フランソワーズ・サガンとは? わかりやすく解説

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サガン【Françoise Sagan】

読み方:さがん

[1935〜2004フランス女流小説家巧み心理描写により、倦怠感漂う恋愛を描く。作「悲しみよこんにちは」「ある微笑」など。


フランソワーズ・サガン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/01 04:00 UTC 版)

フランソワーズ・サガンFrançoise Sagan1935年6月21日 - 2004年9月24日)は、フランス小説家脚本家。本名はフランソワーズ・コワレ(Françoise Quoirez)。ペンネームは、マルセル・プルーストの小説『失われた時を求めて』の登場人物 「Princesse de Sagan」から取られた。


注釈

  1. ^ 今の私立リセ・ノートルダム=デ=ゾワゾー (Lycée Notre-Dame-des-Oiseaux) の前身で女子教育を行う修道院女子校が母体。学校まで遠方の家庭もしくは育児放棄された子どもを主な対象とした寄宿学校で、英語圏でいうボーディングスクールにあたる。修道院が行うものは男女別学か共学かを問わず、パンシオナ (Pensionnat) もアンテルナ (Internat) も此に含まれる。「クヴァン・デ・ゾワゾー女子寄宿学校」は旧称を「クヴァン・デ・ゾワゾー」(オワゾー修道院女子学校 (Couvent des Oiseaux) の意)と称し1905年に政教分離法により廃止。その後、短期間のみアンリ・マティスの女子絵画学校になり、一時はビロン館に移るなど変遷があったが、7区セーヴル通り界隈に所在した。サガンが通っていた頃には8区フォーブール・サントノレ界隈ポンチウ通り (Rue de Ponthieu) にあった同校は、1960年に16区オートゥイユ地区ミケランジュ通り (Rue Michel-Ange) 12番地に移転。
  2. ^ サガンの1950年頃からの親友。パリ16区出身で、父親は作家で文化相のアンドレ・マルロー。ユダヤ系という点を除くと、ヌイイ=シュル=セーヌ出身のベルナール・フランク(fr, ジャーナリスト)を加えた3人は共にブルジョワ子弟、本好きという共通点があった。2008年の映画では、フロランス役をマルゴ・アバスカル (fr) が演じた。
  3. ^ シャルロット・エイヨーは歌手ジュリエット・グレコの姉妹で、アレキシス・ ド・レデフランス語版英語版の妻(第3代ローゼンベルグ=レデ男爵アレクス・フォン・ローゼンベルク=レデ, Oskar Dieter Alex von Rosenberg-Redé, 3rd Baron von Rosenberg-Redé)。レデ家はオーストリア=ハンガリー帝国出身のユダヤ系で夫は富裕な銀行家、パリサン=ルイ島を本拠にした「耽美主義」のソーシャライトとして著名だった。

出典

  1. ^ Paris Match (2889). (2004年9月29日) 
  2. ^ Delassein 2002, p. 21.
  3. ^ Berest, Anne (2015-06-15). Sagan, Paris 1954. Gallic Books, Limited. p. 7. ISBN 978-1-910477-15-1. https://books.google.co.jp/books?id=ZBDCCQAAQBAJ&pg=PT7&redir_esc=y&hl=ja 
  4. ^ a b Delassein 2002, p. 9.
  5. ^ Lamy 2004, p. 38.
  6. ^ Vircondelet 2002, p. 15.
  7. ^ Gaffney, Holmes 2007, p. 178.
  8. ^ Delassein 2002, p. 34.
  9. ^ Bienvenue sur le site de Jean-Luc Delblat”. 2019年2月7日閲覧。
  10. ^ Vircondelet 2015, p. 70.
  11. ^ Lamy 2004, p. 129.
  12. ^ Lelièvre, Marie-Dominique (2008) (フランス語). Sagan à toute allure. Paris: Denoël. p. 32-33 ISBN 978-2207256947
  13. ^ Delassein 2002, p. 41.
  14. ^ 改題[13]、2004年「Livre de Poche」版。
  15. ^ Proust 1998, p. 190.
  16. ^ — «Il est vrai que ces grands hommes voyaient chez les Guermantes la princesse de Parme, la princesse de Sagan (que Françoise, entendant toujours parler d'elle, finit par appeler, croyant ce féminin exigé par la grammaire, la Sagante)…»[15].
  17. ^ (C)MovieWalker、(c)キネマ旬報社. “厚化粧の女のストーリーや出演者 | Weblio辞書”. www.weblio.jp. Weblio. 2021年4月3日閲覧。


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