モンキーマン
モンキーマン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/19 15:13 UTC 版)
モンキーマン(Monkey Man)とは、UMAの一種。インドの首都ニューデリーに、2001年の4月から5月にかけて出没した。
当初は、現地語で「バンダル・マーナブ」と呼ばれていた。当時は「2000年代最大のUMA騒動」として大きな話題となり、解決には警察が動員された。
概要
2001年4月、ニューデリーに突如出没し、頻繁に目撃された(同年5月まで)[1]。
夜間、街に現れ、外で寝ている人などに襲い掛かり、怪我をさせたという[2]。爪で引っかく、噛み付くなど、獣人型UMAの中でも、トカゲ男と並んで特に凶暴で攻撃的な存在である。また、家屋の屋根伝いに、自在に跳梁し移動することから、「かなりの跳躍力をもつ、身体能力の高い獣人」と考えられる[3]。
この獣人騒動によって2人もしくは3人の死者が出たという説がある。ただし、「モンキーマンが出現した」というパニック状態の中で、慌てて逃げて屋根から落ちたり、混乱の中で転倒したものである。そもそも死者が出たという確たる証拠はない[4]。
当時のインドでは、多くのニュース番組で特集放送され、新聞でも紙面の4分の1を使って紹介されていた[5]。警察からも懸賞金がかけられるなど、大きな騒動になっていた[6]。
外見
多くの目撃者によると、体長は1.5m~1.8mほどで、「猿のように上半身は毛深く、鋭い爪を持つ怪物」とされる。ヒツジ男やワニ男のように「体は人間に似ている」といわれており、二足歩行をすることから、一種の獣人と考えられている。しかし、「ヘルメットやズボンを着用していた」という目撃例もある[1]。「孫悟空だ」という人もいるという[6]。
アスワング、ピッグマン(ブタ男)、カエル男、蛾男(モスマン)、ヒツジ男(ヤギ男)、フクロウ男(オウルマン、アウルマン)、ワニ男、トカゲ男と同様の半獣半人タイプ。
仮説
モンキーマンについては、以下のような仮説がある。
地元当局の見解
騒動は拡大し、地元警察が捜査に乗り出した。当初は、「人によって調教された猿の犯行」や、「強盗」、「通り魔」とも考えられていた。
しかし、
- 途中から全く目撃情報がなくなったこと[10]
- 人によって目撃情報に一貫性がないこと
- 物的証拠が何一つない(毛深い身体をもつはずなのに、それらしい体毛は残っていない。また、跳躍力が高いとされるのに、その足跡も見つかっていない)こと[10]
などから、「モンキーマンという架空の存在が大きくなりすぎて集団でパニックになった」、つまり集団妄想(集団ヒステリー)と結論された。
他には、「電気を街に供給させるために、住民側が流したデマではないか?」という説もある(モンキーマン騒動が起きた街には、その捜索や取材のために、24時間体制で電気が供給されたことから)。
脚注
- ^ a b c 未確認生物ミステリー研究会 2014, p. 89.
- ^ ASIOS(2018}、p.282
- ^ 天野ミチヒロ 2016, p. 121.
- ^ ASIOS(2018)、p.283
- ^ 並木伸一郎 & 2014/12, p. 159.
- ^ a b 天野ミチヒロ 2016, p. 122.
- ^ a b 学研教育出版 2013, p. 207.
- ^ a b c d 天野ミチヒロ 2016, p. 123.
- ^ 並木伸一郎 & 2014/12, p. 158.
- ^ a b 並木伸一郎 2014, p. 126.
