ニセセマルヒョウホンムシ/とは? わかりやすく解説

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ニセセマルヒョウホンムシ

ヒョウホンムシ類 Ptinidae
ホシカムシ類 Cleridae

ニセセマルヒョウホンムシ

この害虫属する群
食品害虫(9) ヒョウホンムシとホシカムシ
主な種類
ヒョウホンムシ
 ニセセマルヒョウホンムシ Gibbium aequinoctiale Boieldieu
 ナガヒョウホンムシ Ptinus japonicus Reitter
カムシ類
 アカアシホシカムシ Necrobia rufipes (DeGeer)
 アカクビホシカムシ Necrobia ruficollis (Fabricius)
 ルリホシカムシ Necrobia violacea (Linne)
形態
 ニセセマルヒョウホンムシは体長2.5mm赤褐色で強い光沢があり、卵形後方背面著しく隆起している。また左右の翅が融合しており、後翅がない(飛翔できない)。ナガヒョウホンムシ雌雄異形、雄は細長い体形、雌は丸み帯びた体形をしている。
 ホシカムシ類は体長3.5~6mmで触角先端太く丸まり表面ルリ色光沢がある甲虫アカクビホシカムシ胸部から上翅の付け根にかけてが橙色。アカアシホシカムシとルリホシカムシは全体ルリ色であるが、前者は脚が赤褐色である。
分布
 ニセセマルヒョウホンムシはほぼ全世界分布し日本では本州以南各地見られるナガヒョウホンムシ日本全土分布する
 ホシカムシ類3種はいずれ世界各地分布するが、アカアシホシカムシは本州以南分布するアカクビホシカムシ、ルリホシカムシは日本全国分布する
被害
 ニセセマルヒョウホンムシは動物標本など乾燥動植物質を加害する。ナガヒョウホンムシ動物標本以外に、煮干固形飼料毛織物米ぬかトウモロコシ粉からも発生する
 アカクビホシカムシ、アカアシホシカムシ、ルリホシカムシは、干魚などの乾物ペットフード飼料トウモロコシ粉や加工食品から発生する
 これらは食品迷入して混入異物となることもある。
生態
 ヒョウホンムシ類は、いずれも乾燥動植物質を食害するほか、殺そ剤混ぜた飼料ネズミ死骸からも発生するため、一般家屋ビル天井裏などでもよく発見される。ニセマルヒョウホンムシは、左右の翅が融合しており、後翅がないため、飛ぶことはできない30条件下で卵から成虫までに2ヶ月程度要し成虫寿命は3~4ヶ月程度である。ナガヒョウホンムシは、好条件下では年に2~3世代を繰り返し成虫または幼虫越冬し耐寒性が強い。幼虫球形の巣を餌の表面作りその内部を食べる。光に飛来する
 ホシカムシ類の生態不明な点が多いが、年に3回ほど発生し越冬は主に幼虫で行う。光に飛来することもある。

ニセセマルヒョウホンムシ

和名: ニセセマルヒョウホンムシヒョウホンムシ科]
英名: spider beetle
学名: Gibbium aequinoctialeBoieldieu [Ptinidae]
ニセセマルヒョウホンムシ
ニセセマルヒョウホンムシ
分布 日本を含むアジアアメリカ大陸分布する
形態 成虫の背は盛り上がり茶褐色光沢が強い。体長1.9-3mm。
加害する食品 劣化した米糠等、腐敗動植物質を食する
加害形態  
防除方法  
その他 別名(偽背丸標本虫



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