バランギニアンとは? わかりやすく解説

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バランギニアン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/03 07:55 UTC 版)

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地質時代 - 顕生代[* 1][* 2]
累代 基底年代
Mya[* 3]
顕生代 新生代 第四紀 2.58
新第三紀 23.03
古第三紀 66
中生代 白亜紀 145
ジュラ紀 201.3
三畳紀 251.902

古生代 ペルム紀 298.9
石炭紀 358.9
デボン紀 419.2
シルル紀 443.8
オルドビス紀 485.4
カンブリア紀 541
原生代 2500
太古代(始生代) 4000
冥王代 4600
  1. ^ 基底年代の数値では、この表と本文中の記述では、異なる出典によるため違う場合もある。
  2. ^ 基底年代の更新履歴
  3. ^ 百万年前

バランギニアン(Valanginian、バランジュ期)は、1億4020 ± 300万年前から1億3640 ± 200万年前にかけての、白亜紀における「期」と呼ばれる地質時代区分である。白亜紀最初の期にあたるベリアシアン(ベリアス期)に次ぐ時代で、オーテリビアン(オーテリーブ期)の前にあたる。

層序の定義

バランギニアンはスイスジュラ山脈ヌーシャテルの北にあるバランギンという小さな街にちなみÉdouard Desorによって1853年に命名された。

バランギニアンは繊毛虫の一種であるCalpionellites darderiが最初に現れる地層を下限としている。2009年の時点でGSSP(国際境界模式層断面と断面上のポイント)はまだ定められていない。上限(オーテリビアンとの境界)はアンモナイトの一種であるAcanthodiscusの産出する層を基準としている。

細分化

バランギニアンはしばしば前期と後期に細分化される。境界となるのはアンモナイトの一種Saynoceras verrucosumが最初に現れる海進のあった層である。

テチス海が存在していた地域において、バランギニアンはアンモナイトに基づいた5つの層に分けられる(新しい時代から古い時代にかけて)。

  • Criosarasinella furcillata
  • Neocomites peregrinus
  • Saynoceras verrucosum
  • Busnardoites campylotoxus
  • Tirnovella pertransiens

この時代の古生物

ダコサウルス
エナリオサウルス
プテロダウストロ
ヒラエオサウルスの発見時の様子


鳥類 Aves

竜盤目 Saurischia

獣脚亜目[2] Theropoda

竜脚形亜目 Sauropodomorpha

鳥盤目 Ornithischia

装盾亜目 Thyreophora

鳥脚亜目 Ornithopoda

翼竜目 Pterosaulia

ワニ形上目 Crocodylomorpha

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g h 生息年代は不確定。
  2. ^ 鳥類を除く
  3. ^ a b この時代からしか見つかっていない。

参考文献

関連項目

外部リンク




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