ブレーン‐トラスト【brain trust】
ブレーントラスト
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ブレーントラスト(brain trust)とは、政府・政治家が政策の立案・検討などを行う際に相談役となって、各専門分野について助言する学識経験者[1]。私的な顧問や相談役なども意味する。「ブレーン」「ブレイン」と呼ばれることが多い。
- ^ a b 第2版, ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,精選版 日本国語大辞典,デジタル大辞泉,世界大百科事典. “ブレーントラストとは”. コトバンク. 2021年8月17日閲覧。
- ^ 第2版, ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典. “ブレーン・トラストとは”. コトバンク. 2021年8月17日閲覧。
- ^ 第2版, ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,精選版 日本国語大辞典,デジタル大辞泉,世界大百科事典. “ブレーン・トラストとは”. コトバンク. 2021年8月17日閲覧。
- ^ 第2版, ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,精選版 日本国語大辞典,デジタル大辞泉,世界大百科事典. “ブレーン政治とは”. コトバンク. 2021年8月17日閲覧。
- ^ 内閣官房参与とは マネー辞典m-Words
- 1 ブレーントラストとは
- 2 ブレーントラストの概要
ブレーントラスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 09:49 UTC 版)
海軍はシーメンス事件以降、陸軍と異なり極端とも言える程政界とは疎遠な存在となったが、日華事変以降は海軍の政治体制への不備が表面化しつつあった。このため、海軍部内に軍務局付属機関として調査課が1939年(昭和14年)に制度化された。これに加え、高木の提案により、日本の戦争理念の研究、生産増強策の提案、海軍政治力の補強に貢献すべく、各方面より人材を確保して構築したのが以下のブレーントラストである。戦時体制強化と共に次々と開設された。 思想懇談会 安倍能成(第一高等学校長、のち文部大臣)、冨塚清、服部静夫、藤田嗣雄、和辻哲郎(東京帝国大学教授)、岸田国士(劇作家)、関口 泰(朝日新聞社)、仁科芳雄(理化学研究所)、木下杢太郎(作家)、幹事 谷川徹三(法政大学教授、のち総長) 外交懇談会 伊藤正徳(時事新報)、稲畑勝治(外交評論家)、神川彦松、高木八尺(東京帝国大学教授)、田村幸策(中央大学教授)、松下正寿(立教大学教授)、鶴見祐輔(著述評論家)、 幹事 三枝茂智(明治大学教授) 政治懇談会 岸本誠二郎(京都帝国大学教授)、佐々弘雄、緒方竹虎、田中慎次郎(朝日新聞社)、杉原荒太(外務省、のち防衛庁長官)、湯川盛夫(外務省、駐英大使)、田中二郎(東京帝国大学助教授)、細川護貞(近衛文麿秘書)、幹事 矢部貞治(東京帝国大学教授) 総合研究会 板垣与一(東京商科大学)、大河内一男(東京帝国大学助教授)、三枝茂智(前項)、高山岩男(京都帝国大学教授)、谷川徹三(前項)、武村忠雄、永田清(慶應義塾大学教授)、矢部貞治(東京帝国大学教授)、松下正寿(前項)、幹事なし 経済研究会 板垣与一(前項)、大河内一男(前項)、武村忠雄(前項)、松下正寿(前項)、永田 清(前項) 太平洋研究会 松下英麿、畑中繁雄(中央公論社)、大森直道(改造社)、加田哲二、平野義太郎等 戦時生産研究会 松前重義(逓信省工務局長)が主宰し各省中堅事務当局者 対米研究会 都留重人(経済学者)、野田岩次郎(実業家)、松下正寿(前項) 法律政策研究会 田中耕太郎、石井照久(東京帝国大学教授)、田中二郎(前項) 嘱託 天川勇(慶應義塾大学)、江沢謙治、溜島武雄、田中精一、谷口良彦、中山伊知郎(東京商科大学)、大熊信行(高岡高等商業学校)、大患代夫、加田哲二(慶應義塾大学)、清水澄(東京帝国大学)、清水幾太郎、杉村章三郎(京都帝国大学)、高木友三郎(明治大学)、本位田祥男、穂積重遠、蠟山政道(東京帝国大学) 海軍省顧問 井上庚二郎、岡田文秀、竹内可吉、藤原銀次郎、藤山愛一郎、松江春次、山崎巌、東竜太郎、湯川盛夫 このメンバーの中には、東條内閣の戦時体制強化への批判から後述の東條首相自身の暗殺計画に賛同・参加する者も存在した。
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