マナ:とは? わかりやすく解説

マナ【mana】


マナ【manna】


まな【×勿/×莫】

読み方:まな

[副]漢文訓読で「…することまな」の形で、…するな、…してはならぬ、の意を表す。和文では単独で「いけない」と制止する意を表す。

「望(ねが)はくは死(みまか)りて後に人を労(いたは)らしむること—」〈岩崎皇極紀〉

「それを—ともとり隠さで」〈一五二〉


まな【愛/真】

読み方:まな

[接頭]人を表す名詞付いて、非常にかわいがっている、大切に愛し育てている、などの意を表す。「—弟子」「—娘」


ま‐な【真名/真字】

読み方:まな

仮名に対して真(まこと)の字の意》漢字。まんな。

俗に稗史(よみほん)と呼ならわせし—まじりの半紙本は」〈逍遥小説神髄

漢字楷書(かいしょ)。

(さう)にも—にも、さまざまめづらしきさまに書きまぜ給へり」〈源・

「真名」に似た言葉

ま‐な【真魚】

読み方:まな

食用

真魚の祝い」の略。

一院御所にて—きこしめす」〈増鏡さしぐし


真字

読み方:シンジshinji), マナ(mana

楷書


真魚

読み方:マナ(mana

食膳供する


真名

読み方:マナ(mana

漢字

別名 真字


真字

読み方:マナ(mana

漢字

別名 真名


マナ 【mana】


マナ 【manna】

昔、イスラエル民族荒野の旅で神から奇蹟的与えられたという食物。『旧約聖書出エジプト記』に出る。マンナ

コウライマナガツオ

学名Pampus echinogaster 英名:Korean butterfish
地方名マナガツオ、マナ、ギンダイ 
脊椎動物門硬骨魚綱スズキ目マナガツオ科
色 形 長崎・日本・世界 住みか 3D

※出典:長崎県水産部ホームページ
著作権仲谷 一宏

特徴
マナガツオに似るが、えらぶた切れ込み眼の下まで伸びることで区別できる。体は暗銀色金属光沢をおびる。大陸棚砂泥底域に生息する。肉は白身でおいしい。

分布:東シナ海黄海渤海 大きさ:60cm
漁法:  食べ方:刺身照り焼き味噌漬け蒸し物など

マナ

名前 ManaManna

真菜

読み方:マナ(mana

関東方面作られるの類で、耐寒性強く花茎を出すのがおそいので、主として冬、春のつけとして利用される

季節

分類 植物


真名

読み方:マナ(mana

所在 鳥取県岩美郡岩美町


真名

読み方:マナ(mana

所在 山口県美祢郡美東町

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

マナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/12 04:17 UTC 版)

マナmana)は、太平洋島嶼で見られる原始的な宗教において、神秘的な力の源とされる概念である。人や物などに付着して特別な力を与えるとされるが、それ自体は実体性を持たない[1]。元々は、メラネシア語で「力」という意味であり[1]、漢字表記だと「瑪那」となる。

概要

マナは太平洋諸島地域で広く信仰されていた神聖な力の概念で、実体や人格性を持たないが物や人に憑いたり転移して、その所有者に超常的な影響を与えるとされる。例えば、マナが槍や漁網に憑けば所有者に戦勝や大漁をもたらし、病気・疲労などで衰弱した人に注入すれば回復治癒をもたらし、気象急変にもマナが関わっていると考えられていた。

マナの概念を西洋社会に初めて紹介したのは、イギリス帝国宣教師人類学者のロバート・ヘンリー・コドリントン英語版(1830-1922)が著した『メラネシア人』によってである[2]ノーフォーク諸島を中心とする東メラネシアに宣教師として着任した彼は、島の原住民が際立って早く進むカヌーを説明するとき「あのカヌーにはマナが宿っている」という言い方をすることから、マナという非人格的な力の観念が存在することを指摘した。

コドリントンは著書『メラネシア人』で、マナについて以下の説明・定義づけをしている。

・メラネシアの人たちが信じるマナとは、「人間の通常の力を超越し、自然の共通法則の外側にあって、あらゆる事象に効果を及ぼすもの」[3]である。 ・マナは「物理的な力(power)とは全く区別される力(force)で、良いほうにも悪いほうにも全てに作用し、それを所有したりコントロールすることで最大限の優位性を得られるもの」[3]である(二つの「力」の違いを日本語では訳せないため、それぞれpowerとforceの英語原文[注釈 1]を記した)。

19世紀末は宗教起源に関する議論が西洋で盛んな時期でもあり、これが学会で発表されると、マナは原始宗教本質を示すものだとして、従来のアニミズムトーテミズム起源説と並んで注目された。

例えば、原始宗教における呪術儀式に着目したマルセル・モースは、著作『呪術論』の中で以下のように述べている。

  • 「マナは単に一つの力、存在であるのみならず、一つの作用[要曖昧さ回避]資質および状態である。換言すれば、この語は、名詞であると同時に形容詞、動詞でもある」
  • 「我々が妖術使いの力、ある事物の呪術的資質、呪術的事物、呪術的存在、呪術を持つ、まじないをかけられる、呪術的に作用する、といったような言葉で持って示している雑多な観念を包摂している」

