伊豫鉄道甲1形蒸気機関車とは? わかりやすく解説

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伊豫鉄道甲1形蒸気機関車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/15 20:23 UTC 版)

伊豫鉄道甲1形蒸気機関車(いよてつどうこう1がたじょうききかんしゃ)は、伊豫鉄道に在籍したタンク式蒸気機関車である。


注釈

  1. ^ 製造番号1774・1775。クラウス社固有の系列番号は4kk。
  2. ^ 製造番号2585・2584。クラウス社固有の系列番号は4bc。
  3. ^ 1・2は1888年8月に、そして3・4は1892年(明治25年)3月に松山へ来着している。
  4. ^ Sasga & Co. クラウス社の日本における代理店でもあった。
  5. ^ それゆえ、この方式は「クラウス・システム」とも呼ばれる。
  6. ^ この装置は後に同じクラウス社が設計を担当した、日本陸軍鉄道連隊双合機関車にも採用された。
  7. ^ 日本の軽便鉄道に最も広く普及したオーレンシュタイン・ウント・コッペル社製蒸気機関車はその典型例である。
  8. ^ 1900年(明治33年)5月1日実施。これにより両社線はそれぞれ城北線と郡中線に改称された。
  9. ^ 1・2のみ。3・4は当初よりこれを設置して竣工している。
  10. ^ 通常のテーパー付き円筒形煙突に交換し、その上端に金網を設けた。1911年(明治44年)に施工されたとされるが、この煙突を装備した状態で残された記録写真(岩崎・渡邉コレクション)の撮影時期から、実際には1900年代中頃までに改造が実施されていた可能性が高い。
  11. ^ それぞれ1が1930年(昭和5年)、2が1932年(昭和7年)、3・4が1936年(昭和11年)に施工された。その工事時期から改軌の段階では1・2が高浜・横河原・森松の各線、3・4が郡中線で使用されていたものと見られる。なお、改造内容は台枠の拡幅と車軸の新製交換(客貨車用を含め、改軌で必要となる車軸は原産国であるドイツの製鋼メーカーと住友金属工業に特注された)で、これにより水タンク容量が増積されて0.75tから1.08tに、運転整備重量も8.53tにそれぞれ増加した。なお、この際ブレーキも新造以来の手ブレーキに加えて蒸気ブレーキが追加されているが、連結器は従来通りのねじ式連結器のままで、また電化されなかった森松線などは軽便鉄道規格の建築限界のまま残されており、国鉄直通貨車等の運行は一切考慮されていなかった。
  12. ^ なお、2 - 4は現車の処分が廃車手続きに先行しており、車籍簿上は1955年の段階でも在籍扱いとなっていた。
  13. ^ これらのうち伊予鉄道本社前の1両は、上記の通り実機の1を修理する際にオリジナルの付属部品の多くを譲った実機の3の、後に残った台枠・ボイラーケーシング・車輪といった主要部品を再利用して製作された。譲った部品を複製品に置き換えたことや火室及びボイラー内部が再現されず空洞状態になっていることなどからレプリカ扱いとされているものの、全て新たに作成した純然たるレプリカとは一線を画する。
  14. ^ 運転台は輸入直後の1を模した開放型だが、煙突は通常型に交換後の姿であり、更に展示運転の便を考慮し軌間は1,067mmとされたため、厳密には考証を欠く。
  15. ^ これに対して増備車のD2形は14という車番からも明らかなように、甲5形14をモデルとしている。

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