国際試合での審判歴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 16:46 UTC 版)
2010年のFIFAワールドカップ南アフリカ大会における審判に選出され、高田静夫(1990年イタリア大会)、岡田正義(1998年フランス大会)、上川徹(2002年日韓大会・2006年ドイツ大会)に続き、ワールドカップで主審を務めた4人目の日本人となった。同大会では以下の4試合を担当した。 グループA・ ウルグアイ - フランス(6月11日、グリーン・ポイント・スタジアム) グループH・ スペイン - ホンジュラス(6月21日、エリス・パーク・スタジアム) グループF・ パラグアイ - ニュージーランド(6月24日、ピーター・モカバ・スタジアム) 準々決勝・ オランダ - ブラジル(7月2日、ネルソン・マンデラ・ベイ・スタジアム) ウルグアイ - フランス戦では判定のどれもが適切なものであったとされ世界各国のメディアにより高い評価を受け、準々決勝の審判も高評価を受けた。なお、ワールドカップで日本人審判が4試合の主審を務めたのは史上初である。 オランダ - ブラジル戦ではアリエン・ロッベンを踏みつけたフェリペ・メロを退場処分した。 このほか同大会では、7月7日の準決勝・ウルグアイ - オランダ戦 と7月11日の決勝・オランダ - スペイン戦 では、共に第4審判員を務めた。 なお同年の末にはFIFAクラブワールドカップ2010決勝(インテル×マゼンベ)の主審を務めた。この試合は副審の相樂亨・名木利幸も含めた日本人3人でジャッジされた。2013年6月、コンフェデレーションズカップの審判にも選ばれ、グループリーグ:スペイン - ウルグアイ戦の主審を務めた。 2014年のFIFAワールドカップブラジル大会でも、副審の相樂・名木と共に審判団を務めることが発表され、アジア出身で初めて開幕戦のブラジル - クロアチア戦(6月12日、アレーナ・デ・サンパウロ)の主審を務めた(この試合の判定で物議を醸すこととなる。後述)。次いでホンジュラス - エクアドル戦(6月20日)の第四審判をすることとなった。最終的に3位決定戦のブラジル - オランダ戦の第4審を務め、主審としての担当は1試合にとどまった。 2014年に、国際審判員を引退。現在は、国内のJリーグなどの試合の審判員として活動している。
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