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串山久美子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/16 05:10 UTC 版)

串山久美子
人物情報
生誕 (1959-10-23) 1959年10月23日(65歳)
長崎県
国籍 日本
出身校 武蔵野美術大学建築学科
筑波大学大学院 芸術研究科 総合造形コース
筑波大学大学院博士後期課程 人間総合科学研究科 芸術専攻
学問
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串山 久美子(くしやま くみこ、1959年10月23日 - )は、日本のビデオアーティストメディアアーティスト研究者

経歴

長崎県出身。武蔵野美術大学造形学部建築学科を卒業後、筑波大学大学院芸術研究科総合造形コースを修了[1]

武蔵野美術大学では建築家・竹山実に師事。学部3年次からビデオアートに関心を持つようになり、中谷芙二子が設立したビデオギャラリーSCANのワークショップに参加し映像表現への理解を深めた[2]

筑波大学では前衛芸術家・山口勝弘に師事し、1989年頃からはバーチャルリアリティにも関心を広げ、SIGGRAPHやARS Electronica、日本バーチャルリアリティ学会にも参加。研究と制作を並行して行いながら、早稲田大学、武蔵野美術大学などで非常勤講師を務める[2]

2007年から2025年まで首都大学東京(現・東京都立大学)に勤務し、同大学ではIDEEA Labを馬場哲晃と立ち上げ、インタフェースデザインインタラクションデザイン、教育、芸術表現に関する研究を行った。近年は福祉の分野にも関心を持ち、アートと福祉を結ぶ研究に取り組んでいる[2]。しかけ絵本のコレクター。

略歴

  • 1959年 - 長崎県に生まれる
  • 1981年 - 「SCAN '81 Autumn」(東京/ビデオギャラリーSCAN)入選
  • 1982年
    • 武蔵野美術大学建築学科卒業
    • 「2人展」(東京/デイリープラネット)
    • 「SCAN '82 Autumn」(東京/ビデオギャラリーSCAN)入選
  • 1983年
    • ビデオ・パフォーマンス『VIDE ORCETER Vol.1』(筑波大学芸術学系)
    • 「SCANNING POOL Vol.2」(東京/ビデオギャラリーSCAN)入選
    • ニュー・イメージ宣言/萩原朔美選出(東京イメージフォーラム)
    • 「香港国際録影芸術展」(香港)招待出品
  • 1984年
    • 筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了
    • 「建築がビデオになる日」を雑誌アーキソフトに掲載
    • 「第15回日本国際美術展(東京都美術館/京都市美術館)」入選
    • 「SCAN '84 Spring」(東京/ビデオギャラリーSCAN)入選
    • 「第13回モントリオール国際ニューシネマ・フェスティバル(モントリオール)」出品
    • 「女たちによる感性のモザイク 111展(愛知/トム・ギャラリー)
  • 1985年
    • 「日本前衛芸術未来展」(イタリア・ジェノバ)出品
    • 「ビデオ・カクテル 2展」(東京・NEWS)
    • 「ワールド・ワイド・ビデオフェスティバル 1985」(オランダ)出品
  • 1986年 
    • ニュービデオ・ジャパン(ニューヨーク)出品[3]
    • 「第16回日本国際美術展(東京都美術館/京都市美術館)」入選
    • ビデオ工房 V/TECT 設立
    • 「オーストラリア・ビデオ・フェスティバル」(オーストラリア)出品
  • 1987年
    • 第18回現代日本美術展(東京都美術館)入選
    • SCAN '87入選
  • 1988年
    • 「SCAN '88 Autumn」(東京・ビデオギャラリーSCAN)入選
    • ビデオ・インスタレーション展『壁のない家』15作品のビデオ(ビデオギャラリーSCAN)
  • 1989年
    • 「映像空間・触の棚」(東京/松浦画廊)個展
    • 「今日の映像」(富山/富山県立近代美術館)出品
  • 2007年 - 首都大学東京(現・東京都立大学)に勤務
  • 2014年 - 日本バーチャルリアリティ学会 理事
  • 2025年 - 東京都立大学を退任

展示

タイトル 場所
1985 個展 「HABITAT」 長崎コクラヤ・ギャラリー 3F
1985 個展 「壁のない家」 ビデオギャラリーSCAN
1988 ビデオ・インスタレーション展「壁のない家」 ビデオギャラリーSCAN
1989 個展「映像空間・触の棚」 松村画廊
1989 招待出品「今日の映像」 富山県立近代美術館

脚注

  1. ^ 串山 久美子 (Kumiko Kushiyama) - マイポータル - researchmap”. researchmap.jp. 2025年3月21日閲覧。
  2. ^ a b c ORPHEの活用事例 東京都立大学 インタラクティブアートスタジオ - ORPHE公式サイト”. ORPHE. 2025年3月21日閲覧。
  3. ^ New Video: Japan | MoMA”. The Museum of Modern Art. 2025年3月21日閲覧。



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