テイクス・オフとは? わかりやすく解説

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テイクス・オフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/08 20:26 UTC 版)

『テイクス・オフ』
ジェファーソン・エアプレインスタジオ・アルバム
リリース
録音
時間
レーベル RCAレコード
プロデュース
  • マシュー・カッツ
  • トーマス・オリヴァー
専門評論家によるレビュー
AllMusic Rating link
ジェファーソン・エアプレイン アルバム 年表
  • テイクス・オフ
  • (1966年 (1966)
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テイクス・オフ』(Jefferson Airplane Takes Off) は、アメリカ合衆国ロックバンドジェファーソン・エアプレインが1966年に発表したデビュー・アルバムである。

解説

マーティ・バリンポール・カントナーが結成したバンドは、1965年7月までにバリン(ヴォーカル)、カントナー(ヴォーカル、ギター)、シグニー・トリー・アンダーソン(ヴォーカル)、ボブ・ハーヴェイ(ベース)、ジェリー・ペロクィン[1](ドラムス)、ヨーマ・カウコネン(リード・ギター)の顔ぶれを揃え[2]、最後に加入したカウコネンの提案でジェファーソン・エアプレインと名付けられた[2]

彼等はマシュー・カッツとマネージメントの契約を結び[3]、サンフランシスコのナイトクラブで活動した。やがてサンフランシスコ・クロニクル紙に取り上げられ[4]、レコード会社の注目を集め始めた。まもなくハーヴェイとペロクィンに代えて、ジャック・キャサディ[5]アレックス・スキップ・スペンス[6]を迎えた。カッツは彼等に関心を示してきたRCAレコード[注釈 1]との契約を成立させるために、メンバーに改めて自分との正式な契約書にサインさせた[7]。11月、RCAレコードはマシュー・カッツ・プロダクション用とジェファーソン・エアプレイン用の二つの契約書にサインし、後者に前金の25000ドルと「十分な製作費」を支払った[8]

12月、彼等はロサンゼルスに向かい、ハリウッドのRCAのスタジオで本作の制作を開始した[9]

収録曲

邦題は日本盤に準拠[10]。リード・ヴォーカルの記載がない曲はマーティ・バリンによる。

CD

# タイトル 作詞・作曲 リード・ヴォーカル 時間
1. 「エアプレインのブルース Blues from an Airplane」 Marty Balin, Alex Spence  
2. 「レット・ミー・イン Let Me In」 Balin, Paul Kantner Kantner
3. 「ブリンギング・ミー・ダウン Bringing Me Down」 Balin, Kantner  
4. 「イッツ・ノー・シークレット It's No Secret」 Balin  
5. 「タバコ・ロード Tobacco Road John D. Loudermilk  
6. 「カム・アップ・ザ・イヤーズ Come Up the Years」 Balin, Kantner  
7. 「ラン・アラウンド Run Around」 Balin, Kantner Kantner
8. ゲット・トゥゲザー Let's Get Together」 Chet Powers Kantner, Signe Toly Anderson, Balin
9. 「ドント・スリップ・アウェイ Don't Slip Away」 Balin, Spence  
10. 「ショーファー・ブルース Chauffeur Blues Lester Melrose, Memphis Minnie Anderson
11. 「アンド・アイ・ライク・イット And I Like It」 Balin, Jorma Kaukonen  
合計時間:

オリジナルLP

A面
# タイトル 作詞・作曲 リード・ヴォーカル 時間
1. 「エアプレインのブルース Blues from an Airplane」 Marty Balin, Alex Spence  
2. 「レット・ミー・イン Let Me In」 Balin, Paul Kantner Kantner
3. 「ブリンギング・ミー・ダウン Bringing Me Down」 Balin, Kantner  
4. 「イッツ・ノー・シークレット It's No Secret」 Balin  
5. 「タバコ・ロード Tobacco Road John D. Loudermilk  
合計時間:
B面
# タイトル 作詞・作曲 リード・ヴォーカル 時間
1. 「エアプレインのブルース Blues from an Airplane」 Marty Balin, Alex Spence  
2. 「レット・ミー・イン Let Me In」 Balin, Paul Kantner Kantner
3. 「ブリンギング・ミー・ダウン Bringing Me Down」 Balin, Kantner  
4. 「イッツ・ノー・シークレット It's No Secret」 Balin  
5. 「タバコ・ロード Tobacco Road John D. Loudermilk  
6. 「カム・アップ・ザ・イヤーズ Come Up the Years」 Balin, Kantner  
7. 「ラン・アラウンド Run Around」 Balin, Kantner Kantner
8. ゲット・トゥゲザー Let's Get Together」 Chet Powers Kantner, Signe Toly Anderson, Balin
9. 「ドント・スリップ・アウェイ Don't Slip Away」 Balin, Spence  
10. 「ショーファー・ブルース Chauffeur Blues Lester Melrose, Memphis Minnie Anderson
11. 「アンド・アイ・ライク・イット And I Like It」 Balin, Jorma Kaukonen  
合計時間:

参加ミュージシャン

脚注

注釈

  1. ^ RCAレコードはそれまでロック・バンドと契約を結んだことはなかった。

出典

  1. ^ Discogs”. 2025年11月8日閲覧。
  2. ^ a b Tamarkin (2024), p. 32.
  3. ^ Tamarkin (2024), p. 34.
  4. ^ Tamarkin (2024), pp. 40–41.
  5. ^ Tamarkin (2024), p. 46.
  6. ^ Tamarkin (2024), pp. 41–42.
  7. ^ Tamarkin (2024), pp. 51–52.
  8. ^ Tamarkin (2024), p. 58.
  9. ^ Tamarkin (2024), p. 61.
  10. ^ Discogs”. 2025年10月19日閲覧。

引用文献

  • Tamarkin, Jeff (2024). Got a Revolution!: The Turbulent Flight of Jefferson Airplane. Atria Books. ASIN B00AK80EKI 



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