参考文献
- ASIOS『UMA事件クロニクル』彩図社、2018年6月。
- 学研教育出版 (2013). 未知動物の大百科. 学研プラス. p. 207. ISBN 9784059147695
- 未確認生物ミステリー研究会 (2014). UMA未確認生物大図鑑. 西東社. p. 88. ISBN 9784791622153
- 並木伸一郎 (2014). ヴィジュアル版 UMA生態図鑑. 学研プラス. p. 126. ISBN 9784059145592
- 並木伸一郎 (2014/12). 未知動物の事件ファイル. 学研教育出版. p. 158. ISBN 9784052040726
- 天野ミチヒロ (2016). 大迫力!世界のUMA未確認生物大百科. 西東社. p. 121. ISBN 9784791624874
モンキーマン (映画)
(モンキーマン から転送)
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| モンキーマン | |
|---|---|
| Monkey Man | |
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| 監督 | デーヴ・パテール |
| 脚本 | デーヴ・パテール ポール・アングナウェラ ジョン・コリー |
| 製作 | デーヴ・パテール イアン・クーパー クリスティーン・ヘーブラー ベイジル・イヴァニク エリカ・リー バヴァンド・カリム アンジェイ・ナグパル ジョーダン・ピール ジョーモン・トーマス |
| 製作総指揮 | ジェイソン・クロース ジョナサン・ファーマン アーロン・L・ギルバート シェリル・リーブ スラージ・マラボイーナ ナタリヤ・パブチンスカヤ アリソン=ジェーン・ロニー ウィン・ローゼンフェルド サマース・サーニ アダム・ソマー スティーヴン・ティボー アンドリア・スプリング |
| 出演者 | デーヴ・パテール シャールト・コプリー ピトバッシュ ヴィピン・シャルマ |
| 音楽 | ジェド・カーゼル |
| 撮影 | シャロン・メール |
| 編集 | ダーヴィド・ヤンチョ ティム・マレル |
| 製作会社 | ユニバーサル・ピクチャーズ ブロン・スタジオズ ロスト・ウインズ・エンターテインメント クリエイティブ・ウェルス・メディア・ファイナンス ラッキー・エレファント・メディア ミラー・レルム サンダー・ロード・ピクチャーズ モンキーパー・プロダクションズ S'Ya Concept |
| 配給 | |
| 公開 | |
| 上映時間 | 121分[1] |
| 製作国 | |
| 言語 | 英語 ヒンディー語 |
| 興行収入 | |
『モンキーマン』(Monkey Man)は2024年のアメリカ合衆国のアクション映画。監督・主演はデーヴ・パテールが務めた。なお、本作はパテールの映画監督デビュー作である。
ストーリー
キッドは地下格闘技のファイターとして生計を立てていた。ゴリラの覆面を被ってリングに上がる彼を、観客はモンキーマンと呼んでいた。そんなキッドの宿願は貧しい人を搾取する悪党たち(警察幹部のラナと宗教指導者のババ)を倒し、亡き母親の仇を取ることであった。幼い頃、キッドは小さな村に暮らしていたが、その土地を欲したババはラナに命じて村を焼き討ちにした。惨劇の最中、キッドの母親もラナに殺されてしまったのである。
本作はキッドが社会の周縁部で生きてきた者たちの助力を得つつ、復讐のために死闘を繰り広げる姿を描き出す。
登場人物 / キャスト
※括弧内は日本語吹替[3]。
- キッド / モンキーマン
- 演 - デーヴ・パテール(濱野大輝)
- インドの都市ヤタナの地下ファイトクラブで、猿のマスクを被った"殴られ屋"として働いている。最愛の母を殺害した者への復讐を胸に秘め、モンキーマンと化す。
- タイガー
- 演 - シャールト・コプリー
- キッドが殴られ屋をしているファイトクラブのMC。キッドがヒールになるように群衆を煽る。
- アルフォンソ
- 演 - ピトバッシュ(藤吉浩二)
- キッドが復讐の一環で就職した高級売春宿キングスクラブの雑用係。キッドの唯一の友人。
- アルファ
- 演 - ヴィピン・シャルマ(山田浩貴)
- 寺院の番人。警察に追われているキッドを匿う。
- ラナ
- 演 - シカンダル・ケール(山口恵)
- キッドの村を襲撃した汚職警察官。キッドの母親を殺害し、キッドに火傷を負わせた。
- シータ
- 演 - ショービター・ドゥーリパーラ
- 高級売春宿キングスクラブのコールガール。キッドの痛みを理解し心を通わせる。
- クィーニー・カプーア
- 演 - アシュウィニ・カルセカール
- 高級売春宿キングスクラブの店長。
- バーバー・シャクティ
- 演 - マカランド・デシュパンデ(佐々木薫)
- スピリチュアル・グル。民族主義政党の実質的リーダー。
製作
当初、パテールは脚本を共同で執筆するに留め、ニール・ブロムカンプに監督を依頼する予定だった。しかし、話し合いの席で、ブロムカンプから「貴方はこの作品を隅々まで知っているのだから、自らメガホンを取るのが良いでしょう」と熱心に勧められ、監督も務めることにしたのだという[4]。
2018年10月29日、デーヴ・パテールが本作で映画監督デビューを果たし、主演も兼任すると正式に報じられた[5]。2021年3月12日、シャールト・コプリー、ソビタ・デュリパラ、シカンダル・ケール、ピトバッシュがキャスト入りした[6]。
本作の撮影には数々の困難があったコロナ禍のためにロケ地をインドからインドネシアへと移しただけではなく[6]、用意した撮影機材が欠陥品だったため、一部のシーンを携帯電話(パテールの私物)で撮影することを余儀なくされた。また、パテールは撮影2日目に手を骨折してしまい、戦闘シーンを片手でも演じられる内容に変更せざるを得なかった。さらには、アクションの撮影中に肩もひどく傷めた上、バスルームの床を這いずるシーンの撮影後、目感染症に苦しめられたという[4]。
音楽
2021年2月、フォルカー・ベルテルマンが本作で使用される楽曲を手掛けるとの報道があったが[7]、最終的にジェド・カーゼルが起用されることになった[8]。
公開・マーケティング
2021年3月、Netflixが本作の配信権を3000万ドルで獲得し、翌2022年に配信される予定だと報じられた[6]。しかし、映画監督のジョーダン・ピールは本作を鑑賞した際、「映画館で上映されるに値する作品」だと確信した。ピールの尽力もあって、本作はユニバーサル・ピクチャーズの配給で全米公開されることになった[9]。
