バチカン 市国とは? わかりやすく解説

バチカン‐しこく【バチカン市国】

読み方:ばちかんしこく

バチカン[一]」の正称

「バチカン市国」に似た言葉

バチカン市国(イタリア)


バチカン市国

バチカン市国
State of the City of Vatican
通貨単位リラ
Lira
マップ
500 リラ (1974)
100 リラ (1974)
50 リラ (1974)
20 リラ (1974)
10 リラ (1974)
5 リラ (1974)
2 リラ (1974)
1 リラ (1974)

バチカン

(バチカン 市国 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/02 06:17 UTC 版)

バチカンとは、バチカン市国とカトリックの総本山の総称である[1]。国家としてのバチカン市国(バチカンしこく、ラテン語: Status Civitatis Vaticanaeイタリア語: Stato della Città del Vaticano)は、1929年にラテラノ条約により独立国となった南ヨーロッパに位置する国家で、その領域はローマ市内にある[2]。国土面積は世界最小である(0.44km²)[注釈 4]ヴァチカンバティカンヴァティカンヴァティカーノとも表記される。


注釈

  1. ^ イタリア語が常用される。
  2. ^ 1999年以前の通貨はイタリア・リラバチカン・リラ
  3. ^ バチカンのユーロ硬貨も参照。
  4. ^ ただし、バチカンは国際連合に加盟していないため、国際連合加盟国に限る場合はモナコが国土最小国に該当する。

出典

  1. ^ 日本国外務省・バチカン(Vatican)基礎データ
  2. ^ イタリア政府観光局(ENIT)公式サイト「ヴァティカン市国」
  3. ^ バチカン市国基本法第一条
  4. ^ バチカンが釈明、ワクチン接種拒否への解雇法令に批判集まる”. ロイター (2021年2月19日). 2021年2月21日閲覧。
  5. ^ 徳安茂『なぜローマ法王は世界を動かせるのか』PHP研究所、第1版第1刷、2017年3月1日。28-29頁。ISBN 978-4-569-83268-5
  6. ^ a b バチカン 基礎データ 外務省
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  8. ^ 衆議院会議録情報 第196回国会 予算委員会 第9号”. kokkai.ndl.go.jp. 2018年7月11日閲覧。
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  13. ^ 中華民国は、ヨーロッパ全域において外交関係を有する国が唯一バチカンのみであるため、同国のヨーロッパ全体の外交・政治活動の拠点ともなっている
  14. ^ NUNTIATURA APOSTOLICA IN IAPONIA ERIGITUR
  15. ^ “キューバ見つめて バチカン、50年の外交努力”. (2014年12月24日). http://www.christiantoday.co.jp/articles/14895/20141224/cuba-vatican-50-pope-francis.htm 2014年12月25日閲覧。 
  16. ^ “中国が初の政党白書 一党独裁の正当性強調”. 47ニュース. 共同通信 (共同通信社). (2007年11月15日). オリジナルの2013年12月24日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20131224114523/http://www.47news.jp/CN/200711/CN2007111501000289.html 2013年12月23日閲覧。 
  17. ^ “「中国政府は言論・宗教を抑圧」 米国が中国人権報告書発表”. 産経新聞 (産業経済新聞社). (2009年10月17日). オリジナルの2009年10月25日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20091025075008/http://sankei.jp.msn.com/world/america/091017/amr0910171912007-n1.htm 
  18. ^ “政府の教会統制策、バチカンの許可なく司祭叙階 - 中国”. AFPBB News (クリエイティヴ・リンク). (2006年5月3日). http://www.afpbb.com/article/life-culture/religion/2053086/526712 
  19. ^ Restriction and Suppression of Religious Freedom in China ボイス・オブ・アメリカ2006年5月17日
  20. ^ “バチカンとの国交樹立を妨げるもの - 中国”. AFPBB News (クリエイティヴ・リンク). (2006年3月26日). http://www.afpbb.com/article/life-culture/religion/2039872/431452?pageID=2 
  21. ^ “中国と協議 関係改善へ 法王、訪中の意向”. 毎日新聞. (2015年10月18日). http://mainichi.jp/articles/20151018/ddm/007/030/055000c 2016年9月22日閲覧。 
  22. ^ “Vatican Sec of State hopes for improved diplomatic relations with China”. バチカン放送. (2016年8月27日). http://en.radiovaticana.va/news/2016/08/27/vatican_sec_of_state_hopes_for_improved_relations_with_china/1254058 2016年9月22日閲覧。 
  23. ^ 上野景文『バチカンの聖と俗』、かまくら春秋社、2011、pp91-92
  24. ^ 「ビジュアルシリーズ 世界再発見1 フランス・南ヨーロッパ」p114 ベルテルスマン社、ミッチェル・ビーズリー社編 同朋舎出版 1992年5月20日第1版第1刷
  25. ^ “バチカン銀行の資金押収 「闇」の解明なるか”. 産経新聞 (産業経済新聞社). (2010年9月22日). オリジナルの2010年9月25日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20100925072035/http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100922/erp1009221931006-n1.htm 2011年1月10日閲覧。 
  26. ^ “バチカン、金融取引で資金洗浄か 監視局、6件を認定”. 朝日新聞. (2013年5月26日). オリジナルの2013年5月25日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130525221031/http://www.asahi.com/international/update/0526/TKY201305250396.html 2013年5月26日閲覧。 
  27. ^ “バチカン銀行幹部を事実上の更迭 法王が経営透明化本腰”. 朝日新聞. (2013年7月2日). オリジナルの2013年7月5日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130705210947/http://www.asahi.com/international/update/0702/TKY201307020020.html 2013年8月21日閲覧。 
  28. ^ バチカン市国国鉄 変わりダネ国際列車
  29. ^ デノーラ砂和子 (2008年10月31日). “天使が配達?!絵葉書送るならバチカン郵便局”. all about. https://allabout.co.jp/gm/gc/78028/2/ 2017年10月23日閲覧。 バチカンの郵便ポストに手紙を投函するときは、うっかりイタリアの切手を貼らないように注意しましょう。
  30. ^ 辻田希世子 (2002年4月1日). “劣悪イタリア郵便事情の改善に 日本人が立ち上がった!”. Cafeglobe.com. カフェグローブ・ドット・コム. 2002年6月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年1月10日閲覧。
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  35. ^ Comunicado Prensa”. www.theologia.va. 2023年6月8日閲覧。
  36. ^ ReL (2023年1月28日). “La selección de críquet vaticana ya es oficial: seminaristas británicos, curas de India, Pakistán...” (スペイン語). https://www.religionenlibertad.com. 2023年6月8日閲覧。
  37. ^ Argentina's Jorge Mario Bergoglio elected Pope Francis”. BBC (2013年3月14日). 2017年6月19日閲覧。
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バチカン市国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 13:52 UTC 版)

