固溶體とは? わかりやすく解説

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こよう‐たい【固溶体】

読み方:こようたい

複数物質がまじり合って均一な状態になっている固体合金多くこれにあたる。→混晶


固溶体


固溶体

読み方こようたい
【英】:solid solution

結晶構造中に他のイオン溶解して、完全に均一なとなった物質高炉スラグ主要な鉱物であるメリライトは、ゲーレナイトとオケルマナイトの固溶体である。

固溶体

 異な物質(元素)が互いに均一に溶け合った固相をいう。全組成域にわたって固溶体をつくる場合(完全固溶体、全律固溶体)と、限られた組成範囲でだけ固溶体をつくる場合がある。純物質結晶構造が同じ場合には完全固溶体を形成しやすい。

固溶体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/27 17:31 UTC 版)

固溶体(こようたい、solid solution)とは、2種類以上の元素金属の場合も非金属の場合もある)が互いに溶け合い、全体が均一の固相となっているものをいう。非金属元素同士が互いに溶け合った場合は、混晶(こんしょう)ともいう(固溶体とほぼ同じ意味で使われる)。合金鉱物に多く見られる。固溶体を作ることによって材料を強化することを固溶強化という。


  1. ^ 坪井誠太郎 『岩石學Ⅰ』 1939年 岩波全書91


「固溶体」の続きの解説一覧

固溶体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 05:43 UTC 版)

鉱物」の記事における「固溶体」の解説

詳細は「固溶体」を参照 結晶構造については、一定量までならば組成外の元素含んで維持できるため(固溶体)、同種の鉱物であっても化学組成には一定の幅がある。このとき固溶することのできる元素の量は、元素種類結晶構造依存する結晶構造極めて近い鉱物同士場合自由な割合固溶できる場合があり(連続固溶)、この場合はちょうど 1:1 になる組成を境にしてそれぞれ独立鉱物として命名する

※この「固溶体」の解説は、「鉱物」の解説の一部です。
「固溶体」を含む「鉱物」の記事については、「鉱物」の概要を参照ください。


固溶体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/02/21 04:05 UTC 版)

造岩鉱物」の記事における「固溶体」の解説

造岩鉱物について特筆すべきことは、その大多数が固溶体であることである。固溶体とは、均質な結晶固体)でありながら若干の合分が混和し構成されたと考えられるのである。その形はAxByCz...で表わされるもの。である。(ただし、固溶体の構成成分をA,B,C...とし、x,y,zの値に連続的な変化がある。

※この「固溶体」の解説は、「造岩鉱物」の解説の一部です。
「固溶体」を含む「造岩鉱物」の記事については、「造岩鉱物」の概要を参照ください。

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固溶体

出典:『Wiktionary』 (2019/08/16 12:14 UTC 版)

名詞

固溶体こようたい

  1. ある原子化合することなくランダム別の原子中に混じっ出来た一つ固相

上位語

翻訳


「固溶体」の例文・使い方・用例・文例

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