各務原鉄道K1-BE形電車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/16 10:27 UTC 版)
各務原鉄道K1-BE形電車(かがみはらてつどうK1-BEがたでんしゃ)は、現在の名鉄各務原線を敷設・運営した各務原鉄道が、同社路線の開業に際して1925年(大正14年)に導入した電車(制御電動車)である。形式称号はKB1形[3]およびKB形[4]とも呼称された。
|
|
注釈
- ^ 例えば後述する美濃電BD505形の「BD」は、「2軸ボギー構造」を意味するBと、「イングリッシュ・エレクトリック製のデッカー (Dick, Kerr) 系電装品を搭載する車両」を意味するDを組み合わせた記号である[5]。
- ^ 後年、他の側窓と形状を合わせた一般的な形状に改造され[8]、側面窓配置はD 3 2 2 3 Dとなった[4]。
- ^ M-15-Cは、イングリッシュ・エレクトリック (EE) 社の前身事業者の一つであるディック・カー・アンド・カンパニーが開発した、「デッカーシステム」と通称される電動カム軸式制御装置の一機種である[9]。同機種は本形式のほか、美濃電および各務原鉄道と同じく美濃電の傘下事業者である谷汲鉄道(後の名鉄谷汲線を敷設・運営した事業者)の両事業者が導入した間接制御仕様の4輪単車各形式においても採用された[9]。
- ^ 後年、配属された山形交通三山線の廃線に伴って蒲原鉄道へ再譲渡され、同社モハ91形91となった[11]。
出典
- ^ a b c d e f 「私鉄車両めぐり(27) 名古屋鉄道 3」(1956) p.35
- ^ a b c d e f g h 『最新電動客車明細表及型式図集』 p.1
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 「名古屋鉄道の車両前史 現在の名鉄を構成した各社の車両」 (1986) pp.170 - 171
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 「私鉄車両めぐり(87) 名古屋鉄道 終」 (1971) p.56
- ^ a b 「名古屋鉄道の車両前史 現在の名鉄を構成した各社の車両」 (1986) pp.169 - 170
- ^ a b c 『RM LIBRARY130 名鉄岐阜線の電車 -美濃電の終焉(下)』 p.7
- ^ a b c d e f g h i 『最新電動客車明細表及型式図集』 p.15
- ^ a b c d e 『RM LIBRARY130 名鉄岐阜線の電車 -美濃電の終焉(下)』 p.6
- ^ a b 鉄道技術史 - 岡崎南公園に保存中の名鉄401号電車 - 白井昭電子博物館(2007年5月9日) 2013年10月20日閲覧
- ^ a b c 『日本の私鉄4 名鉄』 p.117
- ^ a b 『RM LIBRARY78 山形交通三山線』 pp.38 - 39
- ^ 『名古屋鉄道社史』 p.277
- ^ a b 『名古屋鉄道社史』 pp.280 - 281
- ^ 「名鉄 モ800系レポート (2)」 (1973) p.72
- ^ a b c 「『モ』四五〇型電動客車共通運転許可申請並ニ車号変更届」
- ^ a b c 『RM LIBRARY130 名鉄岐阜線の電車 -美濃電の終焉(下)』 p.5
- ^ a b c d 「特集 白井昭の一口メモ」 (PDF) - 名古屋レールアーカイブス NRA NEWS No.13(2012年8月) 2013年10月20日閲覧
- ^ a b c 「電車をたずねて8 ローカルカラー豊かな名古屋鉄道揖斐・谷汲線」 (1973) p.41
- ^ a b 『私鉄の車両11 名古屋鉄道』 p.179
- 1 各務原鉄道K1-BE形電車とは
- 2 各務原鉄道K1-BE形電車の概要
- 3 仕様
- 4 運用
- 5 脚注
- 各務原鉄道K1-BE形電車のページへのリンク