ミロバランノキ

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ミロバランノキ

出典:『Wiktionary』 (2021/06/19 03:35 UTC 版)

名詞

ミロバランノキ^[1][2]

1. インドからインドシナ ^(wp)にかけてを原産とするシクンシ科モモタマナ属の落葉高木の一種。学名: Terminalia chebula。果実は黄色染料や黒インクの原料、薬用となる^[3]。

語源

「ミロバラン」は 英語 myrobalan < ラテン語 myrobalanum < 古典ギリシア語 μυροβάλανος (murobálanos) (< μύρον (múron)〈バルサム ^(wp)〉+ βάλανος (bálanos)〈どんぐり〉) という由来である^[4]。

類義語

• 訶梨勒（カリロク）

翻訳

• アラビア語: هليلج كابلي ^(ar)
• 英語: myrobalan ^(en), chebulic myrobalan ^(en), black myrobalan ^(en), ink-nuts ^(en), gall-nuts ^(en)
• カンナダ語: ಅಳಲೆ ^(kn) (ಕಾಯಿ) (aḷale (kāyi))
• サンスクリット: हरीतकी ^(sa) (harītakī-) 女性, पूतना ^(sa) (pūtanā-) 女性
• シンハラ語: අරළු ^(si) (araḷu)
• タイ語: สมอไทย ^(th) (sàmɔ̌ɔ thai)
• タミル語: கடுக்காய் ^(ta) (kaṭukkāy)
• 中国語:
  • 普通話:  (繁): 訶子/ (簡): 诃子 ^(zh) (hēzǐ)
• パーリ語: harītaka ^(pi) 男性, harīṭaka ^(pi) 男性, harītakī ^(pi) 女性
• ビルマ語: ဖန်ခါး ^(my) (phanʻ khā");（果実）ဖန်ခါးသီး ^(my) (phanʻ khā" sī")
• ベンガル語: হরীতকী ^(bn) (harītakī), পূতনা ^(bn) (pūtanā)
• モン語:〔坂本 1994〕ဟမောဝ် ^(mnw) (hamow)

参照

• （同属の別種）アジュンナ、クチナシミロバラン（ロックファー）、ショクヨウミロバラン、シルバーグレイウッド、セイタカミロバラン、ビンガス、フラミレ（イディグボ）、モモタマナ、ヨン、リンバ（アファラ）

脚注

1. ↑ 『南方圏有用植物圖説 第壹編藥用植物』渡辺清彦 編、馬來軍政監部、1944年、76頁。
2. ↑ コーナー, E. J . H.、渡辺, 清彦『図説熱帯植物集成』廣川書店、1969年、584頁。
3. ↑ 「ミロバランノキ T. chebula Retz.」『熱帯植物要覧』熱帯植物研究会、養賢堂、1996年、第4版、366-7頁。 ISBN 4-924395-03-X
4. ↑ 『小学館ランダムハウス英和大辞典』小学館ランダムハウス英和大辞典第二版編集委員会 編、1994年、第二版。 ISBN 4-09-510101-6