埋め墓とは? わかりやすく解説

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うめ‐ばか【埋め墓】

読み方:うめばか

両墓制で、遺骸(いがい)を実際に葬るほうの墓。通常人里離れたところにつくり、墓標簡単にする。捨て墓いけばか。→詣(まい)り墓


うめばか 【埋め墓】


両墓制

(埋め墓 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/13 10:26 UTC 版)

両墓制(りょうぼせい)とは、遺体の埋葬地と墓参のための地を分ける日本の墓制習俗の一つである。遺体を埋葬する墓地と詣いるための墓地を一つずつ作る葬制で、一故人に対し二つの墓を作ることから両墓制と呼ばれる。遺体の埋葬墓地のことを埋め墓(葬地)、墓参のための墓地を詣り墓(まいりはか、祭地)と言う。


  1. ^ ただし、柳田も昭和20年の『先祖の話』の中では、「両墓制」という言葉を使っている。
  2. ^ 大間知篤三「両墓制の資料」(『山村生活調査第二報告書』、昭和11年)の「一 両墓制前書」に定義がある。
  3. ^ 『都道府県別日本の民俗分布地図集成』より。1973年~1983年の都道府県別に代表的な集落を選んで行った民俗調査に基づく。ただし、一部、両墓制及び葬制の調査項目がない府県がある。
  4. ^ 佐久市志編纂委員会編纂『佐久市志 民俗編 上』佐久市志刊行会、1990年、827 - 828ページ。


「両墓制」の続きの解説一覧

埋め墓

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/20 04:43 UTC 版)

両墓制」の記事における「埋め墓」の解説

遺体埋め埋葬地多く土葬基本とするが、稀に火葬改葬を伴うものも見られる人里離れた山林などが多く墓標をまったく建てずに埋葬する場合自然木、石、木製角柱墓標卒塔婆墓標用い場合、あるいは詣り墓同じよう石塔建てる場合など様々なパターンがある。集落ごとの共同墓地であることが多く、その埋葬地は家や年齢などによって区画分けされる場合もあれば、まったく決まり無く空いた土地埋めたり、古い墓地掘り起こして追葬する場合など様々である。埋め墓に参る期間も、埋葬後は一切埋め墓に参らない場合から、四十九日一周忌さらには五年、七年と言う長い期間を経て弔い上げをする場合など様々である。いずれにせよ弔い上げ終了後詣り墓墓参をするようになるまた、埋め墓の土を詣り墓盛っていく風習少なからず存在する。埋め墓の呼称としては様々なものがあるが、多い事例としてはミハカサンマイ三昧)、ボチ墓地)、ヒキバカなどがある(これらの呼称詣り墓呼称と逆の場合もある)。

※この「埋め墓」の解説は、「両墓制」の解説の一部です。
「埋め墓」を含む「両墓制」の記事については、「両墓制」の概要を参照ください。

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