フルデプスｱｽﾌｧﾙﾄ舗装

舗装技術の種類

フルデプスアスファルト舗装

■概要
　フルデプスアスファルト舗装は、構築路床・路床（原地盤）の上のすべての層に加熱アスファルト混合物および瀝青安定処理路盤材料を用いた舗装で、計画高さに制限がある場合、地下埋設物が浅い位置にある場合、施工期間が長くとれない場合など、施工上の制約を受ける場合に採用されます。一方、施工基盤となる路床上に直接アスファルト混合物を施工するため、路床に所定の支持力（設計CBR＝６以上）が必要です。

■特徴
●　すべての層を加熱アスファルト混合物および瀝青安定
　　処理路盤材料を使用することにより、舗装厚を薄くでき
　　ます
●　シックリフト工法（１層の仕上がり厚さが10cmを越える）
　　と併用することで、工期短縮が図れます

■主たる性能
●　時間短縮

■従たる性能
●　疲労破壊抵抗性（構造強化）

■用途・適用箇所
●　舗装路面の計画高さに制限がある箇所
●　地下埋設物の位置が浅い箇所
●　急速施工が要求される箇所

■この工法を紹介しているHP

東亜道路工業（株）

道路用語辞典

フルデプスアスファルト舗装

路床上の全ての層にアスファルト混合物を用いた舗装。

この舗装は厚さを薄くできるので掘削土量が少ない。施工時間を短縮できる、水の浸入による路盤支持力の低下がないなどの特徴がある。