ユナイテッド&コレクティブとは? わかりやすく解説

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ユナイテッド&コレクティブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/31 06:23 UTC 版)

ユナイテッド&コレクティブ株式会社
UNITED&COLLECTIVE CO.LTD.
種類 株式会社
機関設計 監査役会設置会社[1]
市場情報
東証グロース 3557
2017年2月23日上場
本社所在地 日本
107-6023
東京都港区赤坂一丁目12番32号 アーク森ビル23F
北緯35度40分1.6秒 東経139度44分24.6秒 / 北緯35.667111度 東経139.740167度 / 35.667111; 139.740167座標: 北緯35度40分1.6秒 東経139度44分24.6秒 / 北緯35.667111度 東経139.740167度 / 35.667111; 139.740167
設立 2000年7月
業種 小売業
法人番号 8010401089756
事業内容 飲食店の経営
代表者 代表取締役 坂井英也
資本金 599,908千円(2018年7月末現在)
発行済株式総数 3,011,300株(2018年7月末現在)
売上高 7,294,543千円(2019年2月期)
営業利益 209,402千円(2019年2月期)
経常利益 171,603千円(2019年2月期)
純利益 66,416千円(2019年2月期)
純資産 1,604,367千円(2019年2月期)
総資産 5,360,548千円(2019年2月期)
従業員数 197人(2019年2月現在)
支店舗数 91店舗(2019年2月末現在)
決算期 2月末日
会計監査人 有限責任あずさ監査法人
主要子会社 2017年12月現在、子会社及び関連会社、持分法適用会社等は有しておらず
外部リンク 当社ホームページ
特記事項:売上高及び経常利益、純利益、純資産、総資産については2019年2月期決算データによる。従業員数については2019年2月時点のデータによる。
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ユナイテッド&コレクティブ株式会社: UNITED&COLLECTIVE CO.LTD.)は、東京都港区赤坂一丁目12番32号アーク森ビル23Fに本社を置き、東京23区内を中心に、鶏料理居酒屋「てけてけ」、ハンバーガーカフェ「the 3rd Burger」等を運営している企業である[2][3]メインバンクみずほ銀行であり、その他日本政策金融公庫三井住友銀行りそな銀行及び三菱UFJ銀行などと融資などの取引関係がある[2]。また、主幹事証券会社にはSMBC日興証券株主名簿管理人には三井住友信託銀行会計監査人にはあずさ監査法人を選定している[2][4]

概略

当社の歴史は、2000年7月、東京都新宿区高田馬場に飲食店経営を目的とした有限会社として、ユナイテッド&コレクティブ有限会社として設立され、同年9月に東京都新宿区高田馬場に『魚・旬菜とお酒 心』高田馬場店を第1号店として開業したことにはじまる[2]。さらに創業から大凡2年後となる、2002年6月には資本金を10,000,000円へ増資すると同時に株式会社化を行い組織変更がなされた[2]

2005年6月には、東京都港区赤坂に、てけてけ業態1号店となる『鶏・旬菜・お酒 てけてけ』赤坂店を開業した[2]。その後2009年3月になると新たな業態として「とんかつ 坂井精肉店」を千葉県八千代市イオンモール八千代緑が丘に開業する[2]。続く2010年4月には東京都世田谷区に『秘伝のにんにくダレ焼き鶏 塩つくね 博多水炊き てけてけ』三軒茶屋店を開業させる[2]。その後、2010年9月には本店を東京都新宿区高田馬場から東京都港区赤坂ツインタワーに移転した[2]

2011年11月には、神奈川県に進出し、神奈川県川崎市川崎区に、『秘伝のにんにくダレ焼き鶏 塩つくね 博多水炊き てけてけ』川崎モアーズ店を開店したのに続き、同年12月には東京都新宿区にてけてけ旗艦店となる『秘伝のにんにくダレ焼き鶏 塩つくね 博多水炊き てけてけ』新宿総本店を、さらに2012年11月にも、東京都新宿区にてけてけの新業態『生串と生ワイン 生派 てけてけ』西新宿7丁目店を開店させた[2]。また、2012年12月になると新業態としてハンバーガーショップ事業を開始し、東京都港区に、『the 3rd Burger』青山骨董通り店を開いたのち、2013年9月には、再度本店を東京都港区赤坂ツインタワーから赤坂アークヒルズアーク森ビルに移転した[2]

