ハゲ頭のパラドックス
砂山のパラドックス
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砂山のパラドックス(すなやまのパラドックス、英: paradox of the heap)は、述語の曖昧性から生じるパラドックスである。古典ギリシア語で"heap"を意味する「ソリテス」(σωρίτης、sōritēs)にちなんで[注釈 1]、ソリテス・パラドックス、ソライティーズ・パラドックス(英: sorites paradox)とも呼ばれる。
注釈
出典
- ^ Hyde, Dominic, "Sorites Paradox", The Stanford Encyclopedia of Philosophy (Fall 2005 Edition), Edward N. Zalta (ed.)
- 1 砂山のパラドックスとは
- 2 砂山のパラドックスの概要
- 3 参考文献
ハゲ頭のパラドックス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/10 03:36 UTC 版)
「砂山のパラドックス」の記事における「ハゲ頭のパラドックス」の解説
「髪の毛が一本もない人はハゲである」(前提1) 「ハゲの人に髪の毛を一本足してもハゲである」(前提2) ここで前提1に前提2を繰り返し適用していく(つまりツルッパゲの人に髪の毛を一本ずつ足していく)。そして次の結論を得る。 「よって全ての人はハゲである」(結論)
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ハゲ頭のパラドックス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/29 15:57 UTC 版)
「パラドックス」の記事における「ハゲ頭のパラドックス」の解説
ハゲ(ここでは「髪の薄い人」の意)に数本の毛を追加してもハゲである。毛を追加する操作を何度も繰り返す事で、全ての人がハゲだと分かる。砂山のパラドックスの起源とされる。
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ハゲ頭のパラドックス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 22:48 UTC 版)
「数学的帰納法」の記事における「ハゲ頭のパラドックス」の解説
数学的帰納法を意図的に誤用したジョークとして、次のようなものがある: 髪の毛が一本もない人はハゲである。ハゲの人に髪の毛を一本足してもやっぱりハゲである。よって数学的帰納法により、全ての人はハゲている。 もちろんこの「証明」には理論上の根本的な問題点がある。この「証明」の問題点は、「ハゲ」の定義を厳密に毛が何本以下であるかで与えることができない点、もしくは「ハゲ」を定義できたとして、任意の「ハゲ」に髪の毛を一本足したときに、必ず「ハゲ」になる訳ではない点にある。以上のような論法の起源は、古代ギリシャの哲学者ミレトスのエウブリデス (en) が作ったとされるハゲ頭のパラドックス (Paradox of the Bald Man)に帰せられる。これは砂山のパラドックスの起源としても知られる。 前述のジョークにはさまざまなバリエーションがあるが、いずれも「少量の増加程度では大差ない。よって数学的帰納法より沢山の増加でも差はない」という誤謬を利用している。
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