初級システムアドミニストレータ
資格区分 | 国家資格 |
資格概要&取得方法 | システムアドミニストレータ(シスアド)の主な役割は、業務の改善や効率化を図るために、エンドユーザーの立場から、企業に情報システムを導入していくことです。業務内容や社員からの意見・要望を踏まえてエンジニアに提案する一方、逆に情報システムに関する情報をキャッチし、それをどのように業務に反映させるかを模索していきます。また、システムの利用の仕方などを従業員に対して説明していくといった役目も果たします。 このような点からシスアドには、コンピュータの扱いや情報システムに関する知識はもちろん、経営についてもある程度詳しくなければなりません。そのスキルを持つ証となるのが、情報処理技術者試験制度のシステムアドミニストレータです。初級と上級の2つに分かれていますが、初級の試験では基礎知識が問われます。部門内の情報システム化を推進するリーダーを目指す上では、最適な資格だと言えるでしょう。また、将来、ITエンジニアを目指す人にとっても、基礎知識を得るためには、役に立つ資格です。 |
受験資格 | 制限なし |
受験料 | 5100円(税込み) |
合格率 | 28.1%(2005年度春期) |
試験日程 | 年2回実施。4月第3日曜日に春期試験、10月第3日曜日に秋期試験 |
試験会場 | 全国主要都市で実施 |
問い合わせ先 | 情報処理技術者試験センター( http://www.jitec.jp/) |
初級システムアドミニストレータ
別名:初級シスアド
【英】Systems Administrator, AD
初級システムアドミニストレータとは、経済産業省が、システムユーザーとしての知識や技能がある一定レベル以上であることを認定する国家資格の一種である。
主に、システムユーザー向けの資格で、例えば、システムを開発する際に、「このようなシステムを作りたい」という要求仕様を開発技術者に伝える立場の人物などが取得している。1994年に登場した当初は、「システムアドミニストレータ」という資格名称だったが、後の1996年に上級システムアドミニストレータが登場したことにより、「初級システムアドミニストレータ」と名称を改めた。情報処理技術者試験の中では一番容易とされている。
初級システムアドミニストレータは、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が試験を実施しており、開始当時は年に1回実施されていたが、受験者の増加により、2007年現在では年に2回、春(4月)と秋(10月)に行われている。試験の実施内容は、多肢選択方式で、午前と午後150分ずつとなっている。
参照リンク
情報処理推進機構:情報処理技術者試験センター:試験の概要 - (独立行政法人情報処理推進機構)
初級システムアドミニストレータ試験
(初級システムアドミニストレータ/ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/05 17:10 UTC 版)
初級システムアドミニストレータ試験(しょきゅうシステムアドミニストレータしけん、Systems Administrator Examination、略称:初級シスアド、略号:AD)は、情報処理技術者試験に存在した区分である。
- ^ a b 平成6年12月1日『官報』号外第225号、11ページ「官庁報告 国家試験 平成6年度秋期情報処理技術者試験合格者」
- ^ a b 平成21年6月18日『官報』号外第127号、1ページ「官庁報告 国家試験 平成21年度春期情報処理技術者試験合格者」
- ^ 平成6年通商産業省令第1号「情報処理技術者試験規則の一部を改正する省令」
- ^ 平成6年6月10日『官報』第1417号、14ページ「官庁報告 国家試験 平成6年度秋期情報処理技術者試験」
- ^ 平成8年5月21日、通商産業省令第49号「情報処理技術者試験規則の一部を改正する省令」
- ^ 平成10年12月8日『官報』号外第256号、64ページ「官庁報告 国家試験 平成11年度春期情報処理技術者試験」
- ^ 平成20年11月20日『官報』号外第255号、50ページ「官庁報告 国家試験 平成21年度春期情報処理技術者試験」
- ^ 平成19年12月28日、経済産業省令第79号「情報処理技術者試験規則等の一部を改正する省令」
- ^ ジュニアマイスター顕彰に係わる区分表(平成20年12月15日付)(archive)
- 1 初級システムアドミニストレータ試験とは
- 2 初級システムアドミニストレータ試験の概要
- 3 概要
- 4 沿革
- 5 その他
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