2013年11月に、埼玉県さいたま市浦和区に、『秘伝のにんにくダレ焼き鶏 塩つくね 博多水炊き てけてけ』浦和店を開店し、埼玉県内に進出する[2]。また同月には、会社分割(新設分割)により株式会社坂井精肉店を設立し、同社に坂井精肉店業態の全店舗を譲渡し、さらに翌月には坂井精肉店の全株式を譲渡した[2]

2014年12月30日、提携先であるサントリー酒類に対し、100株の第三者割当増資を実施し、3億円の資金を調達した[2]

2016年6月に、東京都豊島区に、当社50店舗目となる『秘伝のにんにくダレ焼き鶏 塩つくね 博多水炊き てけてけ』池袋東口2号店が開業[2]

2016年12月2日、この日開催の取締役会で、2016年12月21日付けで1株を1,000株とする株式分割を行うことを決議し、12月21日に予定通り株式分割を実施[2]

東証マザーズ市場への上場

2017年1月20日、当社は関東財務局へ有価証券届出書を提出した[2]。本届出書において、同年2月23日付で東証マザーズ市場新規上場することを公表されている[2][5]。上場時の主幹事証券は、SMBC日興証券であり、その他に大和証券いちよし証券SBI証券岡三証券岩井コスモ証券マネックス証券が引受証券会社となっている[2]。上場に際しては、228,500株の募集及び30,000株の売出しに加えて、最大38,700株オーバーアロットメントによる売出しを実施する事が予定されている[2]

当社の運営する「てけてけ」では、客単価を2,400円程度に設定し値ごろ感を演出しているものの、これについて、社長の坂井英也は「安いだけでは消費者に選んでもらえない」として、外食業界で一般的なセントラルキッチンを持たないで、店内での仕込みを中心とした調理工程を実施することで味や品質を高水準に保とうとしている[6]。また、経営層の目が現場にまで、行き届きやすいようにするために、あえて全店直営体制を採用すると同時に、商品数を絞って調理の合理化も進めている[6]。一方で、当社が第2の柱とする「The 3rd Burger」では、バンズは各店舗で焼き上げ、パティは冷蔵肉を使用するなどし、健康にも気を使うことが多い女性客の取込みを目指している[6]。今後、この2業態で2021年2月期までに200店の展開を計画しており、その計画実現のための「てけてけ」出店拡大の費用を調達するのが、この上場の目的であると日本経済新聞では報じている[註釈 1][註釈 2][6]

酉年に当たる2017年の上場について、社長の坂井が日経新聞のインタビューに答えたところによれば、当社の基盤となる事業が鶏料理店だからという理由で2017年の上場に決めたわけではないが、この偶然に対しては「非常に光栄でうれしいことだと思う」と回答している[7]

脚註・出典

註釈

  1. ^ 実際に有価証券届出書にも新規上場により得られた手取金の使途は、平成30年2月期における「てけてけ」新規出店10店舗のための設備資金へ、すべてを充当することで、事業拡大を図ることを予定していることを記載している[2]
  2. ^ 実際に設備投資を行い出費が発生するまでの間は、安全性の高い金融商品等で運用することを別途計画している[2]

出典

  1. ^ コーポレート・ガバナンス - ユナイテッド&コレクティブ株式会社
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v ユナイテッド&コレクティブ株式会社 S1009H7Q:有価証券届出書(新規公開時)EDINET 2017年1月20日開示) 開示日に確認
  3. ^ ユナイテッド&コレクティブ、2月23日マザーズへ新規上場(株経新聞 2017年1月23日 08:25 配信) 2017年1月28日閲覧
  4. ^ E32965:ユナイテッド&コレクティブ株式会社 S1009H7Q:有価証券届出書(新規公開時) 当期財務諸表に対する監査報告書 (EDINET 2017年10月13日開示) 開示日に確認
  5. ^ フィスコ企業調査レポート
  6. ^ a b c d 日本経済新聞 2017年2月15日朝刊17頁『新規公開株の横顔』
  7. ^ ユナイテッド&コレクティブ坂井社長「4年で200店展開目指す」日経電子版 2017年2月15日7時30分配信 配信日に閲覧)



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