リビアディナールとは? わかりやすく解説

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リビア・ディナール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/17 03:59 UTC 版)

リビア・ディナール
دينار ليبي
1ディナール札(裏)
ISO 4217
コード
LYD
中央銀行リビア中央銀行
 ウェブサイトwww.cbl.gov.ly
使用
国・地域
リビア
補助単位
 1/1000ディルハム
通貨記号ل.د(アラビア文字)、
LD(ラテン文字)
硬貨50ディルハム, 100ディルハム, LD¼, LD½
紙幣LD¼, LD½, LD1, LD5, LD20, LD50

リビア・ディナールدينار ليبيLibyan dinar)は、リビア通貨単位。ISO 4217コードはLYD。補助通貨はディルハム(درهم)で、1リビア・ディナール=1000ディルハムである。

リビア人にはジニ(アラビア語西リビア方言)もしくはジネー(同東リビア方言)と呼ばれることが多く、公式な場以外でディナールの名称が使われることは稀である。

歴史

1951年リビア連合王国(後にリビア王国)が独立すると、新たな国家の統一通貨としてリビア・ポンドが発行されたが、1969年ムアンマル・アル=カッザーフィー(カダフィ)率いる将校クーデターによって王政打倒・共和制移行が実現された。王国時代の通貨リビア・ポンドはその後も暫定的に使われ続けたが、1971年デノミが行われ、新通貨としてリビア・ディナールが導入された。

硬貨

主に流通しているのは50ディルハム、100ディルハム、¼ディナール(250ディルハム), ½ディナール(500ディルハム)の4種類。かつては1、5、10、20の各ディルハム硬貨も発行されていたが、現在では使われることは稀である(法定通貨としての地位は保っている)。

紙幣

1971年のデノミでリビア・ディナールが導入されたことにより、新通貨の紙幣として¼、½、1、5、10ディナール札が発行された。2002年に20ディナール札、2008年には50ディナール札が加わっている。

2011年カダフィ政権が崩壊すると、カダフィの肖像を描いた1、50ディナール紙幣はデザインが変更され、その他の紙幣のデザインもマイナーチェンジされた。2015年からは新紙幣の発行が開始し、さらに2019年からはポリマー紙幣が順次発行されている。

脚注

関連項目

外部リンク

リビア・ディナール
先代
リビア・ポンド
理由:革命 (1969年)
比率:等価
リビアの通貨
1971 –
次代
現在



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