能性が高い
  9. ^ 姉小路高綱の正室は近衛家親族であり、姉小路良綱の後正室となりその子が頼綱とされている
  10. ^ 逸話によれば、守護代とその家臣を捕らえ尋問した後、頼綱は自ら断首したと伝わる
  11. ^ 『信長公記』
  12. ^ a b 中川太古 (2013.10.13). 現代語訳 信長公記. 新人物文庫 
  13. ^ a b c d 『言継卿記』
  14. ^ 『言継卿記』中の参内者名簿には記されていない。
  15. ^ 『信長公記』など
  16. ^ 谷口研語「織田家信長の側近武井夕庵の使いと十一日の要件」『飛騨 三木一族』新人物往来社、2007年、163頁。 
  17. ^ 信利の室は頼綱の姉妹
  18. ^ 白川郷の複雑な地形と、採掘技術を持った特殊集団衆と一向宗を統治していた内ヶ島氏と同盟を結ぶ事は、三木姉小路氏にとって有意義であったと推測される。
  19. ^ 後に姉小路頼綱を通して徳川家康に召し出された。
  20. ^ a b 小島城攻防戦において行方不明。
  21. ^ 鍋山氏を継承しており鍋山元綱と名乗っていた。
  22. ^ 親族である斎藤利治も信忠と共に死亡していた。
  23. ^ 斎藤利堯は加治田城城主として織田信孝の宿老として加治田・兼山合戦に勝利したのち、一族の稲葉一鉄の勧めもあり隠棲した。中濃地域も秀吉勢の森長可の領地となったため、飛騨は囲まれる形となり、南東の信濃国を領していた徳川家康が唯一繋がった形となる。
  24. ^ 三木近綱徳川家康による旗本出仕、森直綱の尾張徳川家出仕、向宣政が母の母国にて家老職、遠藤家婿養子、姉小路秀綱の子孫が飛騨国地主と三木顕綱の子孫等
  25. ^ 『寛政重修諸家譜』
  26. ^ 言経卿記
  27. ^ 岡村守彦『飛騨中世史の研究』戎光祥出版、2013年、325頁。 
  28. ^ 『飛騨・三木一族』「三木氏と幕府」 131-132頁
  29. ^ 姉小路良綱正室は江馬氏室であったが、16歳の若さで亡くなり、年代的にも子はいないとされている。後に江馬氏と頼綱が飛騨国統一で争い、江馬氏を追放した事も江馬氏の血を受け継いでいないとされる理由である。
  30. ^ 『飛騨・三木一族』「三木氏の女性たち」109-111頁
  31. ^ 『飛騨・三木一族』181-183頁
  32. ^ 「(三木氏略系) 飛州志」


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