ヴォーロスとは? わかりやすく解説

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ヴォーロス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/19 20:17 UTC 版)

ヴォーロス[注 1]ウクライナ語: Велес, Волос、Volos [注 2])あるいはヴェーレス[注 3] (Veles [注 4]) は、スラヴ神話における地球、家畜、冥界である。


注釈

  1. ^ アレグザンスキー 1993伊東 2002中堀 2013で確認したカタカナ表記。他に、ワーナー 2004和田 1997ではヴォロスとも。
  2. ^ 伊東, 2002中堀, 2013和田 1997で確認した綴り。
  3. ^ アレグザンスキー 1993伊東 2002で確認したカタカナ表記。他に、和田 1997ではヴェレスとも。
  4. ^ 伊東 2002で確認した綴り。
  5. ^ 中世ロシアでは、牡牛座に近いプレアデス星団をvolosynyなどと表記した[5]
  6. ^ 伊東によれば、この時聖ブラシウスに習合されたのは、ヴォーロスと呼ばれ家畜の神であった神格のみ(ヴェレスではなく)であるという[17]。聖ブラシウスもまた家畜を守るとされており、彼の名前がロシア語で変化して「ヴォーロス」となったという説もあるという[12]

出典

  1. ^ Marjanić 2009, p. 180.
  2. ^ Успенский, Борис Александрович (1982). Филологические разыскания в области славянских древностей. Реликты язычества в восточнославянском культе Николая Мириликийского. Moscow State University. http://www.gumer.info/bibliotek_Buks/Culture/usp/02.php 
  3. ^ a b ヴャチェスラフ・イヴァーノフ ウラジーミル・トポロフヴェーレス//世界の人々の神話/ Ch。 ed。セルゲイ・トカレフ。 -モスクワ:ソビエト百科事典、1987 .-- T. 1., p. 227.「ヴェーダ神話では、ヴリトラと牛をむさぼり食う神ヴァラがヴォロスと一緒になります。「主な神話」の陰謀によると、ヴォロスは雷神ペルーンの敵であり、その家畜を奪います。」。(В ведийской мифологии с Велесом сближают богов Вритру и Валу, пожирающего скот. Согласно сюжету "основного мифа", Велес был противником Перуна-громовержца, похищающим его стада́).
  4. ^ 中村訳 1985, p. 14.
  5. ^ 中堀 2013, pp. 112-113.
  6. ^ a b 中堀 2013, p. 113.
  7. ^ ワーナー 2004, p. 15.
  8. ^ ワーナー 2004, p. 16.
  9. ^ a b c d 和田 1997, p. 151.
  10. ^ a b Katičić, Radoslav (2008). Božanski boj: Tragovima svetih pjesama naše pretkršćanske starine. Zagreb: IBIS GRAFIKA. ISBN 978-953-6927-41-8. https://hrcak.srce.hr/45678 
  11. ^ a b 中堀 2013, p. 112.
  12. ^ a b c d e f 伊東 2002, p 52.
  13. ^ a b アレグザンスキー 1993 p. 64.
  14. ^ ワーナー 2004, p. 17.
  15. ^ ワーナー 2004, p. 18.
  16. ^ アレグザンスキー 1993 p. 65.
  17. ^ a b c d 伊東2002, p. 53.
  18. ^ 木村訳 1983, p. 155.
  19. ^ ワーナー 2004, p 14.


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