ビル・ワイマン_(アルバム)とは? わかりやすく解説

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ビル・ワイマン (アルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/27 18:21 UTC 版)

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ビル・ワイマン
ビル・ワイマンスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ロックシンセポップ
時間
レーベル A&Mレコード
プロデュース ビル・ワイマン、クリス・キムゼイ
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 55位(イギリス[1]
  • ビル・ワイマン アルバム 年表
    Green Ice
    (1981年)
    ビル・ワイマン
    (1982年)
    スタッフ
    (1992年)
    テンプレートを表示

    ビル・ワイマン[注釈 1]』(Bill Wyman)は、イングランドロック・ミュージシャン、ビル・ワイマン1982年に発表した、ソロ名義では3作目(サウンドトラック・アルバムも含めれば4作目)のスタジオ・アルバム

    背景

    「シー・シー・ロック・スター」は、ワイマンが映画『エメラルド大作戦英語版』のサウンドトラックに提供したインストゥルメンタル「Si Si」を歌入りにした曲で[2]、当初はイアン・デューリーに提供することも考えられたが、最終的にはワイマン自身による録音が1981年にシングルとしてリリースされた[3]。同曲はイギリスおよびオランダで14位[4][5]、ニュージーランドでは6位[6]を記録するヒットとなった。

    1981年10月には、「カム・バック・スザンヌ」も本作からの先行シングルとしてリリースされたが、同作は全英チャート入りしていない[7]

    反響・評価

    母国イギリスでは、『モンキー・グリップ』(1974年)以来8年ぶりに全英アルバムチャート入りを果たし、最高55位を記録した[1]。また、「ニュー・ファッション」はシングル・カットされて全英37位に達した[4]

    Donald A. Guariscoはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「豪華な顔ぶれのバックアップ・ミュージシャンの起用が支配的だった以前のソロ・アルバムとは異なり、リズム・セクションと少数のゲストだけの協力を得て、多くの楽器を自分で演奏し、ベテランのロッカーとしての手腕を見せつけた。その結果、ニュー・ウェイヴの電子的な鋭さと、古き良きロックンロール的な音作りの融合により、新鮮で首尾一貫したサウンドとして結実した」と評している[8]

    収録曲

    特記なき楽曲はビル・ワイマン作。

    1. ライド・オン・ベイビー - "Ride on Baby" (Bill Wyman, Stephen Wyman) - 3:55
    2. ニュー・ファッション - "A New Fashion" (B. Wyman, Terry Taylor) - 4:10
    3. ニュークリア・リアクション - "Nuclear Reactions" - 3:39
    4. ビジョンズ - "Visions" (B. Wyman, T. Taylor) - 4:14
    5. ジャンプ・アップ - "Jump Up" (B. Wyman, Chris Kimsey) - 3:59
    6. カム・バック・スザンヌ - "Come Back Suzanne" - 3:25
    7. リオ・デ・ジャネイロ - "Rio de Janeiro" - 4:16
    8. ガールズ - "Girls" - 2:46
    9. セブンティーン - "Seventeen" - 3:44
    10. シー・シー・ロック・スター - "(Si Si) Je suis un Rock Star" - 6:07

    2005年再発CD (TECI-24302)ボーナス・トラック

    1. ロスト・ギャラクシー - "Lost Galaxy" (B. Wyman, T. Taylor) - 4:23

    参加ミュージシャン

    アディショナル・ミュージシャン

    • デイヴ・ローソン - シンセサイザー
    • ブライアン・セッツァー - ギター(on #1)
    • スティーヴン・ワイマン - シンセサイザー(on #1)
    • クリス・レア - ギター(on #4)
    • メル・コリンズ、マーティン・ドローヴァー、アニー・ホワイトヘッド - ホーン・セクション(on #5)
    • Bob Wiczling - ドラムス(on #6, #9)
    • スリム・ジム・ファントム英語版 - ドラムス(on #7)
    • ブルース・ロウランズ - ドラムス(on #10)
    • クリス・キムゼイ - バッキング・ボーカル
    • スチュアート・エプス - バッキング・ボーカル

    脚注

    [脚注の使い方]

    注釈

    1. ^ 1995年再発CD (PSCR-5415)、2005年再発CD (TECI-24302)の帯に準拠。日本初回盤LP (AMP-28050)の邦題は『カム・バック・スザンヌ』だった。

    出典

    1. ^ a b BILL WYMAN | full Official Chart History | Official Charts Company - 「ALBUMS」をクリックすれば表示される。
    2. ^ 2005年再発CD (TECI-24302)ライナーノーツ(寺田正典)
    3. ^ Ankeny, Jason. “Bill Wyman - Biography & History”. AllMusic. 2020年1月4日閲覧。
    4. ^ a b BILL WYMAN | full Official Chart History | Official Charts Company
    5. ^ Bill Wyman - (Si Si) Je suis un Rock Star - dutchcharts.nl
    6. ^ charts.org.nz - Bill Wyman - (Si Si) Je suis un Rock Star
    7. ^ 越谷政義『ローリング・ストーンズ大百科』CBS・ソニー出版、1986年、208頁。ISBN 4-7897-0261-8
    8. ^ Guarisco, Donald A. “Bill Wyman - Bill Wyman”. AllMusic. 2020年1月4日閲覧。

    外部リンク




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