2024年1月27日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[10]。3月11日、本作はサウス・バイ・サウスウェストでプレミア上映された[11]。21日、本作のオフィシャル・トレイラー第2弾が公開された[12]。
興行収入
本作は『オーメン:ザ・ファースト』と同じ週に公開され、公開初週末に1200万ドル前後を稼ぎ出すと予想されていたが[13]、実際の数字はそれを若干下回るものとなった。2024年4月5日、本作は全米3029館で封切られ、公開初週末に1011万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場2位となった[14]。
評価
本作は批評家から高く評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには179件のレビューがあり、批評家支持率は86%、平均点は10点満点で7点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「デーヴ・パテールは監督デビュー作から大胆不敵な作品を撮ってみせた。『モンキーマン』は社会や政治に対する批判とアクションが冷静さを以て融合されている。」となっている[15]。また、Metacriticには42件のレビューがあり、加重平均値は72/100となっている[16]。なお、本作のCinemaScoreはBとなっている[17]。
出典
- ^ “モンキーマン”. 映画.com. 2024年6月9日閲覧。
- ^ “Monkey Man (2024)”. The Numbers. 2024年6月9日閲覧。
- ^ “モンキーマン ブルーレイ+DVD”. db2.nbcuni.co.jp. 2024年10月23日閲覧。
- ^ a b “SXSW: Dev Patel Gets Standing Ovation for Directorial Debut ‘Monkey Man’”. Hollywood Reporter (2024年3月11日). 2024年3月25日閲覧。
- ^ “Dev Patel to Make Directorial Debut With Revenge Thriller ‘Monkey Man’”. Variety (2018年10月29日). 2024年3月25日閲覧。
- ^ a b c “Netflix Strikes $30M Deal For Dev Patel’s Buzzed-About Directorial Debut ‘Monkey Man’”. Deadline.com (2021年3月12日). 2024年3月25日閲覧。
- ^ “Volker Bertelmann to Score Dev Patel’s ‘Monkey Man’”. Film Music Reporter (2021年2月3日). 2024年3月25日閲覧。
- ^ “Jed Kurzel Scoring Dev Patel’s ‘Monkey Man’”. Film Music Reporter (2024年3月11日). 2024年3月25日閲覧。
- ^ “Dev Patel’s ‘Monkey Man’ Springs From Netflix To Monkeypaw & Universal, Sets April Theatrical Release – Watch The New Trailer”. Deadline.com (2024年1月26日). 2024年3月25日閲覧。
- ^ “Monkey Man Official Trailer”. YouTube (2024年1月27日). 2024年3月25日閲覧。
- ^ “'Monkey Man': Release Date, Trailer, Plot, and Everything We Know About Dev Patel's Directorial Debut”. Collider (2024年4月5日). 2024年8月4日閲覧。
- ^ “Monkey Man Official Trailer 2”. YouTube (2024年3月21日). 2024年3月25日閲覧。
- ^ “Box Office: ‘Godzilla x Kong’ to Tower Over ‘Monkey Man,’ ‘First Omen’”. Variety (2024年4月3日). 2024年8月4日閲覧。
- ^ “Domestic 2024 Weekend 14/April 5-7, 2024”. Box Office Mojo. 2024年8月4日閲覧。
- ^ “Monkey Man”. Rotten Tomatoes. 2024年4月6日閲覧。
- ^ “Monkey Man (2024)”. Metacritic. 2024年4月6日閲覧。
- ^ “午後2:00 · 2024年4月6日 by@CinemaScore”. X. 2024年4月6日閲覧。
外部リンク
モンキー・マン(Monkey Man)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/08 05:16 UTC 版)
「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」の記事における「モンキー・マン(Monkey Man)」の解説
ナチスに雇われたサル使い。ペットのオマキザルを使って、カイロに訪れたインディとマリオンを監視していた。その後、ナツメヤシに毒を盛りインディを殺そうとしたが、オマキザルがそれを食べてしまい失敗に終わる。
※この「モンキー・マン(Monkey Man)」の解説は、「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」の解説の一部です。
「モンキー・マン(Monkey Man)」を含む「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」の記事については、「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」の概要を参照ください。
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