上手とは?

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うわ‐て〔うは‐〕【上手】

【一】[名]

位置方向上のほう。うえ。特に、風上川上などをいう。かみて。「風の上手にまわる」⇔下手(しもて)。

相撲で、四つに組んで相手差し手の上から相手まわしを取ること。また、その手。「上手を引く」⇔下手(したて)。

囲碁・将棋で、対局者のうち段位力量すぐれたほう。⇔下手(したて)。

犬追物(いぬおうもの)で、自分の馬の前に立つ射手

石帯(せきたい)の左の一端ついている革帯

【二】[名・形動

技能学問知識などが他よりすぐれていること。また、その人。「役者が一枚上手だ」「相手の上手を行く」

人を脅かすような態度をとること。また、そのさま。高飛車(たかびしゃ)。⇔下手(したて)。

「この—な物言い変に私を圧迫した」〈志賀暗夜行路


かみ‐て【上手】

上(かみ)の方。上座に近い方。「上手に座る」⇔下手(しもて)。

の上流の方。「上手の」⇔下手(しもて)。

舞台の、客席から見て右の方。⇔下手(しもて)。


じょう‐ず〔ジヤウ‐〕【上手】

[名・形動

物事やり方巧みで、手際のよいこと。また、そのさまやその人。「字を上手に書く」「テニスの上手な人」「時間使い方が上手だ」「聞き上手」「三国一舞いの上手」⇔下手(へた)。

口先で人のごきげんをとるのがうまいことまた、そのさまやその口先だけの言葉おじょうず。「上手を言う」「まあ上手な人だこと」

[派生] じょうずさ[名]