世界遺産の一覧 (ヨーロッパ)」の記事における「バチカン市国」の解説

詳細は「バチカンの世界遺産」を参照 画像登録名登録年分類登録基準ID備考 ローマ歴史地区、教皇領とサン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂 1980年1990年拡大文化 (1), (2), (3), (4), (6) 91 イタリア共有バチカン管轄下にある構成資産への拡大1990年)。 バチカン市国 1984年 文化 (1), (2), (4), (6) 286

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バチカン市国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 17:10 UTC 版)

バチカン」の記事における「バチカン市国」の解説

このような不健全な関係を修復すべくイタリア政府バチカンの間で折衝続けられたが、1929年2月11日になってようやく教皇ピウス11世全権代理ガスパッリ枢機卿ベニート・ムッソリーニ首相との間で合意成立し3つのラテラノ条約締結された。条約教皇庁教皇領権利放棄するかわりにバチカン独立国家とし、イタリアにおけるカトリック教会特別な地位保証するものであった。この措置イタリア国民にも広く支持され、「教皇との和解」を実現したムッソリーニ独裁体制はより強固なものとなった詳細は「ライヒスコンコルダート」および「ルートヴィヒ・カース」を参照 詳細は「第2バチカン公会議」を参照 1984年になると再び政教条約締結されイタリアにおけるカトリック教会特別な地位などのいくつかの点が、信教の自由考慮して修正された。

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バチカン市国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 02:47 UTC 版)

国際連合」の記事における「バチカン市国」の解説

バチカン市国は、伝統的に国家としての法主体性を認められているが、国際的な中立維持するためとしてオブザーバー参加選択している。

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バチカン市国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 23:09 UTC 版)

恩赦」の記事における「バチカン市国」の解説

en:Vatican leaks scandal」も参照 バチカン市国では、2012年12月22日法王庁機密文書大量に流出させた罪で収監されていた元執事が、恩赦された事例がある。このときは教皇ベネディクト16世が自ら元執事のもとを訪れ恩赦伝えた

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「バチカン市国」を含む「恩赦」の記事については、「恩赦」の概要を参照ください。


バチカン市国(規定無し、実態は事実上廃止)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 23:16 UTC 版)

世界の死刑制度の現状」の記事における「バチカン市国(規定無し実態事実上廃止)」の解説

バチカン市国には、死刑に関する規定存在しない。これはバチカン主権国家ありながら、全カトリック教会総本山という立場上、刑法その他の法律独自に有していないためである。ただし、犯罪及び刑罰に関する法律イタリア法律適用される前述通りイタリアで死刑全廃されているため、バチカンでも死刑事実上廃止されている。 カトリック教会伝統的な見解では、「報復のための死刑不可犯罪予防威嚇のための死刑人命救助観点から可」という教義上の立場をもち、長くその立場維持している。しかし、「近代社会においては終身刑によって犯人再犯予防および他の犯罪者に対して威嚇役目は十分果たされている」との見解示しており、現在では「全ての命は神聖である」として死刑には反対している。また現代多く死刑が「報復」の役目果たしていることにも言及し死刑憎悪復讐心に満ちた行為」「罪をもって罪を裁くことは殺人である」と表明している。 ただし、一部極貧途上国最貧国とされる国々中でもカトリック信徒国民多数派占めアフリカ諸国念頭においていると考えられるにおいては近代国家並み懲役制度維持不可能な場合」があり、この場合凶悪犯罪者を社会から隔離することができない場合もあることを認めており、この場合例外として全カトリック教会総本山である教皇庁バチカン)は「死刑やむなし」との見解示している。

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バチカン市国

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/12 15:59 UTC 版)

近衛兵」の記事における「バチカン市国」の解説

ローマ教皇庁 現在のローマ教皇庁にはスイス衛兵置かれている。スイス衛兵は、ローマ教皇ユリウス2世によって、1506年創設される1527年ローマ略奪に際してスイス衛兵が自らを犠牲にして、教皇クレメンス7世守護したことから、爾来ローマ教皇庁衛兵スイス人に限られることとなる。 詳細は「バチカンのスイス衛兵」を参照 バチカンのスイス衛兵隊。 儀式参加中のスイス衛兵隊。 サン・ピエトロ大聖堂出入口警備を行うスイス衛兵裏門警備を行うスイス衛兵

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