ポリプロピレンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 化学 > 化合物 > 高分子化合物 > ポリプロピレンの意味・解説 

ポリプロピレン【polypropylene】


ポリプロピレン

英語 polypropylene

熱可塑性汎用樹脂のひとつ。汎用樹脂随一耐熱性があり、耐薬品性にも優れている高結晶性で剛性は高いものの耐衝撃性では弱点がある。しかし各種成分添加による改質で、柔軟なものから剛性の高いものまで製造可能である。安価なこともあって台所用品雑貨各種容器自動車部品などに広く使われ汎用樹脂のなかで使用がもっとも多い。自動車用部品では、トリム類、インスツルメントパネルコンソールボックスなどの内装品、およびバンパーリザーバータンクなどに用いられている。

参照 PP樹脂
※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

ポリプロペン

名称ポリプロペン
英名polypropene
名称2ポリ(プロピレン)
英名2poly(propylene)
名称3
英名3
備考略号ほか)PP
構造式-[C(CH3)HCH2]n-
分子データ
» 「動く分子事典」の分子モデル表示の特性について、「生活環境化学の部屋」より補足説明をいただいております。

ポリプロピレン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/15 09:23 UTC 版)

ポリプロピレンpolypropylene、略称PP)とは、プロピレン重合体熱可塑性樹脂である。


注釈

  1. ^ 耐薬品性に優れている点を活かしている。特に実験器具では、この性質が遺憾なく発揮される。
  2. ^ 強度がある上に、比重が軽いことを活かしている。スピーカーのコーン(振動板)は、なるべく軽い方が音の放射に有利である。しかし、強度が低いと壊れてしまう。
  3. ^ エチレンを重合させることで、ポリエチレンが合成される。

出典

  1. ^ 世界の石油化学製品の今後の需給動向(2013年4月30日)
  2. ^ 石油化学工業会, 統計資料
  3. ^ Polymer Pioneers p. 76
  4. ^ Innovene PP
  5. ^ エクソン・モービルのプロセス
  6. ^ 住友化学の気相プロセス
  7. ^ UNIPOL PP
  8. ^ Horizone PP
  9. ^ Borstar PP
  10. ^ Hypol
  11. ^ Spheripol
  12. ^ Spherizone
  13. ^ Novolene
  14. ^ 厚生省告示370号(昭和34年厚生省告示370号)
  15. ^ Code of Federal Regulations Title 21 Sec. 177.1520 Olefin polymers
  16. ^ 危険物の規制に関する政令 - e-Gov法令検索
  17. ^ 関税定率法 - e-Gov法令検索別表(関税率表)第39類注4
  18. ^ 輸入統計品目表(実行関税率表”. 税関. 2020年1月15日閲覧。
  19. ^ 日本プラスチック工業連盟『樹脂ペレット流出防止マニュアル』1993年2月
  20. ^ 一般社団法人プラスチック循環利用協会『2018年 プラスチック製品の 生産・廃棄・再資源化・処理処分の状況』2019年12月
  21. ^ コークス炉化学原料化
  22. ^ ポリオレフィンフィルムのリサイクル事例
  23. ^ 一般社団法人プラスチック循環利用協会 『プラスチック製容器包装の処理に関するエコ効率分析』 2006年9月
  24. ^ CO2換算量共通原単位データベース
  25. ^ Waste Online Archived 2010年7月22日, at the Wayback Machine.
  26. ^ 経済産業省,3R政策
  27. ^ COMMON CHEMISTRY®
  28. ^ 化学物質総合情報提供システム(CHRIP)



ポリプロピレン(PP)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 05:09 UTC 版)

「ねじ」の記事における「ポリプロピレン(PP)」の解説

プロピレン重合させた熱可塑性樹脂で、強度高く吸湿性がなく、耐薬品(酸、アルカリを含む)性に優れている

※この「ポリプロピレン(PP)」の解説は、「ねじ」の解説の一部です。
「ポリプロピレン(PP)」を含む「ねじ」の記事については、「ねじ」の概要を参照ください。


ポリプロピレン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 18:22 UTC 版)

合成樹脂」の記事における「ポリプロピレン」の解説

ポリプロピレン(PP)の生分解を行う可能性のある細菌真菌複数環境中から見いだされているが、それらは可塑剤や低分子量成分分解にのみ寄与し高分子量の長鎖PP解重合行われていない可能性もあり、評価難しいとされている。分解酵素知られていないが、PE同様に機械的化学的前処理によって生分解促進される可能性指摘される

※この「ポリプロピレン」の解説は、「合成樹脂」の解説の一部です。
「ポリプロピレン」を含む「合成樹脂」の記事については、「合成樹脂」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ポリプロピレン」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

ポリプロピレン

出典:『Wiktionary』 (2018/07/01 22:56 UTC 版)

名詞

ポリプロピレン

  1. プロピレン重合させた合成樹脂

語源

関連語


「ポリプロピレン」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



ポリプロピレンと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ポリプロピレン」の関連用語

ポリプロピレンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ポリプロピレンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
三栄書房三栄書房
Copyright c San-eishobo Publishing Co.,Ltd.All Rights Reserved.
生活環境化学の部屋生活環境化学の部屋
Copyright © 2024 Home Page for Learning Environmental Chemistry, All rights reserved.
Jmol is a free, open-source software licensed under the GNU Lesser General Public License
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのポリプロピレン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのねじ (改訂履歴)、合成樹脂 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryのポリプロピレン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS