トックヴィルとは? わかりやすく解説

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トックビル【Charles Alexis Henri Clérel de Tocqueville】

読み方:とっくびる

[1805〜1859]フランスの歴史家・政治家。1849年外相就任ルイ=ナポレオンクーデター反対して逮捕され政界を退く。著「アメリカ民主主義」「旧制度フランス革命」など。


トックヴィル

名前 Tocqueville

アレクシ・ド・トクヴィル

(トックヴィル から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/31 00:11 UTC 版)

アレクシ[注釈 1]=シャルル=アンリ・クレレル・ド・トクヴィル: Alexis-Charles-Henri Clérel, comte de Tocqueville [a.lɛk.si‿də tɔk.vil][1]1805年7月29日 - 1859年4月16日)は、フランス人政治思想家法律家政治家裁判官からキャリアをスタートさせ、国会議員から外務大臣まで務め、3つの国権(司法行政立法)全てに携わった。


注釈

  1. ^ フランス語のAlexisの語尾の-sは黙字だが(fr:wikt:Alexis 参考)、日本語の翻訳文献では小山勉訳『旧体制と大革命』(ちくま学芸文庫、1998年)や喜安朗訳『フランス二月革命の日々 トクヴィル回想録』(岩波文庫、1988年)など、アレクシス・ド・トクヴィルと表記されることが多い。ただし、松本礼二訳『アメリカのデモクラシー』(岩波文庫、2005年)では「アレクシー・シャルル・アンリ・モリス・クレレル・トクヴィル」と表記している。
  2. ^ 犬塚元は以下のように解説している。

    福沢は『分権論』でトクヴィルの議論を正確になぞり、政治と行政を区別して行政の分権を説いた。これは、不平士族を地方自治で活用するための時論だった[2]

  3. ^ この訳は多数重版しているが、訳文そのものが難解で、研究者などから批判(阿川尚之も読書アンケートで批判、下記の研究文献でも「参考文献」に挙げられていない)が多い。

出典

  1. ^ ネイティヴによる「Alexis de Tocqueville」の発音”. Forvo. 2014年4月1日閲覧。
  2. ^ 犬塚元 (2022年1月8日). “「トクヴィルと明治思想史」書評 読み替えと継承のダイナミズム”. 朝日新聞. 2023年6月23日閲覧。
  3. ^ 室橋祐貴 (2016年9月4日). “<アメリカ大統領選>終焉に近づくトランプ現象とその先”. ハフポスト. 2018年7月29日閲覧。
  4. ^ 福井順子. “蘇峰が読んだトクヴィル -手沢本の解説と翻刻-”. 2014年9月27日閲覧。


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