ドブタミンとは? わかりやすく解説

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ドブタミン

分子式C18H23NO3
その他の名称化合物81929、ドブタミン、Compound 81929、Dobutamine、(±)-Dobutamine、(±)-ドブタミン、dl-Dobutamine、dl-ドブタミン
体系名: rac-4-[2-[[(R*)-3-(p-ヒドロキシフェニル)-1-メチルプロピル]アミノ]エチル]ピロカテコール、rac-4-[2-[[(R*)-3-(4-ヒドロキシフェニル)-1-メチルプロピル]アミノ]エチル]-1,2-ベンゼンジオール


(−)‐ドブタミン

分子式C18H23NO3
その他の名称(-)-ドブタミン、(-)-Dobutamine、(-)-4-[2-[[3-(4-Hydroxyphenyl)-1-methylpropyl]amino]ethyl]-1,2-benzenediol
体系名:(-)-4-[2-[[3-(4-ヒドロキシフェニル)-1-メチルプロピル]アミノ]エチル]-1,2-ベンゼンジオール


ドブタミン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 00:42 UTC 版)

ドブタミンINN、dobutamine)は、急性心不全心停止の治療の際に、一時的に用いられる場合のある、アドレナリン受容体アゴニストの1つである。主に交感神経系β1受容体を直接作動させる。また、弱いがβ2アドレナリン受容体とα1アドレナリン受容体の活性化作用も持つ。なお、ドーパミンとは異なりノルアドレナリンの放出を引き起こさないため、心拍数や血圧にはほとんど影響せずに心拍出量を増加させる[1][2][3]


注釈

  1. ^ イソプレナリン(INN:isoprenaline)は、イソプロテレノール(英語:isoproterenol)とも呼ばれる。

出典

  1. ^ 獣医学大辞典編集委員会『明解獣医学辞典』チクサン出版社、1991年。ISBN 4885006104
  2. ^ Donald C. Plumb、佐藤宏他監訳『プラム 動物用医薬品ハンドブック 原書第3版』ワハ、2003年。
  3. ^ 伊藤勝昭他編集 (2004). 新獣医薬理学 第二版. 近代出版. ISBN 4874021018 
  4. ^ a b ドブトレックス注射液100mg 添付文書” (2009年6月). 2016年4月30日閲覧。
  5. ^ a b ドブトレックスキット点滴静注用200mg/ドブトレックスキット点滴静注用600mg 添付文書” (2009年6月). 2016年4月30日閲覧。
  6. ^ Rang HP, Dale MM, Ritter JM, Flower RJ. Rang and Dale's Pharmacology 
  7. ^ Shen, Howard (2008). Illustrated Pharmacology Memory Cards: PharMnemonics. Minireview. p. 6. ISBN 1-59541-101-1 
  8. ^ 柴崎 正勝・赤池 昭紀・橋田 充(監修)『化学構造と薬理作用 - 医薬品を化学的に読む』 p.85 廣川書店 2010年10月20日発行 ISBN 978-4-567-46240-2 (注記:これは第1版。)
  9. ^ a b 柴崎 正勝・赤池 昭紀・橋田 充(監修)『化学構造と薬理作用 - 医薬品を化学的に読む』 p.86 廣川書店 2010年10月20日発行 ISBN 978-4-567-46240-2 (注記:これは第1版。)
  10. ^ Parker K, Brunton L, Goodman LS, Blumenthal D, Buxton I (2008). Goodman & Gilman's manual of pharmacology and therapeutics. McGraw-Hill Medical. pp. 159. ISBN 0-07-144343-6 
  11. ^ Tibayan FA, Chesnutt AN, Folkesson HG, Eandi J, Matthay MA (1997). “Dobutamine increases alveolar liquid clearance in ventilated rats by beta-2 receptor stimulation”. Am. J. Respir. Crit. Care Med. 156 (2 Pt 1): 438–44. doi:10.1164/ajrccm.156.2.9609141. PMID 9279221. 
  12. ^ Tuttle RR, Mills J (January 1975). “Dobutamine: development of a new catecholamine to selectively increase cardiac contractility”. Circ Res 36 (1): 185–96. doi:10.1161/01.RES.36.1.185. PMID 234805. http://circres.ahajournals.org/cgi/reprint/36/1/185. 


「ドブタミン」の続きの解説一覧

ドブタミン(DOB)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/30 09:15 UTC 版)

昇圧剤」の記事における「ドブタミン(DOB)」の解説

ドブタミンは合成カテコラミンであり、強力なβ1刺激作用をもつ。α作用軽度であり、高用量10γ以上)の投与ならない十分な血管収縮起こりにくいと考えられている。商品名としてはドブトレックスが有名である。通常は5γから開始し20γまで増量可能である。心臓の酸素消費量ドパミンほど増加しないこと、不整脈発生頻度が低いことから、虚血性心疾患好まれる

※この「ドブタミン(DOB)」の解説は、「昇圧剤」の解説の一部です。
「ドブタミン(DOB)」を含む「昇圧剤」の記事については、「昇圧剤」の概要を参照ください。

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