バックドア型
別名:バックドア型トロイの木馬,バックドア型ウィルス,バックドア型ウイルス
【英】Backdoor Trojan, BKDR
バックドア型とは、コンピュータウィルスやトロイの木馬の一種で、ネットワークを通じて外部からコンピュータを自由に操作できるような経路をかってに設置するマルウェアの総称である。
「バックドア」とは、もともと「裏口」を意味する。特に犯罪学上では「正規の手続きを踏まずに内部に入る事が可能な侵入口」を指すため、このように呼ばれている。
バックドア型のウィルスは、コンピュータプログラムのセキュリティホールを狙ったり、あるいはセキュリティホールがなくても(トロイの木馬となり)ユーザーにプログラムをダウンロードさせたりして、ユーザーのマシンに入り込む。侵入に成功すると、マシンの所有者には気づかれないようにネットワークのポートを開いてアクセス可能に設定する。バックドアを設置されてしまったマシンは分散DoS攻撃に加担するゾンビマシンなどとして利用される可能性がある。
バックドア型のウィルスの侵入を阻止するためには、ウィルスソフトの利用はもちろん、こまめにOSをアップデートすることなどが有効である。
参照リンク
Backdoor.Trojan - (シマンテック)
ウィルス・ワーム: | Facebookワーム Flashback Happy99 バックドア型 暴露ウィルス パスワードスティーラ ヒューリスティックスキャン |
バックドア型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 05:58 UTC 版)
「トロイの木馬 (ソフトウェア)」の記事における「バックドア型」の解説
詳細は「バックドア」を参照 バックドアは被害者の認識を経ずにインストールされ、実行される遠隔操作のためのプログラムである。バックドアは最も危険なトロイの一種とされている。クラッカーやハッカーの間ではしばしば"RAT"(Remote Administration Toolの略)と呼ばれている。OSの管理者権限を持っているかのように振る舞うため、他のトロイに比べ、比較的検知率が低い。公正な遠隔操作プログラムと異なるのは、被害者に無断かつ秘密裏にインストール、実行されるという点がほとんどであり、プログラムの機能自体は、公正なそれと大した差はない。代表的なバックドアは以下のような機能を持つ。 外部からのあらゆるシェルコマンドの実行 被害者のスクリーンの撮影 プログラム、データファイルの実行、停止、削除 被害者のハードディスクへのファイル、プログラムのアップロード/ダウンロード
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