トリプル・ダブル達成事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/18 16:32 UTC 版)
「リッキー・デイビス」の記事における「トリプル・ダブル達成事件」の解説
キャブスのエースとしてプレーしていた02-03シーズンの本拠地でのユタ・ジャズ戦で、デイビスはキャリア初のトリプル・ダブルまであと1リバウンドと迫っていた。このとき、デイビスは前代未聞の暴挙に出る。タイムアウトが明け味方からインバウンズ・パスを受け取ると、攻め込むべき相手陣地へ向かわず自軍のゴールに向かってドリブルして行き、そのまま自軍ゴールにレイアップシュート、わざとリングの下にボールをあて自らリバウンドをキャッチしたのである。この行動に相手チームだったジャズのジェリー・スローンヘッドコーチは激怒し、すぐさまデショーン・スティーブンソンにファールを指示、デイビスは思いきり体当たりを喰らった。当然ながらアリーナのファンも大ブーイング。トリプル・ダブルの記録は間もなく取り消され、アメリカのメディアもデイビスに対し容赦なく批判をぶつけた。 この事件がきっかけでデイビスのイメージは「自分勝手な男」として固まったが、セルティックス移籍後は一変し、ポール・ピアース、ゲイリー・ペイトンらのフォローを淡々とこなした。 本人もこのことに関しては反省しており、「あの時自分は若かった」と述べている。
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