労働分配率 -とは? わかりやすく解説

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ろうどうぶんぱい‐りつ〔ラウドウブンパイ‐〕【労働分配率】

読み方:ろうどうぶんぱいりつ

企業生み出した付加価値のうち、人件費として労働者支払われ割合企業生み出した付加価値労働者資本租税分配されるが、このうち労働者取り分を示す。


労働分配率

労働分配率とは、経済活動によって生み出された富が、家計サイド労働者)にどれだけ配分されているかを表す指標です。算出方法にはさまざまな定義がありますが、通常家計受け取る『雇用者報酬』を、『国民所得』、あるいは『GDP名目国内総生産)』で割って計算します

労働分配率

・労働分配率とは、事業活動通じて生み出される付加価値に対して人件費占め比率のことを言う。

付加価値とは、「売上高生産額)-外部購入費用仕入原価原材料費、外注費等)」を意味し物販サービス業場合には「付加価値粗利益」と考えていとされ
いる。労働分配率は以下のように計算され、労働分配率を用いることにより、人件費適性基準把握し経営体質評価をすることができる。

 労働分配率(%) = 人件費 ÷ 付加価値 × 100

一般的には適性基準30%以下が優良30%~50未満は良~不良50%以上は劣悪とされている。

日本の企業の労働分配率は、企業平均50%強、製造業平均60%弱であり、付加価値占め人件費割合は非常に高いといえる

人件費付加価値の上傾向が同じペース保っていれば、全体の労働分配率は同じ水準維持するが、人件費の上に対して付加価値の上ペース追いつかなければ労働分配率は増加し経営環境悪化することになる。従って、良好な経営状態維持するためには、人件費の上に応じて付加価値上昇させる施策を打つ必要があるといえる

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労働分配率

労働分配率とは、会社社員によって生み出され付加価値に対して給与人件費)として分配される割合示した指標の事を言います
労働分配率の中の付加価値とは、会社売上の中から、 仕入れ対す支払い、その他必要な支払い除いたもので、 会社がどれだけ商品価値付加して売上得たかを示します
一般的に労働分配率を算出するには以下の式が用いられます。
  労働分配率(%)=人件費/付加価値×100
  付加価値=売上高-変動費


労働分配率

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/15 22:38 UTC 版)

労働分配率ろうどうぶんぱいりつとは、経済学用語の一つで、企業において生産された付加価値全体のうちの、どれだけが労働者に還元されているかを示す割合。これは「人件費÷付加価値」で算出された百分率で表す。


  1. ^ a b 竹中平蔵 『竹中平蔵の「日本が生きる」経済学』 ぎょうせい・第2版、2001年、150頁。


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