ポリオとは? わかりやすく解説

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急性灰白髄炎

別名:ポリオ,小児麻痺

1980年世界保健機関(WHO)により根絶宣言出され天然痘続いて、WHOが根絶のために各国協力して対策強化している疾患である。2000年予定していた世界的な根絶宣言延期せざるを得なくなったが、2000年、WHO西太平洋地域では地域における根絶宣言出され同じくヨーロッパ地域でもまもなく根絶宣言出されようとしており、全体的に確実に患者数減少向かっている。しかしながらアフリカ南・東アジアなどにおいては経済的政治的安定背景にして、まだまだ対策充分に実効をあげていないことが危惧されている。

疫 学
ポリオウイルス自然宿主ヒトのみである。ポリオ流行記載18世紀頃からみられ、1950年代まではしばし世界各地流行した。しかしその後不活化ワクチン(inactivated poliovirus vaccineIPV)に次いでポリオワクチンoral poliovirus vaccineOPV)が開発され定期接種されることにより多くの国でポリオ患者激減した。WHOは、西暦2000年まで世界からポリオを根絶する計画をたて、地域流行のある国を中心にして定期ポリオワクチン接種推進しNational Immunization DaysNIDs一定の日に一定年齢の子どもたちに一斉にOPV経口服用させる)を実施することによりこれらを補足強化しさらには、高危険地域では家庭訪問によるワクチン接種徹底(mopping-up campaigns)を行ってきた。また、確実にポリオ様患者捕捉するために、急性弛緩性麻痺acute flaccid paralysisAFP)の発生動向調査強化してきた。
日本におけるポリオは、1940年代頃から全国各地流行がみられ、1960年には北海道中心に5,000以上の患者発生する大流行となったそのため1961年OPVを緊急輸入し一斉に投与することによって流行急速に終息した。引き続いて国産OPV認可され1963年からは国産OPVの2回投与による定期接種が行われて現在に至っている。1980年1型ポリオの症例最後にその後野生型ポリオウイルスによるポリオ麻痺症例見られていないその後に報告されているのは全てワクチン株由来症例ワクチン関連麻痺:VAPP, vaccine associated paralytic poliomyelitis)である。
本邦におけるポリオ根絶宣言のために、1998年5月1日よりポリオ様疾患発生動向調査が行われた。この調査では、ポリオが疑われるAFP患者診断した医師は、保健所に連絡するとともに確定診断のための検体糞便)を発症14日以内に2回採取することが求められたまた、日本国内いくつかの地域選定し1998年1年間AFP患者発生調査1999年1月から2000年3月までは、ギランバレー症候群含めたAFP患者全員から2回糞便採取しポリオウイルスが分
離されないことを確認する調査行われ国内のポリオ患者発生がないことが臨床的ウイルス学的に確認され我が国におけるポリオ根絶が国的に認められた
日本が所属している西太平洋地域全体に関しては1997年カンボジアでの症例最後であり、その後1999年中国での症例については、他国からの輸入よるもの土着のものではないと判断されその結果2000年10月京都会議において、この地域でのポリオ根絶宣言なされた
世界全体では、根絶宣言なされたアメリカ地域1994年)、西太平洋地域以外にヨーロッパ地域でも1998年11月トルコ症例以来患者発生見られてなく、2001年根絶宣言予定している。2001年3~5月ブルガリアで2症例から1型ポリオウイルス野生株分離されたが、今のところ輸入例と考えられている。残るはアフリカ地域東地中海地域南・東アジア地域である。
ポリオの流行見られるに関して1999年末に30カ国であったのが、2000年末に20カ国減少している。2002年には野生株ウイルスの伝播断たれ世界的な根絶宣言2005年末に行うというのが、現在のWHOが描くシナリオである。

病原体  
病原体ポリオウイルスで、エコーウイルスコクサッキーウイルスとともにエンテロウイルス属腸内ウイルス属)に分類される抗原性により1型2型3型3種類に分けられるアルコールエーテルクロロホルム非イオン界面活性剤では不活化されないが、熱、ホルムアルデヒド塩素紫外線により速やかに不活化される
ポリオウイルス経口的にヒト体内入り咽頭小腸粘膜増殖しリンパ節を介して血流中に入るその後に脊髄中心とする中枢神経系達し脊髄前角細胞脳幹運動神経ニューロン感染し、これらを破壊することによって典型的なポリオの症状生ずる。発症後1週間経過すると、咽頭分泌液にはウイルスはほとんど排泄されなくなるが、糞便には数週間にわたって排泄されるので、感染源としての問題生じる。


