プルシアン-ブルーとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 日本語表現辞典 > プルシアン-ブルーの意味・解説 

プルシアンブルー

紺青呼ばれる顔料由来する青色紺青色とも呼ばれる顔料そのものを指す場合もある。プルシアンブルーは「プロイセン風の青色」といった意味。

プルシアン‐ブルー【Prussian blue】

読み方:ぷるしあんぶるー

プロシアの青の意。「プルシャンブルー」とも》「紺青」に同じ。ベルリン青

プルシアン‐ブルーの画像
#192f60/R:25 G:47 B:96/C:80 M:50 Y:0 K:50

紺青

(プルシアン-ブルー から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/21 07:30 UTC 版)

紺青(こんじょう)とは、のシアノ錯体に過剰量の鉄イオンを加えることで、濃青色の沈殿として得られる顔料である。日本古来の天然顔料である岩紺青と区別するために花紺青と呼ぶことがある。ただし一般的には花紺青とはスマルトの別称である。


注釈

  1. ^ : Color Index Generic Name
  2. ^ : Pigment Blue 27
  3. ^ : iron blue
  4. ^ : prussian blue
  5. ^ : berlin blue
  6. ^ : turnbull's blue
  7. ^ : milori blue
  8. ^ : chinese blue
  9. ^ チャイナブルーとは別色
  10. ^ : paris blue
  11. ^ 江戸期の日本ではドイツの首都名「ベロリン(ベルリン)」に因み、「ベロ」と呼ばれた。
  12. ^ ヘキサシアニド鉄(II)酸塩について、上記のヘキサシアニド鉄(II)酸カリウム(K
    4
    [Fe(CN)
    6
    ])はプルシアンブルー (KFe[Fe(CN)
    6
    ]) とは別物である。
  13. ^ ヘキサシアニド鉄(II)酸カリウムは非常に安定で水溶液中でシアン化物イオン (CN
    ) を放出せず毒性は低いが、ヘキサシアニド鉄(III)酸カリウム (K
    3
    [Fe(CN)
    6
    ]) はやや不安定で、CN
    を遊離するので有毒である。ここで言う有毒とは一定の条件下での主に水生生物を対象とする作用についてで、人体に対してではない。ヒトの肝臓は一時間あたり数十ミリグラムのシアンを無毒化する能力を持つため、シアノ錯体が分解して発生するシアンは少量であれば問題にならない(人が試薬を舐めても平気だが、排水中に経常的に含まれていると放流先の生態系がダメージを受ける、といった意味)。

出典

  1. ^ 村上哲 2020, p. 159-160.
  2. ^ プルシアンブルー;新しい応用とそのナノ粒子 (PDF) THE CHEMICAL TIMES 2013 No.3(通巻229号)p.23-27
  3. ^ プルシアンブルー使用に関する注意喚起 放射線医学総合研究所 緊急被ばく医療研究センター (PDF)
  4. ^ ラディオガルダーゼ®カプセル500mg 日本メジフィジックス
  5. ^ FACT SHEET Prussian Blue CDC Radiation Emergencies


「紺青」の続きの解説一覧

「プルシアンブルー」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「プルシアン-ブルー」の関連用語

プルシアン-ブルーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



プルシアン-ブルーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
実用日本語表現辞典実用日本語表現辞典
Copyright © 2024実用日本語表現辞典 All Rights Reserved.
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの紺青 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS