トランスポートプロトコルとは? わかりやすく解説

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トランスポート・プロトコル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 15:22 UTC 版)

トランスポート層」の記事における「トランスポート・プロトコル」の解説

トランスポート・プロトコルは、トランスポート層第四層)の通信プロトコルである。インターネットにおける2大トランスポート・プロトコルとして、コネクション型の「TCP」(Transmission Control Protocol)と、コネクションレス型の「UDP」(User Datagram Protocol)がある。その他、Datagram Congestion Control ProtocolDCCP)やStream Control Transmission ProtocolSCTP)が有るトランスポート層通常ホストコンピュータオペレーティングシステム上のプロセス制御されルータスイッチには制御されない通常トランスポート層は、ネットワーク層第三層)によって提供され信頼性低く極めて基本的なサービスを、より強力な物へ転換するTCP/IPモデルでは、トランスポート層ホストコンピュータ上の適切なアプリケーションプロセスにデータ配送する責任有る。これは異なったアプリケーション・プロセスからのデータ統計的多重化、すなわちデータパケット化、およびトランスポート層の各データ・パケット・ヘッダへの送信元/送信先ポート番号追加を伴う。送信元および送信先IPアドレスと共に、そのポート番号はネットワーク・ソケット、すなわちプロセス間通信識別アドレス構成するOSI参照モデルでは、この機能セッション層対応しているいくつかのトランスポート層プロトコル例えUDPでなくTCP)では、仮想回線の対応、言い換えれば基礎的なパケット指向のデータグラムネットワーク越しコネクション型通信提供するバイトストリームはアプリケーション・プロセスに対してパケット・モード通信隠蔽したまま配信される。これはコネクション確立セグメント呼ばれるパケットへのデータ・ストリーム分割セグメント番号付け不規則に並ぶデータ並べ換え伴って実現される最終的にいくつかのトランスポート層プロトコル例えUDPでなくTCP)は、始点から終点まで(エンド・ツー・エンド)の信頼できる通信、すなわち誤り検出コード自動再送要求ARQプロトコルによるエラー復旧提供するARQプロトコルは更に輻輳回避としても用いられるフロー制御提供する多くの非IPベース・ネットワーク(例えX.25フレームリレー、およびATM)では、トランスポート層よりはむしろネットワーク層データリンク層第二層)で、コネクション指向通信実装されている。X.25電話網モデム、および無線通信システムでは、信頼できるノードノード通信がより下位プロトコル層実装されている。 OSI/X.25プロトコル・スイートでは、(TP0としても知られ最低限エラー復旧提供するクラス0から(TP4としても知られインターネット似た信頼ネットワーク用に設計された)クラス4まで、五つクラスOSI トランスポート・プロトコルが存在する

※この「トランスポート・プロトコル」の解説は、「トランスポート層」の解説の一部です。
「トランスポート・プロトコル」を含む「トランスポート層」の記事については、「トランスポート層」の概要を参照ください。

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