臨床症状
感染者9095%は不顕性終わり、約5%(4~8%)では、発熱頭痛咽頭痛悪心、嘔吐などの感冒症状終始し不全型)、1~2%では上記の症状引き続き無菌性髄膜炎起こす(非麻痺型)。
定型的な麻痺型ポリオ発病するのは感染者0.12%である。その場合には6~20日潜伏期をおき、前駆症状が1~10日続いた後、四肢非対称性弛緩性麻痺AFP)が出現するこの場合、特に小児における前駆症状は2相性となることが多く初期の軽い症状の後1~7日間隔をあけて、表在反射消失筋肉痛筋攣縮などの前駆徴候がみられ、その後麻痺進展する
しかし、全く前駆症状なくして麻痺現れる症例もある。麻痺下肢多くみられ、知覚障害みられない麻痺型としてはこのような脊髄型が大部分であるが、球麻痺合併して嚥下発語呼吸障害されることもある。多くの場合麻痺完全に回復するが、発症から12カ月過ぎて麻痺あるいは筋力低下が残る症例では、永続的な後遺症を残す可能性が高い死亡率に関しては、小児では2~5%であるが、成人では1530%と高くなり、特に妊婦では重症になる傾向がある球麻痺合併した場合死亡率は、2575%と高率である。髄液検査では、細胞数増多10~200/mm3)、蛋白増加40~50mg/dl)などが見られる

病原診断
確定診断ウイルス分離及び血清診断によるが、糞便からのウイルス分離がもっと重要であり血清診断補助的である。ウイルス分離比較容易であるが、麻痺出現後できる限り早い時期に検査材料糞便など)を2回採取する必要がある初発症状出現後、咽頭分泌液からは約1週間糞便からは約2週間ウイルス分離できる髄液からウイルス分離できれば診断的価値非常に高いが、分離率は低い。ポリオウイルス検出され場合は、ワクチン由来野生株の鑑別が必要となる。
血清中和抗体は、急性期回復期ペア血清で4倍以上の上昇認められれば診断的価値があるが、発症早期から上昇するために確定できないこともある。


治療・予防
特異的な治療法はなく、対症療法中心となる呼吸障害分泌物喀出不全認められる例では、気管切開挿管、あるいは補助呼吸が必要となる。
本邦を含む多くの国々では、IPVあるいはOPV普及により、野生株によるポリオ患者発生は殆どみられなくなった。しかし、いまだに世界的に野生型ポリオが流行ないし存在している地域がみられ、我が国への侵入警戒する必要がある現在のわが国での予防接種OPVの2回投与方式であるが、世界的に3回以上の投与一般的である。
OPVには1~3型ポリオウイルス混合されている。3つの型混合生ワクチン投与しても、ある型が腸管内で先に増殖すると、干渉作用により他の型のウイルス増殖できずに免疫得られないことがある厚生省流行予測調査当時)によるポリオ中和抗体保有状況をみると、19751977年生まれ年齢群において低い傾向があるこの様な点から、ポリオがまだ存在する国への旅行者に対しては、ワクチン追加投与勧められている。また0歳代の年齢群では1型に対する抗体保有率も低いため、特にこの年齢群には注意すべきである

OPVIPV
OPV接種有効性は、多くの報告から90%以上と考えられており、また世界各地行われた一斉投与によるポリオの激減からもその効果明らかであるポリオワクチンによる重篤な副作用としてVAPPがある。OPVにより世界では毎年40万人の子どもたちがポリオ罹患から救われているといわれている一方OPV投与200300万人1人割合でVAPPが出現している。米国では、初回接種78投与あたり、2回以降接種では600投与あたりそれぞれ1例、我が国では400投与あたり1例のVAPPがあり、19812000年間に国内15例が報告されている。接種周辺における感染vaccine contact caseVCC)も米国640投与あたり、我が国では530投与あたりそれぞれ1例みられる野生株によるポリオ患者が多い時代にはVAPPやVCC極めて稀に発生したとしてもriskbenefitバランス明らかにOPVにあるが、OPV使用し続け限りVAPPの問題も続くことになり、ここにIPV導入最大の意義があるとされている
このような背景のもと、世界全体を見るとOPVによる接種をする国が多いものの、先進国ではIPVへの移行行った国や検討中の国が相当ある。最初にIPV複数回投与することによって血中中和抗体産生させ、その後さらに複数回OPV追加投与によって腸管免疫与え
IPV/OPV併用方式をとる国もある。併用方式利点は、OPV投与時にはすでに血中抗体産生されているため、OPVウイルス腸管増えるだけで中枢神経到達することがなく、VAPPの発生95%減少させることが出来る、というものである。しかし、IPV注射による投与であり、手技廃棄物注射であるがゆえの痛み副反応などの問題もある。ちなみに米国1997年からIPV/OPV併用方式導入していたが、2000年1月からは、原則としてIPV4接種方式を採ることを決定した
野性によるポリオが根絶されても、ポリオウイルス存在する限りはポリオワクチン投与必要であるとするのか、目前に控えた世界からの制圧をまってワクチン接種中止するのか、移行措置講じつつIPV使用踏み切るのかなど、我が国におけるポリオワクチン今後について世界的な流行状況視点においてワクチンの有効性安全性総合的に論じ時期となっている。

