トレセーナ
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トレセーナ(trecena)とは、アステカ暦の260日周期(トナルポワリ)について記した書物(トナラマトル)における単位で、13日間をいう。
- ^ a b Miller & Taube (1993) pp.172-173
- ^ Aubin Tonalamatl, ワールド・デジタル・ライブラリ
- ^ Codex Tonalamatl Aubin, FAMSI
- ^ Codex Borbonicus, FAMSI
- 1 トレセーナとは
- 2 トレセーナの概要
トレセーナ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/07 05:24 UTC 版)
詳細は「トレセーナ」を参照 トナルポワリにおいて、260日間が13×20日に分けられて用いられたことは先述の通りである。学者らは通常、13日間の 「週」をトレセーナと呼んでいる。例えばスペイン語の「ドセーナ (docena、1ダース)」という語が、「ドセ (doce、12)」から派生したことと同様に、「トレセ(trece、13)」という語から派生したスペイン語を用いている。しかしながら、この単語が、原語であるナワトル語でどう呼ばれたかは知られていない。 各トレセーナは、そのトレセーナの13日間中で最初の日の暦日に従って命名される。さらに、260日間の周期中の、20のトレセーナのそれぞれは、それ自身の守護神を持っていたという。これについては下表を参照されたい。 トレセーナ守護神トレセーナ守護神1 ワニ オメテオトル 1 サル パテカトル 1 ジャガー ケツァルコアトル 1 トカゲ イツラコリウキ 1 シカ テペヨロトル 1 揺れ トラソルテオトル 1 花 ウェウェコヨトル 1 イヌ シペ・トテック 1 アシ チャルチウィトリクエ 1 家 イツパパロツル 1 死 トナティウ 1 ハゲワシ ショロトル 1 雨 トラロック 1 水 チャルチウトトリン 1 草 マヤウェル 1 風 チャンティコ 1 ヘビ シウテクトリ 1 ワシ ショチケツァル 1 火打ち石 ミクトランテクートリ 1 ウサギ シウテクトリ
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