モンポウ:前奏曲 第5番
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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モンポウ:前奏曲 第5番 | Prelude No.5 | 作曲年: 1930年 出版年: 1952年 初版出版地/出版社: Salabert |
作品解説
1927年から1944年にかけて作曲され、出版された10曲の《前奏曲》のうちの、5曲目《前奏曲 第5番》は、1930年に作曲された。前奏曲中、演奏される機会は比較的多い。A-B-Aの形をとる。二短調。
Aの部分は、4分の3拍子、モデラート、ドルチェ・カンタービレ。ゆっくりと歩むように奏される静かな和音の上で、下降する旋律が嘆くように歌われていく。魂のこもった一つ一つの音に、人生の重みがあり、自分自身への問いかけがあるように思われる。Bの中間部は、舞曲風。4分の2拍子、アニマート。装飾を加え、活発に動きつつも下降を繰り返す旋律には、やり場のない想いが情熱となって表れているようだ。標準演奏時間は約2分。
前奏曲第5番
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/19 05:00 UTC 版)
「5つの前奏曲 (ヴィラ=ロボス)」の記事における「前奏曲第5番」の解説
この作品は「Homenagem à vida social(社会生活へのオマージュ)」という副題がついており、調性はニ長調、テンポ指示は「Poco animato」と記されている。6/4拍子で書かれたこの前奏曲は、往時のリオ・デ・ジャネイロの上流階級が踊ったワルツを思わせるものである。
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