ベルリンの戦いとは? わかりやすく解説

ベルリンの戦い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/01 09:39 UTC 版)

ベルリンの戦い(ベルリンのたたかい、 英語: Battle of Berlin)は、第二次世界大戦末期、1945年4月16日ソビエト赤軍ゼーロウ高地攻撃開始から、総統地下壕におけるアドルフ・ヒトラーの自殺国会議事堂の陥落、5月2日ドイツ国防軍のベルリン防衛軍司令官ヘルムート・ヴァイトリング砲兵大将降伏に至るまで、ベルリン周辺で展開された赤軍とドイツ軍の戦闘のことである。




注釈

  1. ^ 1945年3月5日に編成が発令された、クンマースドルフ戦車大隊1個からなる装甲師団。同師団は、1945年初頭、編成途中のままヴァイクセル軍集団に編入、ゼーロウ高地で戦い、その後ベルリン市街戦に加わる。師団の最後の車輌は5月1日に撃破され、翌日赤軍に降伏した(マクシム・コロミーエツ『1945年のドイツ国防軍戦車部隊』、小松徳仁 訳・高橋慶史 監修、大日本絵画、pp.78-79)。
  2. ^ ヴァイトリングがベルリン防衛軍司令官の任命されたのは24日であったが、前日の4月23日よりベルリン東地区と南東地区の指揮を担当していた(H・エーベルレ『ヒトラー・コード』高木玲 訳、講談社、2006年、ISBN 4-06-213266-4、p.396)。また、高橋慶史によれば25日となっている(高橋慶史『続 ラスト・オブ・カンプフグルッペ』p.309)。

出典

  1. ^ a b c 『詳細 独ソ戦全史 「史上最大の地上戦」の実像』デビット・M・グランツ、ジョナサン・M・ハウス共著 守屋純訳 P600
  2. ^ 作戦の詳細は、ゲ・カ・ジューコフ『ジューコフ元帥回想録 革命★大戦★平和』清川勇吉・相場正三久・大沢正 共訳、朝日新聞社、pp.497-512を参照。
  3. ^ コーネリアス・ライアン『ヒトラー最後の戦闘 [下]』木村忠雄 訳、早川書房<ハヤカワ文庫>、pp.92-95,p.104。
  4. ^ コーネリアス・ライアン『ヒトラー最後の戦闘 [下]』木村忠雄 訳、早川書房<ハヤカワ文庫>、p.95-100。
  5. ^ ピーター・アンティル『世界の戦場イラストレイテッド1  ベルリンの戦い 1945』三貴雅智 訳、大日本絵画、p.53。
  6. ^ a b コーネリアス・ライアン『ヒトラー最後の戦闘 [下]』木村忠雄 訳、早川書房<ハヤカワ文庫>、pp.157-161。
  7. ^ アントニー・ビーヴァー『ベルリン陥落1945』川上洸 訳 白水社 P399
  8. ^ 吉村昭『深海の使者』、文藝春秋<文春文庫>、pp.332-337
  9. ^ ピーター・アンティル『世界の戦場イラストレイテッド1  ベルリンの戦い 1945』三貴雅智 訳、大日本絵画、pp.40-48,p.55。
  10. ^ コーネリアス・ライアン『ヒトラー最後の戦闘 [下]』木村忠雄 訳、早川書房<ハヤカワ文庫>、pp.209-217。
  11. ^ ピーター・アンティル『世界の戦場イラストレイテッド1  ベルリンの戦い 1945』三貴雅智 訳、大日本絵画、p.55,p.56。
  12. ^ アントニー・ビーヴァー『ベルリン陥落1945』川上洸 訳、白水社、p.275。
  13. ^ アントニー・ビーヴァー『ベルリン陥落1945』川上洸 訳、白水社、p.424。
  14. ^ アントニー・ビーヴァー『ベルリン陥落1945』川上洸 訳、白水社、森林戦。
  15. ^ コーネリアス・ライアン『ヒトラー最後の戦闘 [下]』木村忠雄 訳、早川書房<ハヤカワ文庫>、pp.277-279。
  16. ^ ピーター・アンティル『世界の戦場イラストレイテッド1  ベルリンの戦い 1945』三貴雅智 訳、大日本絵画、p.83。
  17. ^ V・K・ヴィノグラードフ,Ya・F・ポゴーニィ,N・V・チェプツォフ 編『KGB秘調書 ヒトラー最後の真実』 佐々木洋子,貝澤哉,鴻英奈 訳、光文社、2001年、ISBN 4-334-96113-4、pp.409-412。
  18. ^ ピーター・アンティル『世界の戦場イラストレイテッド1  ベルリンの戦い 1945』三貴雅智 訳、大日本絵画、p.85。
  19. ^ フォルカー(2022年)、202頁。
  20. ^ フォルカー(2022年)、197頁。
  21. ^ フォルカー(2022年)、201-202頁。
  22. ^ ヘルケ・ザンダー / バーバラ・ヨール『1945年・ベルリン解放の真実 戦争・強姦・子ども』寺崎あき子・伊藤明子 訳、現代書館、1996年、ISBN 4-7684-7772-0 pp.66-76。
  23. ^ イリヤ・エレンブルク『わが回想 人間・歳月・生活』第五部、木村浩 訳、朝日新聞社、1969年、pp.33-44。
  24. ^ コンスタンチン・アキンシャ & グリゴリイ・コズロフ 著/木原武一 訳『消えた略奪美術品』、新潮社、1997年、ISBN 4-10-535201-6
  25. ^ 吉村昭『深海の使者』、文藝春秋<文春文庫>、pp.330-331。
  26. ^ Berlin 1945: End of the Thousand Year Reich Peter Antill. Osprey Publishing. (2005). p. 28. ISBN 978-1-84176-915-8 



ベルリンの戦い

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ミュンヘベルク装甲師団」の記事における「ベルリンの戦い」の解説

ミュンヘベルク師団はミュンヘベルクの都市周辺での後方支援中に大きな損害受けた師団残余は、ベルリン北東部シュプレー川付近守備陣地確保することになったこの段階で部隊残っていたのは、戦車12両、ハーフトラック30両のみであった1945年4月25日午後ベルリン防衛担当していたヘルムート・ヴァイトリング砲兵大将は、ミュンヘベルク師団指揮官として、ムマート少将防衛地区「A」「B」を割り当てた師団ベルリン北東にあり、この日、アレクサンダー広場Alexanderplatz)に向かう途中で指揮乱れ10時テンペルホーフ空港地区指揮撤回した後、すでに退却余儀なくされる状況となったその後、再びアレクサンダー広場への移動命じられたが、敵機による空襲晒されつつハレッシェ・トル(Hallesches Tor)へ向かった

※この「ベルリンの戦い」の解説は、「ミュンヘベルク装甲師団」の解説の一部です。
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