つまりマナは資質であり、実体であり、力である。

クロード・レヴィ=ストロースによれば、「通常の能力・状態に宿る神秘的な付加要素」と規定されている[要出典]

こうした原始宗教に関する論説は、やがて妖術魔術研究(学問としての)者の目にも留まることになり、後年になってオカルト分野における魔法超能力霊力といった尋常ならざる特殊な力に関しても、マナの概念を流用して説明する者が現れるようになった。

有名なイースター島モアイの建造理由について、様々な説があるが、有力な説の一つは、マナを崇拝するものであったとするものである[4]

マナの登場するファンタジー作品

SFファンタジーの世界にマナの概念を取り入れたのは米国作家ラリイ・ニーヴンで、小説『魔法の国が消えていく』の短編「終末は遠くない」(Not Long Before the End)の刊行(1969年)が最初とされている[5]。小説内において、マナが魔法の力の源とされた。

マナの憑いたり転移する特徴は「数値化が可能である」[6]ため、その設定がファンタジー作品やロールプレイングゲーム等で使用されることがある。例を挙げると、聖剣伝説シリーズではストーリーの根幹にマナが据え置かれ、世界の全てを司る力として作中の様々な場面で言及される。

原典訳書

  • 『マナ・タブー・供犠 英国初期人類学宗教論集』「シリーズ宗教学再考1」国書刊行会、2023年。江川純一・山崎亮監修
コドリントン『メラネシア人――その人類学的・民俗学的研究』抄版、マレット『宗教への閾』
他にロバートソン・スミス、ジェームズ・フレイザーの「ブリタニカ百科事典」項目など

脚注

注釈

  1. ^ 一般的に使用される力のpowerと違って、「force」に関しては「強引に従わせる」というニュアンスがあり、この文脈では強制力・支配力・影響力といった概念の「力」を指す(ほかに、軍隊や暴力も英訳するとforce)。

出典

  1. ^ a b ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典『マナ』 - コトバンク。2018年8月16日閲覧。
  2. ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典『コドリントン』 - コトバンク。2018年8月16日閲覧。
  3. ^ a b R.H.Codrington"The Melanesians: Studies in their Anthropology and Folk-Lore",Oxford: Clarendon Press,1891年, pp.118-120。インターネットアーカイブより、2018年8月16日閲覧。
  4. ^ David Bressan (2019年3月2日). “イースター島のモアイ像は「水の守り神」だった可能性”. Forbes. https://forbesjapan.com/articles/detail/25576 2019年10月12日閲覧。 
  5. ^ サイドランチ 『ゲームシナリオのためのファンタジー解剖図鑑』 誠文堂新光社、2016年7月5日、65-66頁。
  6. ^ 山北篤監修 『魔法事典』 新紀元社

マナ(-):(声優:鬼頭明里)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 17:46 UTC 版)

家電少女」の記事における「マナ(-):(声優鬼頭明里)」の解説

ボールマウス家電少女

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マナ(Mana)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 10:13 UTC 版)

マジック:ザ・ギャザリング」の記事における「マナ(Mana)」の解説

土地から生み出される魔法の”エネルギー

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マナ(声:水樹奈々)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 23:04 UTC 版)

ルーンファクトリー2」の記事における「マナ(声:水樹奈々)」の解説

主人公最初に出会った元気いっぱい女の子主人公を兄のように慕っていて絶対信頼置いている。大きくクリクリとした瞳をしており、人懐っこい第2部では学校の先生務め授業料理アクセサリー作り方教える。

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マナ(魔法使い)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 06:42 UTC 版)

魔法少女育成計画」の記事における「マナ(魔法使い)」の解説

監査部門捜査所属魔法少女ではなく魔法使い父親魔法の国では高名な魔法使いで、父親から譲り受けた魔力アップとんがり帽子甲冑並み防御力を持つ魔法マント羽織るアルコール弱く、酔っぱらうと地が出てしまう。B市での捜査捜査班長任命され、さらに姉同然存在である下克上参加したため、良い所見せよう奮闘する

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マナ(エルフ族・善・司祭)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 08:29 UTC 版)

ウィザードリィ外伝 (漫画)」の記事における「マナ(エルフ族・善・司祭)」の解説

ヤマの国のタカマ一族で、エルフ司祭サクヤの妹。

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マナ(魔力)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 03:11 UTC 版)

不徳のギルド」の記事における「マナ(魔力)」の解説

スキル発動のために消費されるもの。あらゆる物体多かれ少なかれマナを保有している。人間無意識に空気中に含まれる魔素を体に取り込みマナに変換している。人によって魔素との親和性異なり同量のマナでも回復までにかかる時間には個人差がある。また、一口にマナといっても物により性質違いがある。

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マナ(まな)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 13:18 UTC 版)

センチメントの季節」の記事における「マナ(まな)」の解説

女子高生普段偽名売春をしているが、アルバイト先の喫茶店店長既婚)に大人魅力感じ彼に実の名で呼ばれ抱かれたいと願っていた。ある日店長抱いて欲しいと迫るが、自分大切にしろと拒否される。しかし、その後携帯電話連絡して来た売春相手マック待ち合わせた際、やって来た相手店長だったことにショックを受ける。ホテル性交及んだが、行為後もう名前を呼ばないでくれと言った

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