劍璽とは? わかりやすく解説

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剣璽

宝剣神璽のこと

剣璽

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/20 09:40 UTC 版)

剣璽(けんじ)とは、第1義には、三種の神器(歴代天皇が伝世している三種の神器)のうちの[1])、すなわち、天叢雲剣八尺瓊勾玉を併せた呼称である[2]。神器の勾玉(あるいは神璽)とも呼ぶため、「剣璽」と称される。しかし第2義には、三種の神器の総称である[2]


注釈

  1. ^ 「渡御」の本義は、天皇や三后がお出ましになること[7]。また、神輿がお出ましになること[7]。ここでの用法は、神器がの側にあることから、第2義に近い。
  2. ^ 後白河法皇践祚の状況を記した『兵範記久寿2年7月23日条には、「剱璽奉渡、依無白晝儀(剣璽を渡し奉ること、白昼の儀に無きにより)」新天皇の践祚が24日の明け方に決定したにもかかわらず、渡御は夜まで延期されたことが記されている。
  3. ^ 第二次世界大戦後の1947年(昭和22年)月に廃止(昭和22年5月2日皇室令第12号)。
  4. ^ 第125代天皇の即位の際には、三権の長や閣僚に女性はいなかった。[14]

出典

  1. ^ 小学館『精選版 日本国語大辞典』、ほか. “”. コトバンク. 2019年11月4日閲覧。
  2. ^ a b 剣璽”. コトバンク. 2019年11月4日閲覧。
  3. ^ a b 柏木ほか 1997 [要ページ番号]
  4. ^ 京都御所と離宮 宮廷文化の美を撮る」『朝日新聞デジタル朝日新聞社、2008年。2019年11月4日閲覧。
  5. ^ 小学館『デジタル大辞泉』. “剣璽動座”. コトバンク. 2019年11月4日閲覧。
  6. ^ a b c ブリーン 2015, p. 137.
  7. ^ a b 渡御”. コトバンク. 2019年11月4日閲覧。
  8. ^ 加茂 1999.
  9. ^ 『官報』号外「宮廷録事」、大正15年12月25日(NDLJP:2956454/20
  10. ^ 『官報』号外「宮廷録事」、大正15年12月28日(NDLJP:2956457/18
  11. ^ a b 【図解・社会】剣璽等承継の儀の配置図(2019年5月)」『時事ドットコム時事通信社、2019年5月1日。2019年11月5日閲覧。
  12. ^ a b c d e f 中田絢子、島康彦「新天皇陛下「国民の象徴の責務果たす」 初のおことば」『朝日新聞デジタル』朝日新聞社、2019年5月1日。2019年11月5日閲覧。
  13. ^ a b c d e 新天皇陛下「国民に寄り添い、象徴の責務果たす」」『日本経済新聞日本経済新聞社、2019年5月1日。2019年11月5日閲覧。
  14. ^ 片山氏、女性初の列席=剣璽等承継の儀」『時事ドットコム』時事通信社、2019年5月1日。2019年11月4日閲覧。
  15. ^ 天皇陛下即位「象徴の責務を」」『NHK NEWS WEB』NHK、2019年5月1日。2019年10月4日閲覧。[リンク切れ]
  16. ^ 天皇ご一家、皇居へご転居」『産経新聞産経新聞社、2021年9月6日。2023年12月3日閲覧。
  17. ^ 天皇家の引っ越し 三種の神器「勾玉」を28年前に運んだ元侍従が明かす秘話「天皇は日本文化の継承者」」『AERA dot.朝日新聞出版、2021年9月23日。2023年12月3日閲覧。


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