リリアン女学園(その他)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/27 02:27 UTC 版)
「マリア様がみてるの登場人物」の記事における「リリアン女学園(その他)」の解説
福沢 みき(ふくざわ みき) 声 - さとうあい、植田佳奈(高等部時代) 祐巳と祐麒の母。リリアン女学園OGで、旧姓は祝部(ほうりべ)。高等部時代、当時3年生だった清子から本にサインをしてもらったが、本が図書館の蔵書である「枕草子」だったため弁償した過去がある。また、白薔薇さまこと佐藤聖のファンであり、祐巳と親しいことを喜ぶが、佐藤聖がどういう人物であるかは祐巳の計らいにより知らないでいる。 小笠原 清子(おがさわら さやこ) 声 - 相沢恵子、伊藤美紀(高等部時代) 祥子の母。小説では「長き夜の」から登場。リリアン女学園OGだが薔薇さまではなかったらしい。華族「菊なんたら家」の出身。 生まれながらのお嬢様で「なかきよ」など古風な習慣に通じる一方で、祥子以上に常識に疎いところがある。そのため、コンビニエンスストアの存在さえも知らず、ひょんなことで蓉子に教えてもらってからは、祥子がうんざりするほどコンビニの「鍋焼きうどん」にはまってしまった時期がある。 作る料理はおいしいのだが、朝食のパンを作ろうものなら小麦粉から(祥子談)という完璧主義者で、しばしば料理の完成にとんでもない副作用(「時間がかかる」「膨大な量が出来る」など)が生じている。 彩子(さいこ) 声 - 竹村叔子 清子の母で、祥子の祖母。小説では「パラソルをさして」の会話中に登場。リリアン女学園OG。祥子が2年生になって間もなく入院、1年後に容態が悪化し危篤状態に陥る。 祐巳とは直接の面識はないものの、祥子が楽しそうに話すことから祐巳のことを好きになっており、祐巳には病気のことは話さないように祥子に頼んでいた。 ケンカ別れした学生時代の友人との再会を望んでおり、祥子が連絡を取ろうとしたそのときに彼女が現れ、死の前に和解することができた。その友人が池上弓子であるかどうか、祐巳はあえて知ろうとしていない。 二条 菫子(にじょう すみれこ) 声 - 滝沢久美子 乃梨子の大叔母でリリアン女学園OG。千葉に実家のある乃梨子は彼女の家(マンション)に下宿してリリアンに通っている。 年齢・職業共に不明で、自宅でだらしなくくつろぐ姿は乃梨子いわく「天使や子羊たちの数十年後の姿」(年齢不詳とされているが、リリアン入学直後の乃梨子が「十五の自分の四倍以上も生きている」と表現している部分があるため、還暦は過ぎていると思われる)。乃梨子のリリアン受験は菫子たっての希望(受験費用も彼女が直接出した)。 リリアンの外部試験は元在校生やその血縁者には甘い部分があるらしく(鵜沢美冬談)、乃梨子の入学に多少なりと影響があると思われる。乃梨子とは年の離れた友人のような付き合いで、年長者ならではのアドバイスをしばしば送っている。 アニメでは第4期放映時点で未登場で、乃梨子の「大叔母と一緒に暮らしている」という台詞はあったが、名前は出ていない。 島津 律(しまづ りつ) 由乃の母。リリアン女学園OGで、旧姓は支倉。『ステップ』の登場時は、リリアン女学園2年菊組。佳月の親友で、お互いに一番大好きな存在と言える程仲が良い。兄の徳(いさお)の友人である甲太(こうた)と付き合い、一度は別れを切り出すが、「男の人の中で一番好き」という結論に辿り着き復縁。後に、甲太と結婚した。高校当時は、娘の由乃と同じく髪を三つ編みにしていた。 支倉 佳月(はせくら かづき) 声 - 佐藤しのぶ 令の母。リリアン女学園OGで、旧姓は代田(しろた)。『ステップ』の登場時は、リリアン女学園2年菊組。律の親友。律が男性と付き合っていることを突然知らされ動揺するが、後に律と交際相手である甲太の仲を応援。この縁で、彼の親友でもある律の兄・徳と知り合い、後に結婚した。 春日 せい子(かすが せいこ) 声 - 宮寺智子 リリアン女学園OGにして、作中小説「いばらの森」の作者。ペンネームは「須賀星」。 リリアン女学園学園長のシスター・上村と自分との間に起こった出来事を小説として発表したが、当人は長らく佐織が死んだものと思っていた。「いばらの森」がリリアン内で話題になったことがきっかけで、数十年ぶりに2人は再会することになる。 加東 景(かとう けい) 声 - 斎賀みつき リリアン女子大学1年生で聖と同級生。ただし1年留年しており、実年齢は聖よりひとつ上。セミロングの黒髪に眼鏡をかけた大人びた女性で、気に入った人にはあれこれ世話を焼くタイプ。 聖と名前が似ており、それにより入学早々に聖を知ることになる。聖とはそのことがきっかけで共に旅行に行くほどの親しい友人となった。 祐巳と祥子の大喧嘩の際、聖と共に祐巳の心をケアした。 池上 弓子(いけがみ ゆみこ) 声 - 高島雅羅 加東景の下宿先の主人である老婦人。リリアン女学園OG。祥子と大喧嘩をした祐巳の心をケアした1人。加東景曰く「人間嫌いであるようなふしがある」。瞳子曰く、「眉間に深い皺と頬の浅い皺から長らく笑わなかった人」とのこと。家族はいるが、離れて暮らしており、下宿を開いたのは心配した家族による。過去に友人と喧嘩別れをしており、祐巳との出会いをきっかけに会いに行く。相手が祥子の祖母である彩子かどうか、祐巳はあえて確認していない。 綿子(わたこ) 『ステップ』に登場する、リリアン女学園2年菊組のクラスメイト。支倉律・代田佳月の同級生。普段は人と群れず、クールで大人びているが、機微に通じて頼り甲斐がある。 ゴロンタ 声 - 斎藤千和(Webラジオ内ドラマ『魔法少女志摩子』のみ) まだ子猫だった頃、カラスに襲われている所を聖に助けられた野良猫。当時餌付けをしていた聖以外の人間にはほとんど懐かない。聖によって「ゴロンタ」と名付けられたが、他にも呼び名がある。祐巳の学年では、お昼時になると現れることから「ランチ」、令の学年では「メリーさん」などと呼ばれている。また、ラジオドラマでは乃梨子が「運慶」、瞳子が「エリザベート・アメリア・オイゲーニュ」と呼んでいた。忘れられがちだが性別はメス。ちなみに聖は昔、ゴロンタをただ「ねこ」と呼んでいた。 ラジオドラマ『魔法少女志摩子』では、志摩子に変身用のロザリオを渡し、人語を話す猫として登場している。
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