ベニスナゴ Schizymenia dubyi (Chauvin ex Duby) J.Agardh
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からだはやや厚みのある膜状で長い楕円形になる。からだの頂端は尖らず,縁はやや波打ったようになる。根本の方は急に細くなり,短い茎部を持つ。付着部は小さい盤状。からだは縦に裂けやすく,いくつかに裂けて分かれている事も多い。成熟すると,嚢果がからだの全面に肉眼でもわかる小さな赤い点のように散らばる(表面写真)。表層には小さな穴が開いており,そこを覗くとその奥に嚢果が見える(切片写真・嚢果拡大写真)。また、表面を拡大してみると嚢果以外にも白い大きな細胞がところどころにみられる(腺細胞)(表面顕微鏡写真)。手触りはやわらかく,生体は紅色~暗紅色。押し葉標本は台紙によく付く。
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