感染症法における取り扱い
ポリオは2類感染症定められており、診断した医師直ち最寄り保健所届け出る必要がある報告のための基準以下の通りとなっている。
診断した医師の判断により、症状所見から当該疾患疑われ、かつ、以下の方法によって病原体診断なされたもの。
材料便な
 ・病原体検出
  ポリオウイルス分離同定など


国立感染症研究所感染症情報センター


ポリオ

名前 Pollio

急性灰白髄炎

(ポリオ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/02 00:32 UTC 版)

急性灰白髄炎(きゅうせいかいはくずいえん、poliomyelitis)は、ポリオ (Polio) とも呼ばれる、ピコルナウイルス科エンテロウイルス属ポリオウイルスによるウイルス性感染症。ポリオは、Poliomyelitis(ポリオマイアライティス)の省略形。ポリオウイルスが原因で、脊髄灰白質(特に脊髄の前角)が炎症を起こす。初めの数日間は胃腸炎のような症状が現れ、その後1パーセント以下の確率で、ウイルスに関連した左右非対称性の弛緩性麻痺(下肢に多い)を呈する病気である。


注釈

  1. ^ 現在は、March of Dime(10円募金)となって、ポリオ以外の様々な募金活動を実施している。
  2. ^ National Immunization Days の略。

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「急性灰白髄炎」の続きの解説一覧

ポリオ(急性灰白髄炎)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 07:42 UTC 版)

感染症の歴史」の記事における「ポリオ(急性灰白髄炎)」の解説

詳細は「急性灰白髄炎#歴史を参照 ポリオは、小児発症多かったことから小児麻痺しょうにまひ)」の名でも知られ日本での正式名称は「急性灰白髄炎」である。 ポリオの名称は、英語の poliomyelitis の前半部分灰白部)に由来しており、中枢神経である脳灰白部と脊髄病変生じところからの名称である。ポリオは、ピコルナウイルス科エンテロウイルス属ポリオウイルス病原体とする感染症であり、脊髄神経灰白質をおかすため、はじめの数日間風邪をひいたような症状あらわれるが、その後急に足や腕がまひして動かなくなる病気である。 ポリオウイルス感受性があるのは霊長類だけであり、自然宿主ヒトだけである。ポリオについても、その歴史古くエジプト第18王朝紀元前1403年紀元前1365年)の石碑に、片足萎縮してをついた人物刻されているが、これが症状からみてポリオであろう推定されている。日本では北海道洞爺湖町縄文時代後期考古遺跡入江貝塚から出土した女性人骨にポリオ痕跡可能性が高い遺体認められる が、日本へのポリオ流入明治以降であるという有力な反論があり、定説には至っていない。 ポリオウイルス感染したとしても、後遺症として麻痺がのこるのは100分の1ないし1,000分の1といわれている。ポリオ患者として知られる著名人数多くそのなかで麻痺のこったのは不運なケースといえるが、その麻痺克服して成人後大きな業績成し遂げた人も多い。たとえば、日本社会党委員長であり横浜市長経験した飛鳥田一雄ニュートリノ研究2002年ノーベル物理学賞受賞した小柴昌俊1960年ローマオリンピック女子短距離3種目(女子100m200m400mR)で金メダルを獲得したウィルマ・ルドルフなどが知られる。 なお、ポリオ患者として有名であった人物に第32アメリカ合衆国大統領フランクリン・ルーズベルトがいる。1921年にポリオに罹患したF.ルーズベルトはみずからの麻痺症状治療のために、1926年ジョージア州ワームスプリングス(英語版)の温泉地土地購入して別宅建てた。しばしば同地滞在したため、別宅は「リトルホワイトハウス」と呼ばれ1945年4月にそこで死去している。 F.ルーズベルトは、みずからの障害体験から障害者支援には積極的で大統領就任後、ポリオ対策のために国立小児麻痺財団the National Foundation for Infantile Paralysis) を設立して募金活動おこない、ワームスプリングスには彼の死後、ルーズベルトポリオ病院建てられた。ただ、かれ自身は日常生活において車いす用いていたものの、その姿マスメディアみられるのを嫌い、車いす姿の写真2枚しか残っていない。また、メディア側もあえてそのこと報道しなかったため、当時アメリカ国民大統領麻痺があったことはほとんど知らなかったという。 2003年F.ルーズベルトは実はポリオではなく神経疾患であるギランバレー症候群であったという記事アメリカ合衆国医学情報誌報告された。それによれば39歳という壮年達してから発症したことや、彼の症状8項目のうちの6項目がギランバレー症候群特徴的な症状示し、ポリオを示す症状2項目にすぎなかったことからギランバレー症候群であった可能性が高いということである。ワームスプリングスのポリオ病院も、こんにちではリハビリテーション施設変わっている