あげ‐て【上手・揚手】

〔名〕

事物を上にあげる人。また、あげている人。〔コリャード日本文典(1632)〕

遊女芸妓などをよんで遊興する人。

浮世草子傾城歌三味線(1732)三「揚手(アゲテ)があれば其日は其客の物」


うわ‐て うは‥ 【上手】

〔名〕

上の方。特に風上川上などをさしていう。⇔下手(したて)。

平家13C前)四「つよき馬をばうは手にたてよ

人情本春色梅児誉美(1832‐33)三「河上(ウワテ)に舟の見えねへのが山でごぜすと」

② (特に、江戸東京隅田川の上流の意から) 向島あたりをさしていう語。

人情本春色雪の梅(1838‐42頃か)初「今日何所だ。川上(ウハテ)か」

石帯(せきたい)の左の端についている革帯。本帯に付属し、腰の上方から石帯にはさむ。

日中行事(1334‐38頃)「束帯の人はうはてをはづす」

犬追物(いぬおうもの)で、自分の馬の前に立った射手。⇔下手(したて)。〔犬追物付紙日記(1460‐66頃か)〕

(5) 相撲で、相手差し手の上から相手まわしを取ること。また、その手。⇔下手(したて)。

浄瑠璃平家女護島(1719)一「有王が大たぶさ王が大唐輪、みだしかけふりかけ下手上手押合て」

(6)形動技芸才知などが、他の人よりすぐれているさま。また、その人。上手(じょうず)。また転じて、一段と悪いことにもいう。

古本説話集(1130頃か)二六「さきざきなに事も、長能(ながたう)はうはてをうちけるに」

浮世草子傾城色三味線(1701)大坂惣じて浮気男、我より上手(ウワテ)な人のする事をまなびたがれ共」

(7)形動) 人を威圧するような態度をとること。また、そのさま。たかびしゃ

酒中日記(1902)〈国木田独歩五月一三日「母は何所(どこ)までも上手(ウハテ)『何が余(あんまり)だね。それは此方(こっち)の文句だよ』」


かみ‐て【上手】

〔名〕 うえの方。上(かみ)の方。⇔下手(しもて)。

① 川の上流の方。

狂言記丼礑(1660)「ああ、いかふふかさうな、かみてへうって見ませう」

上座に近い所。

舞台の、客席から見て右手の方。

歌舞伎四天王楓江戸粧(1804)三立猪熊入道引き戻して上手(カミテ)へ突きやる

魚網引綱左の方。こうて。

袖中抄(1185‐87頃)二〇「よわくひけば、かみてもしもても綱ゆるびてわろければ」


こう‐て かう‥ 【上手】

〔名〕 (「かみて」の変化した語) 網の左の大綱

袖中抄(1185‐87頃)二〇「引く島の網のうけ舟波間よりかうてふさすとゆふしでてかく」


じょう‐しゅ ジャウ‥ 【上手】

〔名〕 =じょうず(上手)〔広益熟字典(1874)〕 〔隋書楊素伝〕


じょう‐ず ジャウ‥ 【上手】

〔名〕

① (形動物事にたくみなこと。その道にたくみで、すぐれていること。てぎわのよいこと。また、そのさまや人。巧者巧手名人

三代格‐一五・天元年781三月八日一町以賜歩射之上手

大和(947‐957頃)一三五「かへし、上ずなればよかりけめど、えきかねば書かず」

② (形動) おせじのうまいこと。如才(じょさい)のないこと。また、そのさま。おじょうず。口じょうず。

史記抄(1477)一七「天然人の気に合ふ様に上手な者があるものぢゃぞ」

江戸時代囲碁・将棋の七段の別称桃山時代召し出された碁将棋衆を上手衆と言ったのがその始まり江戸時代には免状は七段までで、上手に何子になったから何段を許すという形式を採り、上手になる外家家元外)でも僧形になれば御城碁出仕許された。

仮名草子仁勢物語(1639‐40頃)上「負け度重なりければ、主、其相手夜毎に上手を付けて、打たせければ」

④ (━する) たくみにはかりごとめぐらすこと。

源平盛衰記14C前)二八「人に上手(ジャウズ)せられぬ前に木曾を討たんとて」


じょう‐て ジャウ‥ 【上手】

〔名〕 =じょうず(上手)〔日葡辞書(1603‐04)〕


上手

読み方:ウワテ(uwate)

(1)ほかより優れている上位であること。
(2)風土川上
(3)石帯の左の端についている革帯


上手

棋力の上の人、特に駒落ち場合に駒を落とす方を指す。[←→下手]

上手

読み方:かみて

  1. 芝居にて舞台右の方
  2. 舞台向つて右方(うはう)が上手(かみて)。〔歌舞伎
  3. 舞台に向つて右手

分類 歌舞伎演劇

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上手

読み方
上手うわて
上手かみたい
上手かみて
上手かみで
上手じょうず

上手

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/22 14:03 UTC 版)

上手(かみて、かみで、うわて、じょうず)




「上手」の続きの解説一覧

上手

出典:『Wiktionary』 (2020/03/04 21:50 UTC 版)

名詞

(じょうず)

  1. 手際良いこと。
  2. お世辞
  3. 囲碁将棋で七段のをもつ人。江戸時代から昭和初期までの用語
  4. (じょうて) 上手物の略。一品制作精密工芸品

対義語

語義1

語義4

成句

翻訳

語義1

語義2

形容動詞

(じょうず)

  1. 技量巧みである。

活用

上手-だ 形容動詞活用日本語活用
ダ活用
語幹 未然形 連用形 終止形 連体形 仮定形 命令形
上手 だろ だっ

なら 無し
活用形基礎的結合
意味 語形 結合
推量意志 上手だろう 未然形 + う
過去・完了 上手だった 連用形 + た
否定 上手でない 連用形 + ない
自動詞 手になる 連用形 + なる
言い切り 上手だ 終止形のみ
名詞化 上手なこと 連体形 + こと
仮定条件 上手ならば 仮定形 + ば
様態 上手そうだ 語幹 + そうだ

対義語

翻訳

  • 英語: high-handed (en), overbearing (en)

和語の漢字表記

  1. うわて漢字表記
  2. かみて漢字表記



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