ホウ酸水とは?

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ホウ酸水

読み方:ホウさんすい
別名:ホウ酸水溶液
英語:Boric acid solution

ホウ酸(BH3O3)の水溶液弱酸性毒性を持つため、害虫駆除のために用いられる。また、中性子吸収する効果利用し、原子炉核分裂反応制御するためにも用いられる。

2011年3月東京電力福島第一原子力発電所発生した原発事故では、事故発生直後燃料棒露出するという事態に至り急遽原子炉1号機海水を用いたホウ酸水が投入された。海水真水代替燃料棒冷却するため、ホウ酸は、中性子吸収して燃料棒核分裂反応抑制し、再臨界が生じるのを阻止するためのものである

2011年6月には、原子炉3号機使用済み核燃料プールに対してホウ酸水の注入が行われた。これは、使用済み核燃料プール内に建屋のがれきが落下したことで冷却水アルカリ性になり、使用済み核燃料を乗せているアルミニウムラック腐食するおそれがあるため、酸性を示すホウ酸水を注入して中和しようという措置である。

ホウ酸

(ホウ酸水 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/24 07:09 UTC 版)

ホウ酸(ホウさん、硼酸、Boric acid)もしくはオルトホウ酸化学式H3BO3またはB(OH)3で表わされるホウ素オキソ酸である。温泉などに多く含まれ、殺菌剤殺虫剤医薬品眼科領域)、難燃剤原子力発電におけるウラン核分裂反応の制御、そして他の化合物の合成に使われる。常温常圧では無色の結晶または白色粉末で、水溶液では弱い酸性を示す。ホウ酸の鉱物硼酸石(サッソライト)と呼ばれる。メタホウ酸四ホウ酸などホウ素のオキソ酸を総称してホウ酸と呼ばれることもある[1]




注釈

  1. ^ 減速材は中性子のもつエネルギーを低くするためのもので核反応を促進する役割があり、冷却材は発生する熱を吸収する役割のものであり、この場合はいずれとも役割が異なる。

出典

  1. ^ a b 丸内 (2005) p.103。
  2. ^ Eti Mine Works.
  3. ^ 丸内 (2005) p.104。
  4. ^ a b Wagman et al. (1982).
  5. ^ a b c d コットン、ウィルキンソン (1987)。
  6. ^ 千谷 (1959) p.369。
  7. ^ 田中 (1981).
  8. ^ safety data ホウ酸”. 日本医薬品添加剤協会. 2014年10月21日閲覧。
  9. ^ Nielsen, Forrest H. (1997). Plant and Soil 193 (2): 199. doi:10.1023/A:1004276311956. 
  10. ^ Klotz, J. H.; Moss, JI; Zhao, R; Davis Jr, LR; Patterson, RS (1994). “Oral toxicity of boric acid and other boron compounds to immature cat fleas (Siphonaptera: Pulicidae)”. J. Econ. Entomol. 87 (6): 1534–1536. PMID 7836612. 
  11. ^ 露本 第 3 回特許ビジネス市。
  12. ^ 山本 (2009).


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