パンプキーナの人々
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「リトル・リトル・アリス」の記事における「パンプキーナの人々」の解説
ハートの女王リンネ(LINNE) パンプキーナを治めるハートの女王。年端もいかない少女の姿で無表情のドSであり、つまらない奴は触手で締め上げ制裁する。そのくせ無茶振りをする上民に関しては無関心。だが衛兵をはじめとするパンプキーナ城の臣下達からは忠義を尽くされていた。 その正体は魔界出身の元魔族である死神リンネ。魔王に匹敵する実力を誇る残虐無慈悲な孤高の魔族であった。その昔人間の生気を効率よく集めるべく界境の街パンプキーナを狙い単身で侵攻。たった3日でパンプキーナを陥落させ、女王の座を奪い取った。しかし女王の玉座には先代の女王が命がけで施した禁呪が仕込まれており、その玉座に座り臣下達から忠義を尽くされたことで自身の魔を奪われ人間と化し、同時に無気力になる。それ以来凶暴さはなりを潜め、「笑わせてみろ」などの無茶ぶり程度で済んだため、パンプキーナはリンネの代でもある程度は平和だった。 しかしロリコン達の邪念騒動で事態解決のため放たれたリデルの特大へそビームで玉座が壊れてしまい禁呪が消失。失われていた魔を取り戻し死神として復活する。パンプキーナの再侵略を宣言し手当り次第に人間の生気を食らっていくが、復活したての隙を突かれ、今度は魔王の転送魔法で宇宙の彼方へと飛ばされ魔力も奪われてしまう。割り込んできたリデルに街に迷惑かけた罰としての謝罪をかけて卓球勝負に持ち込まれると実は弱かったリデルを一方的に痛めつけるが、ライムの占いによる位置特定とアドバイザー達の協力により閉鎖空間の結界にパンプキーナとの通信が開け、街のみんなの声援を受けたリデルのスマッシュで一度はダウンに追い込まれる。しかしその一撃が結界にさえ穴を開け閉鎖空間に綻びが出たことで魔力を取り戻し再度リデルに猛攻を仕掛ける。だがそれでも街の皆を傷付けさせまいとするリデルとその姿に心打たれたパンプキーナ住民総出のへそ祭りにより魔力ですらない純粋な思いの力でリデルは神々しい姿に変身。その力による「ハートフル・プリンセス・シャイニングアロー」を受けその強大な力の前になす術無く敗北。自身の魔も残らず払われてしまった。そのあまりの威力は結界崩壊の危機をも招き、セバスとセラが駆けつけてリデルだけを救出しようとし、リンネ自身も「助けられるくらいなら死んだ方がマシ」と言ったが、あれはあくまでスポーツ勝負だったと主張するリデルに有無を言わさず連れ出されてしまい、共にパンプキーナに帰還する。 帰還してもパンプキーナの住民達には「死神」や「全ての元凶」と恐れられ、リンネ自身も受け入れられないと決めつけて過酷な魔界で孤独に生きてきた自身の身の上を話し「世は弱肉強食であるべきだ」と叫ぶが、その孤独な境遇に同情したリデルに諭された結果、強がっていた殻が破け、涙を流した。そして「もう悪さはできないから」というリデルの説得を受けたパンプキーナの住民達にも許され受け入れられた。 その後はみらいやメンバーと一緒にパンプキーナに残り、リデルの女王就任式に立ち会っている。 パンプキーナ城の衛兵達 リンネに使える城の兵士達。全員中世ヨーロッパの騎士のような甲冑を装着している。 先代女王がリンネの侵略の際にパンプキーナの平和を第一に考え下した命令に従い、侵略者のリンネを女王として祭り上げてまで忠義を尽くしていたが、禁呪の消失でリンネが死神として復活すると事の重大性を認識し国民に状況を伝えるべく奔走。ロリコン達の邪念騒動で立ち上げられていた作戦本部を死神対策本部へと変更させ、リデル達にリンネが人間になった本当の経緯を話した。 リデルとリンネの闘いが終わった後は、次期女王に選ばれたリデルに従っている。 アドバイザー達(ADVISER) 第13話で初登場したプロフェッショナル達。パンプキーナには女王を育成する女王アドバイザー、王族関係を打倒したい王族失墜アドバイザーに加え、ゲリラアドバイザー、傭兵アドバイザー、プロレスアドバイザー、さらに食生活に教育、住宅ローンに至るまでアドバイザーが存在する。 女王アドバイザーは女王を目指すリデルと金儲けを企むライムに女王のイロハを教え込んだが、実践編として洗脳電波発生装置を持ち出したためライム以外のメンバーから反発されてしまう。しかし当人は反省の色もなく寧ろ自身のプランを賞賛したライムに見所を感じ取りリデルを失格に追い込み幽閉した挙句わんこを好物のアメで買収し警備に採用。反対した邪魔者のキルシュとセバスを追放し僅か1週間でみらいや王国を築き上げた。囚われの身となったリデルを救出しようとした二人に今度は王族失墜アドバイザーが現れ契約。警備をやり過ごしてみらいや王国のみらいや城に潜入する。女王アドバイザーはわんこの他にも前述のゲリラアドバイザー、傭兵アドバイザー、プロレスアドバイザー達を動員して排除しようとするが、王族失墜アドバイザーの自爆さながらの特攻によって洗脳電波発生装置は破壊され、リデルはセバスとキルシュに救出された上みらいや城も爆散、パンプキーナの3分の1を支配していたみらいや王国は1週間で崩壊しみらいやの信用は失墜した。 女王アドバイザーと王族失墜アドバイザーはリデルとリンネの最終決戦の時にも再登場。ライムの占いで特定した結界に向けて電波の送受信を担当しサポート、リデルの勝利に一役買った。さらにパンプキーナ城の衛兵によって彼等がかつてリンネに従うことを拒否し、各々のやり方でリンネ体制の転覆を謀ろうと城を去って行った先代女王の教育係や兵士であったことも判明。リンネが敗北しリデルが女王になることが決定するとリデルに従うため城に戻ることを決めた。 先代女王(JOOU) リンネの侵攻を受けた時パンプキーナの女王だった女性。リンネの圧倒的な実力を鑑み、いたずらに被害を出すことよりも一人でも多くの国民を守り救うべく女王の玉座にリンネの「魔」を封印する禁呪を己の命を代償として施し、さらにその禁呪を確実に発動させるべく臣下達に侵略者であるリンネに忠誠を尽くすよう命じた。衛兵達はその約束を守りリンネを女王として迎えたので彼女の施した禁呪は発動しリンネの人間化/無力化に成功した。その後のパンプキーナが平和だったことから衛兵達、そして彼女の命に反し城を去ってアドバイザーとなった者達からも女王として敬愛されていたことが伺える。 最終話でリデルが新たな女王に就任する際、緊張していたリデルの背後に幻影として現れ、励ましの言葉と感謝の言葉を告げている。 実は姿形は第13話の女王アドバイザーの実績紹介のコマにおいて登場済みであった。
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