光同軸ハイブリッド伝送
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 17:17 UTC 版)
「ケーブルテレビ」の記事における「光同軸ハイブリッド伝送」の解説
光同軸ハイブリッド伝送(HFC:Hybrid Fiber Coaxial)は幹線部分を光ケーブル、柔軟性の要求される加入者付近を同軸ケーブルで伝送するものである。 特徴 同軸ケーブルのみに比べて大規模化が可能である。また、中継増幅器の数の減少も可能である。 最高伝送可能周波数が770MHzまであるほか、BS-IF帯まで利用可能なものすら存在する。後者の場合、BSデジタルの同一周波数パススルー方式による再送信が部分的に可能となる。 帯域を少数の加入者のみで分割するため、通信の高速化が可能である。 同軸ケーブルのみに比べて流合雑音が低減できるため、上り方向の通信速度の高速化が可能である。 古い規格にはレイテンシの問題が存在するものの、新しい規格(Low Latency DOCSIS)では解決されている。 通信の最大速度を上げるためにはデジタル変調の更なる多値化が必要となるため、伝送路の搬送波対雑音比(C/N比)を上げる必要がある。 全二重通信(複信)のためには光区間の拡大(Fiber Deep)による増幅器の除去が必要となる。 (→FTTxも参照のこと)
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