デュアルレーザートラッキングテクノロジー
デュアルレーザートラッキングテクノロジーとは、マウスのトラッキング(位置読み取り)技術の中でも、マウスの底部から発せられたレーザーの反射光から周波数の変化を読み取ることで動きを測定する技術のことである。米Logitech社とオランダのフィリップス(Phillips)社によって共同で開発された。
一般的な光学式マウス(オプティカルウマウス)に採用されている光学式センサーやレーザーセンサーは、マウスの接地面を照射し、接地面を画像データとして取り込む方式によって位置を感知する。デュアルレーザートラッキングテクノロジーは、2本のレーザーを同時に照射し、跳ね返ってきたレーザー光の周波数の変化をセンサーがマウスの動きの方向や速さとして感知・測定する。2つのレーザーの照射によって、スチールなどの光沢面、ペイント、木目といった(従来は読み取りが困難だった)表面でも、精度の高い読み取り行うことが可能となっている。ちなみに解像度は800dpiである。
日本では、Logitechの日本法人である株式会社ロジクールが、デュアルレーザートラッキングテクノロジーを搭載したワイヤレスマウス「V400 Laser Cordless Mouse for Notebooks」を発売する。
V400 Laser Cordless Mouse for Notebooks オレンジ
「V400」は5ボタンのコードレスマウスで、2.4GHz帯のデジタル無線によって半径10mまでの遠隔操作に対応する。USBで接続可能な受信機(レシーバー)をマウス本体から取り出すことで電源がONになり、レシーバーを本体に収納すると電源がOFFになるという仕組みを取る。また、マウス本体に電池残量を表すインジケーターが備わっており、電池の替えどきを事前に知ることができる機能も備えている。
参照リンク
ロジクールのホームページ
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