タッチ-タイピングとは? わかりやすく解説

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タッチ‐タイピング【touch-typing】


タッチタイピング

別名:ブラインドタッチ
【英】touch typing, blind touch

タッチタイピングとは、キーボードによる情報入力タイピング)において、打鍵するキー目視確認せずディスプレイ見たまま正確にキーボード入力を行うことである。

タッチタイピングができるようになると、入力の際にキーボード視線を落とす手間を省くことができるので、キーボード入力時間労力大幅に削減することができる。また、より「デキる人物見えるというメリットもある。

タッチタイピングを習得するには、キーボード上のキーの配置把握し、各指が各キー誤りなく押すための総合的な感覚身につける必要がある。そのためには初動において常に手が定位置にあることが望ましい。そのような手の定位置ホームポジション呼ばれる一般的なキーボードには、ホームポジション両手人差し指触れる[F]および[J]のキートップに、わずかに凸が設けられている。これによって、キーボードを見なくても触覚ホームポジション把握できる。なお、PC/AT互換機では[F]と[J]にあるが、Macintoshでは[D]と[K]のキーにある場合もある。

理想的なタッチタイピングを行うための各キーを押す指の対応関係は、ある程度決まっている。正しいタッチタイピングを習得するための教材として、各種タイピングソフト提供されている。実際に文章入力作業を行ううちに身に着いていく場合も多い。

なお、タッチタイピングは従来ブラインドタッチとも呼ばれていた。ブラインドblind)は盲目という意味である。今日ではほとんどの場合にタッチタイピングの呼称用いられている。

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タッチタイピング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/26 21:06 UTC 版)

タッチタイピング: Touch typing)とは、パソコンタイプライターなどのキーボード入力を行う際に、キーボードのキーを見ないで、指先の感覚だけを頼りにしてキーを正確に打つタイピング技法[1]ブラインドタッチタッチメソッドとも呼ばれる[2]ピアノの鍵盤を見ないで弾く場合に「ブラインドタッチ」の呼称が使われることもある[注 1]


注釈

  1. ^ 松井瞳『ピアノ・ブラインドタッチ入門』(ドレミ楽譜出版社、2010年)、角聖子『ブラインドタッチで弾ける おとなのための楽しいピアノスタディ(1)』(音楽之友社、2018年)など。
  2. ^ 古瀬幸広によれば、調べたものの和製英語なのかはわからず、英語のblind touchを日本人が輸入したものの、アメリカではblindが差別的な用語とされ使われなくなった可能性が高いとしている[12]
  3. ^ blind という単語が「見ないで何かを行う」という意味を含んでおり、計器着陸のことを blind landing と言ったりする。中国語では現在も「盲打」と呼ばれる。
  4. ^ 習字の練習と同じである。

出典

  1. ^ a b "タッチタイピング". 講談社「IT用語がわかる辞典」. コトバンクより2022年5月24日閲覧
  2. ^ "タッチタイピング". 小学館「デジタル大辞泉」. コトバンクより2022年5月24日閲覧
  3. ^ QWERTY People Archive”. www.kanji.zinbun.kyoto-u.ac.jp. 2022年11月13日閲覧。
  4. ^ 『学習指導要領』文部省、1980年、21頁。 
  5. ^ 音楽Ⅰ‐Ⅰ・音楽Ⅰ‐Ⅱ・音楽Ⅱ‐Ⅰ・音楽Ⅱ‐Ⅱの受講生(初心者)に対する教材、楽曲選定および楽曲解説、指導法の一考察”. 2022年11月13日閲覧。
  6. ^ タイプライタ教科書 : タツチメソード - 国立国会図書館デジタルコレクション、秋元正四『タイプライタ教科書 : タツチメソード』模範タイピスト養成所、1913年 コマ番号3
  7. ^ タイプライターの知識と練習 - 国立国会図書館デジタルコレクション、加茂正一『タイプライターの知識と練習』文友堂、1923年、p.33 コマ番号37(2021年8月16日閲覧)
  8. ^ 英文タイピスト要論. 第1巻 - 国立国会図書館デジタルコレクション、『英文タイピスト要論. 第1巻』大阪タイピスト女学校同窓会、1940年、p.67 コマ番号41(2021年8月16日閲覧)
  9. ^ 欧文タイプライチング : 附・欧文クラインシユミツト鍵盤鑽孔術 - 国立国会図書館デジタルコレクション、『欧文タイプライチング : 附・欧文クラインシユミツト鍵盤鑽孔術』逓信省電務局、1927年、p.37 コマ番号26(2021年8月16日閲覧)
  10. ^ a b 冨樫 1989a.
  11. ^ 冨樫 1989b.
  12. ^ 古瀬幸広『考える道具 - ワープロの創造と挑戦』青葉出版、1990年、pp.179-180
  13. ^ Sore back? 7 tips to stop your hours of computer use becoming a pain in the neck” (英語). BT.com. 2020年11月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月13日閲覧。
  14. ^ 打鍵数と入力速度比較”. NICOLA 日本語入力コンソーシアム. 2017年5月22日閲覧。


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