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「ポリオ(急性灰白髄炎)」を含む「感染症の歴史」の記事については、「感染症の歴史」の概要を参照ください。


ポリオ

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ウイルス学の歴史」の記事における「ポリオ」の解説

詳細は「急性灰白髄炎を参照 1949年ジョン・フランクリン・エンダース (18971985)、トーマス・ハックル・ウェーラー (1915–2008)、そしてフレデリック・チャップマン・ロビンス (19162003) は、ヒト胚培養細胞用いて初めポリオウイルス培養し固形動物組織や卵を用いずなされた最初のウイルス培養となったポリオウイルスによる感染ほとんどの場合極めて穏やかな症状しか引き起こさない。このことはウイルス培養細胞から単離されるまで知られておらず多くの人々がポリオの発症至らない穏やかな感染経験していることが示された他のウイルス感染症とは反対に、ポリオの発症 (稀で深刻な感染形態) は20世紀入って増加し1952年頃にピーク達した。ポリオの発症ジョナス・ソーク (1914–1995) による効果的なワクチン製造もあって減少転じたが、それが可能になったのもウイルス生育する細胞培養システム発明によるものである。

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ポリオ

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ウイルスの社会史」の記事における「ポリオ」の解説

詳細は「急性灰白髄炎」、「ポリオの歴史」、および「ポリオの根絶英語版)」を参照 20世紀中盤の夏を通じてアメリカヨーロッパの親は「小児麻痺」として知られていた急性灰白髄炎 (ポリオ) の出現毎年恐れていた。この病気20世紀初頭には稀であり、世界中で毎年数千件の症例あるだけだったが、1950年代にはアメリカだけで毎年6件、イングランドとウェールズでは平均して2300発生した1916年から1917年にかけてアメリカで大きな流行発生し、27000件の症例6000人の死亡記録され発生件数ニューヨークだけでも9000件に達した当時ウイルスどのように広まっているのかについて知る者はなかった。多くの都市居住者たちは、科学者たち含めて病気スタテンアイランドのような豊かな地域でより広がっていたにもかかわらず貧しスラム居住する移民感染源となっていると考えていた。フィラデルフィアのような都市でも同様のパターン見られた。多くの先進国同時に影響を受けており、特にスウェーデンでは、アメリカでアウトブレイク以前に大規模な流行発生していた。 ポリオが20世紀入ってから先進国増加した理由完全に解明されていないポリオウイルスは、糞口経路ヒトからヒト伝染し自然宿主ヒトだけである。そのため、衛生環境改善され豊かになった時期問題となったのは逆説的である。ウイルス20世紀初めに発見されていたが、それが普遍的に存在することは1950年代まで認識されていなかった。感染者のうち病気進行するのは2%以下であり、ほとんどの感染軽度であること現在では知られている流行最中にはウイルス事実上どこにでも存在していたため、公衆衛生当局感染源特定することができなかった。 1950年代中盤ワクチンの開発を受けて集団予防接種運動多くの国で行われたアメリカではマーチ・オブ・ダイムズ(英語版)による運動の後、ポリオの年間発生件数劇的に低下しアウトブレイク1979年最後となった1988年には世界保健機関などの組織世界ポリオ根絶イニシアティブ英語版)を開始し1994年にはアメリカ大陸はポリオの清浄地域となり、2000年には太平洋地域が、そして2003年にはヨーロッパ続いた2012年終わりには、ポリオの世界保健機関への報告223件のとなった多くポリオウイルス1型感染であり、122件がナイジェリア、1件がチャド58件がパキスタン37件がアフガニスタン発生した予防接種チームはしばし危険に遭遇した2013年初めにパキスタンでは予防接種実施していた7人殺害されナイジェリアでは9人が殺害されたパキスタンではさらなる妨害があり、2013年2月26日には警備行っていた警察官殺害された

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