キシナホ酸サルメテロール
サルメテロール
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サルメテロール(Salmeterol)は、軽度の長時間作動型で吸入で用いるβ2アドレナリン受容体刺激剤(LABA)の1種であり、喘息または慢性閉塞性肺疾患の長期管理に用いられるが、後述の如く、急性増悪時には適さず、また、喘息の長期管理において、単剤として用いることは推奨されていない。最近では、定量噴霧式吸入器(MDI)またはドライパウダー吸入器(DPI)によって利用可能である。商品名はセレベント。
- ^ van Noord J. A. et al. (1999). “Addition of salmeterol versus doubling the dose of fluticasone propionate in patients with mild to moderate asthma”. Thorax 54 (3): 207-212 .
- ^ Medical Communications Resources (2006). Pocket Guide for Asthma Management and Prevention. Global Initiative for Asthma
- ^ a b U.S. Food and Drug Administration / Center for Drug Evaluation and Research. “Alert for Healthcare Professionals Salmeterol xinafoate (marketed as Serevent Diskus)”. 2008年4月9日閲覧。
- ^ British Thoracic Society & Scottish Intercollegiate Guidelines Network (SIGN). British Guideline on the Management of Asthma. Guideline No. 63. Edinburgh:SIGN; 2004. (HTML, Full PDF, Summary PDF)
- ^ Salpeter S. et al. (2006). “Meta-analysis: effect of long-acting beta-agonists on severe asthma exacerbations and asthma-related deaths”. Ann Intern Med 144 (12): 904-912. PMID 16754916 .
- ^ Krishna Ramanujan (2006年6月). “Common asthma inhalers cause up to 80 percent of asthma-related deaths, Cornell and Stanford researchers assert”. ChronicalOnline - Cornell University
- 1 サルメテロールとは
- 2 サルメテロールの概要
- 3 セレベント
- 4 関連項目
セレベント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 15:58 UTC 版)
「グラクソ・スミスクライン」の記事における「セレベント」の解説
長時間作動型吸入β2刺激薬(気管支拡張剤)。主成分はキシナホ酸サルメテロール。
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セレベント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/06 14:07 UTC 版)
サルメテロールは、1980年代にグラクソ・スミスクライン社によって販売・製造され、1990年にセレベント(Serevent)としてリリースされた。製造はAllen & Hanburys (UK)からライセンスを受けて行われている。 日本においてサルメテロールは吸入剤としてセレベントの商品名でキシナホ酸サルメテロールを主成分としてグラクソ・スミスクライン(GSK)より発売されている。セレベントは2006年時点の日本では唯一の長時間作用性吸入β2刺激薬に分類される薬剤で、日本での適応疾患は気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患 (COPD) の症状の緩解である。 喘息患者が使用する場合には、必ず抗炎症薬である吸入ステロイド薬等と併用することが必要であり、喘息予防・管理ガイドラインにおいても、吸入ステロイド薬との併用が推奨されている。 25(µg)ロタディスク・50(µg)ロタディスク・50(µg)ディスカスの3剤型があり、吸入方法が容易な50ディスカスが広く普及している。ロタディスクは円盤状の包装であり、ディスクヘラーにセットして針で包装を穿孔してからパウダーを吸入する。ディスカスはレバーを引くと容器内部で一定量のパウダーが送出され、それを吸入する。容器の色はいずれのタイプの吸入器でも緑色である。
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