ターンブル‐ブルー【Turnbull's blue】
読み方:たーんぶるぶるー
「紺青」に同じ。
紺青
(ターンブル-ブルー から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/21 07:30 UTC 版)
紺青(こんじょう)とは、鉄のシアノ錯体に過剰量の鉄イオンを加えることで、濃青色の沈殿として得られる顔料である。日本古来の天然顔料である岩紺青と区別するために花紺青と呼ぶことがある。ただし一般的には花紺青とはスマルトの別称である。
注釈
- ^ 英: Color Index Generic Name
- ^ 英: Pigment Blue 27
- ^ 英: iron blue
- ^ 英: prussian blue
- ^ 英: berlin blue
- ^ 英: turnbull's blue
- ^ 英: milori blue
- ^ 英: chinese blue
- ^ チャイナブルーとは別色
- ^ 英: paris blue
- ^ 江戸期の日本ではドイツの首都名「ベロリン(ベルリン)」に因み、「ベロ藍」と呼ばれた。
- ^ ヘキサシアニド鉄(II)酸塩について、上記のヘキサシアニド鉄(II)酸カリウム(K
4[Fe(CN)
6])はプルシアンブルー (KFe[Fe(CN)
6]) とは別物である。 - ^ ヘキサシアニド鉄(II)酸カリウムは非常に安定で水溶液中でシアン化物イオン (CN−
) を放出せず毒性は低いが、ヘキサシアニド鉄(III)酸カリウム (K
3[Fe(CN)
6]) はやや不安定で、CN−
を遊離するので有毒である。ここで言う有毒とは一定の条件下での主に水生生物を対象とする作用についてで、人体に対してではない。ヒトの肝臓は一時間あたり数十ミリグラムのシアンを無毒化する能力を持つため、シアノ錯体が分解して発生するシアンは少量であれば問題にならない(人が試薬を舐めても平気だが、排水中に経常的に含まれていると放流先の生態系がダメージを受ける、といった意味)。
出典
- ^ 村上哲 2020, p. 159-160.
- ^ プルシアンブルー;新しい応用とそのナノ粒子 (PDF) THE CHEMICAL TIMES 2013 No.3(通巻229号)p.23-27
- ^ プルシアンブルー使用に関する注意喚起 放射線医学総合研究所 緊急被ばく医療研究センター (PDF)
- ^ ラディオガルダーゼ®カプセル500mg 日本メジフィジックス
- ^ FACT SHEET Prussian Blue CDC Radiation Emergencies
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