ワーキングホリデー
ワーキング‐ホリデー【working holiday】
読み方:わーきんぐほりでー
特に青少年に対し、他国で働きながら休暇を楽しむのを認める制度。通常、観光ビザでの労働は許されないが、青少年が他国の理解を深めることを目的として特別に許可するもの。ワーホリ。
[補説] 英連邦諸国の間で始まった制度だが、日本でも取り入れられ、2023年3月現在、27か国・地域との間で実施されている。
相手国・地域(括弧内は制度開始年)
オーストラリア(1980)、ニュージーランド(1985)、カナダ(1986)、韓国(1999)、フランス(2000)、ドイツ(2000)、英国(2001)、アイルランド(2007)、デンマーク(2007)、台湾(2009)、香港(2010)、ノルウェー(2013)、ポルトガル(2015)、ポーランド(2015)、スロバキア(2016)、オーストリア(2016)、ハンガリー(2017)、スペイン(2017)、アルゼンチン(2017)、チリ(2018)、アイスランド(2018)、チェコ(2018)、リトアニア(2019)、スウェーデン(2020)、エストニア(2020)、オランダ(2020)、ウルグアイ(2023)
ワーキングホリデー(わーきんぐほりでー)
外国を旅行するさい、国際理解・親交を目的として、観光ピザでのアルバイトを認める、というのがワーキングホリデー制度である。ワーキングホリデー制度を利用すると、1年間を最長として、訪問国でアルバイトをしながら滞在することができる。現在、協定を結んでいるのはオーストラリア、ニュージーランド、カナダ、韓国、フランスの5ヶ国である。
このワーキングホリデー制度は、特に若い人を対象としていて、年齢制限がある。多くの場合、18才~30才であることが必要である。
ワーキングホリデー制度では若い人が長期間、実際の仕事も体験しながら、生の生活に触れることができる。例えば半年間はアルバイトして、残りの半年間はその国を旅行する、といったこともできる。
制度は1980年にオーストラリアとの間で初めて設けられた。以来、1985年にニュージーランド、1986年にカナダ、1999年に韓国とフランス、と協定国もだんだん増えてきた。また、それに伴って利用者も増えており、近年は毎年1万人以上の利用がある。
(2000.07.23更新)
ワーキングホリデー
・ワーキングホリデーとは、二国間の協定に基づき、両国の相互理解・友好関係の促進及び広い国際視野を持った青年の育成を目的に、青年(18歳~25歳または30)に対して認められた査証および出入国管理上の特別な制度である。
・ワーキングホリデーは、原則として各国ごと一生に一度しか取得することができず(2005年11月よりオーストラリアのみ一定の条件を満すことにより、2回目の取得が可)、最長1年間異なった文化の中で休暇を楽しみながら、その滞在資金を補うため付随的に労働が許可された制度である。
・現在日本は、9ヵ国間(オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、韓国、フランス、ドイツ、イギリス、アイルランド、デンマーク)において協定を結んでいる。
・中でもオーストラリアへの渡航者は全渡航者の半分を占めるほど人気が高く、オーストラリア国内においても過疎地域での人手不足を補う非常に重要な労働力とみなされている。
・ワーキングホリデーといっても、各国ごとにビザの条件、申請資格や発給人数などに違いがあり、またそれらは絶えず変化しているため、大使館などで情報を確認することが重要である。
ワーキング・ホリデー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/22 00:06 UTC 版)
ワーキング・ホリデー (英語: Working Holiday)とは、2国間の協定に基づいて、青年(18歳~25歳、26歳、29歳または30歳)が異なった文化(相手国)の中で休暇を楽しみながら、その間の滞在資金を補うために一定の就労をすることを認める査証及び出入国管理上の特別な制度である。
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ワーキング・ホリデー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 07:46 UTC 版)
「ホリデーシリーズ」の記事における「ワーキング・ホリデー」の解説
7月(映画版は春休み)、主人公のホスト沖田大和(おきた やまと)は、ホストクラブ「クラブ・ジャスミン」で「ドンペリ」のコールが掛かる中、自身と雪夜を指名してくれた常連客ナナの接客にあたっていた。その接客中の沖田の前に突然1人の小学生が現れた。小学生は沖田を「父」と呼び、「神保進(じんぼ すすむ)」と自己紹介の挨拶を行った。同日、沖田が住まいとする寮に案内された進は、しばらくの間、沖田との共同生活を提案する。息子の存在、その職場への突然の訪問に沖田は混乱し抵抗を試みるも、進が退かない意志を示したことに観念、抵抗する中で進の弱味を握り、改善の提案を進が呑んだことで進の滞在を了承することにした。 再会も束の間、沖田は「クラブ・ジャスミン」店内で暴力を振るい、責任をとってオーナーのジャスミンから「クラブ・ジャスミン」を解雇される。次の就職先は「クラブ・ジャスミン」オーナーの紹介による新進の配送会社「ハニービー・エクスプレス」だった。ミニバンの自動車を備え、沖田自身も自動車を運転できる中、沖田に示された車は車種の分類上、会社的に助かる特性を備えたリヤカーだった。沖田は不安に駆られながらも、進を胸に覚悟を決める。
※この「ワーキング・ホリデー」の解説は、「ホリデーシリーズ」の解説の一部です。
「ワーキング・ホリデー」を含む「ホリデーシリーズ」の記事については、「ホリデーシリーズ」の概要を参照ください。
ワーキング・ホリデー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 06:27 UTC 版)
ワーキング・ホリデーに来る青年も多い。魅力として、 ケアンズ近郊にあるグレートバリアリーフでは、サンゴ礁などの大自然に恵まれているため、ワーキング・ホリデー協定締結国の中で最もマリンスポーツが楽しめ、各種アクティビティやスポーツ施設が充実している。 オーストラリアは、一定の条件を満たすことにより2回目のワーキング・ホリデー・ビザ取得が可能である。 日本から近い上、時差が少なく、治安が良い。親日的な者が多い。 物価(フラット(賃貸住宅)の家賃や食費など)が安い上、熱帯性気候のため、暖房もほとんど必要なく、洋服などにあまりお金がかからないので生活費を安く上げることができる。 仕事が多い。日本語が観光業やサービス業(ツアーガイド、各オプショナルツアーの日本人スタッフ、お土産屋や免税店のスタッフ、ブライダルカンパニーの日本人スタッフ、日本食レストラン、貴金属店)など求職上有利に働く。しかし、近年は日本人観光客の減少を受け、仕事も減少している。ケアンズ近郊の街ではダイビングなどのマリンスポーツ指導員や果樹収穫の仕事もある。 日本語情報が豊富である。多くの観光客や日本人在住者がいる といったことが挙げられる。
※この「ワーキング・ホリデー」の解説は、「ケアンズ」の解説の一部です。
「ワーキング・ホリデー」を含む「ケアンズ」の記事については、「ケアンズ」の概要を参照ください。
ワーキング・ホリデー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/09 09:21 UTC 版)
「中華民国の査証政策」の記事における「ワーキング・ホリデー」の解説
対象国は以下の15ヶ国である。 イギリス アイルランド オーストラリア カナダ 韓国 オーストリア ドイツ 日本 ニュージーランド ベルギー スロバキア ポーランド チェコ フランス ルクセンブルク
※この「ワーキング・ホリデー」の解説は、「中華民国の査証政策」の解説の一部です。
「ワーキング・ホリデー」を含む「中華民国の査証政策」の記事については、「中華民国の査証政策」の概要を参照ください。
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