ビスマール【Wismar】
読み方:びすまーる
ヴィスマール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/14 06:50 UTC 版)
ヴィスマール (Wismar ドイツ語発音: [ˈvɪsmaɐ]) はドイツ北部、バルト海に面した小都市である。2021年12月31日現在の人口は約4.3万人(1905年の人口は21,902人であるため、100年間で人口が倍増したことになる)。かつてハンザ同盟都市の一つであった。現在はドイツのメクレンブルク=フォアポンメルン州ノルトヴェストメクレンブルク郡の郡都。ヴィスマルとも表記される。
- ^ Statistisches Amt M-V – Bevölkerungsstand der Kreise, Ämter und Gemeinden 2021 (XLS-Datei)
- ^ Dieter Berger: Duden, geographische Namen in Deutschland: Herkunft und Bedeutung der Namen von Ländern, Städten, Bergen und Gewässern. Mannheim/Leipzig/Wien/Zürich: Dudenverlag, 1993 (ISBN 3-411-06251-7), S. 278.
- ^ Lexikon des Mittealters. Bd. IX. München: LexMA Verlag (ISBN 3-89659-892-9). Sp. 259.
- ^ エーディト・エネン『ヨーロッパの中世都市』(佐々木克巳訳)岩波書店、1987年、(ISBN 4-00-002373-X) 、232-233頁。
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- ^ エーディト・エネン『ヨーロッパの中世都市』(佐々木克巳訳)岩波書店、1987年、(ISBN 4-00-002373-X) 、278頁。
- ^ 阿部謹也訳『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』岩波文庫 1990年 (ISBN 4-00-324551-2) 226-228頁。- 藤代幸一訳『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』法政大学出版局 1979年 185-186頁。
- ^ Lexikon des Mittealters. Bd. IX. München: LexMA Verlag (ISBN 3-89659-892-9). Sp. 259.
- 1 ヴィスマールとは
- 2 ヴィスマールの概要
- 3 歴史
- 4 出身者
ヴィスマール
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「シュトラールズント歴史地区とヴィスマール歴史地区」の記事における「ヴィスマール」の解説
詳細は「ヴィスマール」を参照 ヴィスマールは1229年に建設された都市である。三十年戦争を経て、シュトラールズントとともにスウェーデン領となった(1648年 - 1803年)。ヴィスマールは メクレンブルク大公国領となった後もスウェーデンとの繋がりが曖昧な形で残存し、正式にドイツ領となったのは1903年のことであった。 市庁舎が面するマルクト広場は100メートル四方で、「北ドイツのもっとも美しい広場」という評価もある。広場に面する家々は幅広い時代にまたがって時代ごとの建築様式を伝えており、ハンザ商人たちが建てたものの他、スウェーデン時代に建てられた淡い色のファサードの建物が混在する。 そのマルクト広場に面する建物の一つが、ヴィスマール最古の建築物でもある1380年建設のアルター・シュヴェーデ(「年寄りのスウェーデン人」の意味)である。1878年以降は、居酒屋になっている(レストランと表現する文献もある)。アルター・シュヴェーデが広場の東側に面するのに対し、南側には、ヴァイマール名物のビール醸造とも結びつく古井戸のある建物ヴァッサークンストがある。これは1602年に建てられ、19世紀半ばに現存する形に整えられたもので、クンスト(芸術)を含む名称は19世紀半ばの改築に伴うものであった。 聖マリア教会(マリエン教会)は第二次世界大戦で被災し、1960年に塔以外が取り壊された。残された高さ80 メートルの塔は、かつては入港する船にとって、目印として機能していたものである。 聖ニコライ教会はフランスの大聖堂を手本として、1380年から1508年にかけて建てられたものであり、レンガ建築の聖堂としては世界で2番目の高さを持つ(1位はリューベックの聖母マリア教会(英語版))。教会堂の天井の高さはドイツで4番目。内部では、1430年ごろ作製の、様々な聖人の彫像に飾られた「小売商人ギルドの祭壇」をはじめとする豪華、多彩な調度品に飾られている。 聖ゲオルク教会もレンガ造りの聖堂で、13世紀末から15世紀に建てられた後期ゴシック建築である。聖マリア教会、聖ゲオルク教会は第二次世界大戦で大きく被害を受けた上、聖ニコライ教会ともども、ドイツ民主共和国時代に大きく損なわれたが、ドイツ再統一後に修復されている。 16世紀建設のシャッベルハウス (Schabbellhaus) は、当時、市長を勤めた豪商のヒンリヒ・シャッベルの邸宅であり、現在は歴史博物館になっている。この建物はネーデルラント・ルネサンス様式の赤レンガ造り3階建ての建物で、ハンザ商人のかつての館の様子を知るのに好適である。 世界遺産登録面積は80 ha(緩衝地域 108 ha)である。 マルクト広場 アルター・シュヴェーデ 聖マリア教会の塔 聖ニコライ教会 聖ゲオルク教会 シャッベルハウス
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