使徒時代とは? わかりやすく解説

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原始キリスト教

(使徒時代 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/26 00:23 UTC 版)

原始キリスト教(げんしキリストきょう、ドイツ語: Urchristentum)は、最初期のキリスト教とその教団。ここでは、キリスト教成立から『新約聖書[注釈 1]所収の文書が成立し始める1世紀半ばまでを扱う[注釈 2]。それ以降の1世紀後半からは「初期キリスト教」として別項で扱う。


注釈

  1. ^ 新約聖書』は徐々に正典化し、397年カルタゴ教会会議英語版で正式に認められた[1]
  2. ^ 松本宣郎新約聖書の成立を基準にして原始キリスト教と初期キリスト教を区分している[2]
  3. ^ 教理神学の概念」[4]
  4. ^ 山谷省吾は、当初の弟子たちの活動をキリスト教として説明しているが「しかし他面…ユダヤ教からも分離していなかった」とも指摘している[3]
  5. ^ 青山玄は「ユダヤ・キリスト教」と呼ぶ[6]
  6. ^ a b 「毎日ひたすら心を一つにして神殿に参り」『使徒言行録』2章46節、「ペトロとヨハネが、午後三時の祈りの時に神殿に上って行った。」『使徒言行録』3章1節(『新共同訳聖書』)。
  7. ^ 最初の執事はヘレニストであったといわれている。松本 (2009), p.24
  8. ^ 「ナザレ派」と呼ばれていた(手塚、2017年7月1日閲覧)。
  9. ^ 「世界中のユダヤ人の間に騒動を引き起こしている者、『ナザレ人の分派』の主謀者」『使徒言行録』24章5節(『新共同訳聖書』)。
  10. ^ 訳語「キリスト者」を採用するのは『新共同訳聖書』。『口語訳聖書』では「クリスチャン」。
  11. ^ 当初は悪意なく使われたようだが、勢力伸張に伴い一般人にとって否定的な意味合いになった(「クリスチャン」『キリスト教大事典』 (1968), p. 349)。
  12. ^ a b 父なる神その子キリスト聖霊とが一体という説。
  13. ^ 参照:偽りの教え4: 神は三位一体である”. エホバの証人. 2017年6月30日閲覧。

出典

  1. ^ 青野太潮「新約聖書」『岩波キリスト教辞典岩波書店、2002年。610-611頁。
  2. ^ 松本 (2009), pp. 31-32
  3. ^ a b c d 山谷 (1968), p. 391
  4. ^ a b c 三好迪「原始教団」『新カトリック大事典研究社Online Dictionary、2020年3月27日閲覧。
  5. ^ 『キリスト教大事典』 (1968), p. 391(「原始キリスト教」への「見よ項目」)。
  6. ^ a b c 青山玄「初代教会」『新カトリック大事典』研究社Online Dictionary、2020年3月27日閲覧。
  7. ^ a b 加藤 (2016), p. 67
  8. ^ a b 佐藤 (2003)
  9. ^ a b c d e f g h i j 松本 (2009), pp. 23-25
  10. ^ Bart D Ehrman (July 31, 2003). The New Testament: A Historical Introduction to the Early Christian Writings 3rd Edition. Oxford University Press. p. p496. ISBN 978-0195154627 
  11. ^ 波多野 (1950), p. 2
  12. ^ バラクラフ (1993), p. 19
  13. ^ 高橋 (1980), p. 73, p. 76
  14. ^ 新田 (1980), p. 18
  15. ^ フレンド (1993), p. 66
  16. ^ ダニエルー (1980), p. 36. ダニエルー (1996), p. 41.
  17. ^ 『使徒言行録』5章13節。
  18. ^ 『使徒言行録』11章26節。
  19. ^ ウォーカー (1984), p. 61参照。
  20. ^ a b ウォーカー (1984), p. 58
  21. ^ 野村
  22. ^ 秋山、2017年7月1日閲覧。
  23. ^ フスト・ゴンサレス 著、鈴木浩 訳『キリスト教神学基本用語集』教文館、2010年
  24. ^ ネメシェギ (1991), p. 286
  25. ^ 伊藤正孝、市雄貴『血を拒む「エホバの証人」--異端の輝きと悲惨』朝日ジャーナル:第27巻第27号(1985),p22.朝日新聞社
  26. ^ 森本 (2002), p.154
  27. ^ 中澤啓介『十字架か、杭か』新世界訳研究会、1999年
  28. ^ 松野 (1984), p. 7
  29. ^ a b c 松野 (1984), pp. 196-197


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