ミナウロス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/01 01:35 UTC 版)
「バートル (ダンジョンズ&ドラゴンズ)」の記事における「ミナウロス」の解説
第3階層ミナウロスは、不潔な汚水に満ちた果てしのない沼地である。ミナウロスの気候は酸の雨、肉体を貫くような雹、厳しい強風などから成る。この階層の大部分は荒れ果て痩せ衰えた土壌の陰鬱で広大な沼地であり、汚物と水溜まりが散在している。暗くて陰鬱な霧の中を通過する者は、しばしば不潔な雨水に浸かった多数の死体に遭遇する。この地のもう1つの恐ろしい特徴が「獄房」である。それは2~3フィートの深さの水で満たされた大きな浅い穴である。獄房の底に沈められた大きな石に繋がれた鎖と手枷にかかった侵入者その他は、マモンの手下であるバーブド・デヴィルの歩哨によって囚われるであろう。手枷に囚われた者達は拷問あるいは尋問のために連れ去られない限り、低体温症か飢餓で死亡するまで冷たく悪臭を放つ水の中で立ち続けるか座り続けることを強いられる。バーブド・デヴィル達は時折楽しみのための狩猟の標的として捕虜を逃がすが、幸運な者は逃走に成功することもある。 巨大な石造都市、ミナウロスの沈みゆく街 はその重量故に常にぬるぬるした水の中に沈降し続けているためそう呼ばれ、幾千もの奴隷達の果てしのない努力のみがそれをかろうじて食い止めている。この都市は火山地帯の中心にあるぬかるんだ盆地に位置しており、別の次元界―恐らくは主要物質界の世界―から収集された黒い石によって建造されており、この階層を満たしている汚らしい泥に永遠に沈み続ける巨大な柱の上に載っている。この都市の下にはかつてアウトランズ(英語版)に属していた、無尽蔵の財宝に満ちた街の廃墟が沈んでいると言われる。ミナウロスの悪臭漂う沼の上に金属の鎖で吊り下げられたキュトン(英語版)の街は金属打ち鳴らさるる街、鎖の街 と呼ばれる。 大公マモン(英語版)はミナウロスの支配者であり、人型で腰から下が長い大蛇のような形状をしている。彼は沈みゆく街の中央に位置する、金で造られた巨大な霊廟のような建造物においてこの階層を統治している。 女神ヘカテーの2番目の領地であるアイアイア はミナウロスに存在する。
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